ニュージーランドのナショナル党首が訴えるニュージーランドの分断
ニュージーランドは今やワクチンを打ったかどうかで分断されていると思いきやほかにもさまざまな分断がこの国に導入された。
導入したのは誰あろう今の政府といってもいいだろう。
ワクチンを打ったかどうかという分断は国内では非常に目立つが、一向にビザを与えられない移民と早々にビザを手に入れた移民なども一つの分断だ。
国民を分断して統治するというテクニックは古代ローマから脈々と受け継がれてきた政治のテクニックだが、この後は大体碌な結果になっていない。
ナショナル政党の新しい党首ことラクソンがレイバーがこの国にもたらした様々な分断について問題提起をしており、ワクチン義務化もやめるべきだという話をしている。
ジャシンダ・アーダーンという極左政治家をよいしょする書籍も出版され、いよいよもってこの国はイデオロギーに基づいて政治家が評価される時代に突入してしまった。
いくらジャシンダ・アーダーンが頑張っていようが社会が分断され、市民がお互いにいがみ合い、その裏ではなぜかファイザー以外のワクチンが輸入されず、治療薬についてもほとんどメディアに乗らないこの国のリーダーがろくな人間なのか。
今も貧富の差は広がり続けており、ウェリントンでは今日もデモが行われているが政府は全くの無視を決め込んでいるばかりか、外国にかぶれたやつらというようなレッテル張りをしている。
先日も書いたが、デモの排除に軍隊が投入されるのではという噂まで出ているのに、対外的には音楽で対抗などというとても牧歌的なニュージーランドという宣伝がされている。
はっきりというが、ニュージーランドはこのデモに対して何もしていないということは明確だ。
完全に無視しており、ジャシンダ・アーダーンは相手をする気が全くなく、いかに排除するかしか考えていない。このデモを相手することがおいしいと認識されたら急に話を聴く可能性はある。
歌で対抗などと書いているが一体このニュージーランドは何処の国のことだろうか、そんな平和的な状況では全くない。
ではなぜニュージーランドではワクチン義務化に対してここまでのデモが行われるのか、これは簡単だ。
このブログでもかねてより言っているが、自分の体に薬物を注入することを義務化するなどということは許されるべきではないからだ。
しかも注入する薬物が感染症を一切防ぐのかというと全くそんなこともない。
要はよくわからんが薬を打て、といわれて、はいそうですかと従う人が一体どのくらいいるのかという問題でもある。
しかも政府はこの点について一切説明をしていない。
しているかもしれないが、したという実績がインターネットのどこかにひっそりと掲載されているが、誰にも見つからないという可能性はある。なぜなら政府は「やった」という実績だけはしっかりと確保するからだ。
話を戻すと、ナショナル政党の党首ラクソンは、抗議活動をしている人々に耳を傾けるべきだ、と訴えている。
なぜここまでしつこくデモをやっているのか。
今のニュージーランド政府は国民の訴えを全く聞いていないといってもいい。
かつて移民たちが自分たちの家族に会えるようにしてほしいというデモをしたときにもクリス・ファーフォイは「それはない」とひどい対応をした。そのくらいに人々の言うことをきかない政府が今のレイバーでもある。
では改めてこの本の紹介にある彼女がやってきたことを見てみよう。
【アーダーン首相がしてきたことの一部】
・首相になったのちの出産時にもマスコミを通すことなく、インスタグラムでお知らせ。
・産休をとった世界初の首相(当初は事実婚)
・アメリカNYの国連総会で授乳。
・モスク乱射事件後、すぐに銃規制。
また信教の自由を約束し、犠牲者にさまざまな補償をする。
・先住民のマオリとの信頼関係を取り戻し、バイヤスのない歴史教育を必須に。
・国連気候行動サミットで、気候変動への取り組みを貿易の中心にと提案。
・コロナ禍でもSNSで真摯に語りかける。
→たった60秒の手続きで、48時間以内に多額の給付金が振り込まれる。
→国民の理解を得てロックダウン。→ゼロコロナを実現。
・人種と性的多様性に富んだ内閣を組閣。
・核兵器廃絶スピーチ動画を2020年8月6日ツイッターにアップ。
これを見てどう思うだろうか?さもすごい成果の様に見えるかもしれないが、首相になって出産、産休を取ったことでニュージーランドはニュージーランド・ファーストという最悪の政党に一時的に国のかじ取りを明け渡すことになった、
アメリカの国連総会で授乳したことが一体どれだけすごいのかわからない。初めてやったことはわかる。
モスク襲撃事件の後にすぐに銃規制をしていたが、そもそも銃管理をほとんどしていない社会だったことが明るみに出たことはスルー
マオリとの間でバイアスのない歴史教育を必須にしたというがこれまで会ったのかというほうが驚き
60秒の手続きで給付金が振り込まれるシステムを準備するまでにどのくらいかかったかわからないしコロナ対策によって国民の分断と統制が激しさを増した。そもそもその60秒の手続きは見つけるのにどのくらいかかるのか。
国民の理解なんか得ないでロックダウンもやっている。ある日急にやった。国民はコロナという未知のウィルスへの恐怖などから当初は政府によく従ったが、結局今やロックダウンなどだれも望んでいないのにジャシンダが独断でやるようになっている。
今やオミクロンが怒涛の様に感染者を増やしておりゼロコロナなどというのは存在していない。
そして何よりもこのリストを見ればわかるが、これまでどの政治家もやってこなかったことをやった、というだけでしかないという点だ。
銃規制についても結局銃の回収はほとんど達成できていない。
内閣も人種とかが多様なだけでわけのわからない大臣ばかりだ。クリス・ファーフォイやフィル・トワイフォードのどうしようもない感じやクリス・ヒプキンスの空気の読めなさ、こういったことを考えると、結局今の価値観に合わせて組閣しただけであり、個々人の能力は見ていないといってもいいかもしれない。
他の大臣がどうかは知らない。
この本がいかにプロパガンダめいているかはこのリストを見ればわかる。
やったことは書いているが、結果どうなったかは全く書いていないのかもしれない。
そういうわけで私はこの本がとても恐ろしい。恐ろしすぎて怖いもの見たさで読んでみたい気持ちもあるが、おそらく読むことはないだろう。いくらほめてみたところで目の前に現実のジャシンダ・アーダーンがいるのだから。
彼女の口から出てくるチーム5ミリオンと実際にこの国で起きていることのこの大きな矛盾を見れば書籍は必要ないが、この本に騙される人を少しでも減らすために買うべきだろうかというのが今から0.5秒だけ悩んで忘れるリストに追加された。
そういうわけでニュージーランドに来ることはお勧めしない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?