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2歳の姪っ子がキジブラザーの足をもぎ取って俺にくれた日。

 ゴールデンウィークで熊本に帰ってきている妹が俺へ遅めの誕生日プレゼントとしてドンブラスターとキジブラザーのフィギュアをくれた。今やってる戦隊ヒーロー、暴太郎戦隊ドンブラザーズのオモチャだ。いいよねドンブラザーズ。

両方ともいつか買おうと思っていたやつなので嬉しい。

 イェーイ。妹は妹の娘(以下姪っ子)とドンブラザーズを見始めて、今回初めて戦隊番組にハマったらしい。

 その場で開封して妹自身が姪っ子と遊び狂っていた。
 上のツイートの写真ではドンブラスターは妹が握っているが、2歳の姪っ子が遊んでいるのをみると「まだよく仕組みや手順を理解していない子供が適当にガチャガチャ遊んでも楽しめるようにできているのだな」と発見があった。すごい。
 姪っ子も姪っ子で2歳児ながらに「アバターーーーーーチェジ!!」とアバターチェンジの真似をしていてすごい。

 戦隊やライダーのDX玩具って番組より小さいので、大人が持つとどうしても「イェーイ、オモチャだぜ!」という印象になる。しかし本来遊びまくるべき対象の子供が持つとかなり迫力があるのだ。子供が持って映えるようにいい感じにデザインされているんだな〜と感心した。


チェンジヒーローズ、キジブラザー

 キジブラザーのフィギュア。関節がそこかしこ動いて様々なポーズを取らせることができる。

 さっき載せたツイートでも書いたが、姪っ子はオニシスター(イエロー)は「きいろ」イヌブラザー(ブラック)は「くろ」と呼ぶ。サルブラザー(ブルー)は「ムキムキ」と呼ぶ。これはサルブラザーの変身音声が「よっ!ムッキムキ〜!」だからだろう多分。姪っ子は一番サルブラザーがお気に入りらしい。
 そしてなぜかキジブラザーだけはかなりはっきりと「キジブラザー」と呼ぶ。なんでなんだ。
 ちなみにツイートの段階では確認できなかったが、その後ドンモモタロウ(レッド)のことは「ももたろう」と呼んでいた。

 キジブラザーいいよな。身長が220cmで10頭身ある初の男性ピンク戦士だというビジュアル面の設定もいいし、33歳の妻帯者の平凡なサラリーマン雉野つよしが変身するという設定もかなり良い。ドンブラザーズで一番好き。
 俺も33歳なので「33歳が戦隊のおもちゃで遊んでも良いんだ」と思える。まあ俺は雉野つよしと違って独身の無職だが。そういうことを言うと今度はブルーのサルブラザーこと猿原真一が無職キャラなので「無職でも戦隊のおもちゃで遊んで良いんだ」と思わせてくれる。なんて優しい戦隊なんだ、ドンブラザーズ。ダメな大人に優しすぎるぜ。

 しかし戦隊ヒーローは何よりもまず子供のヒーローであってほしい。キジブラザーのフィギュアもその場で開封して姪っ子に遊ばせてみた。

 姪っ子は楽しそうにキジブラザーのフィギュアを持って走り回ったり、ポーズを取らせたりして遊んでいた。

 そしてキジブラザーの足をもぎ取って俺にくれた。

 あんよ

 悪ふざけや悪意ではなく、おそらく単純に楽しいもの俺に分かち合おうとしての行動であったことは書き添えておきたい。ゲラゲラ笑ってしまったが、ありがとうと言って受け取った。これが生きた昆虫とかじゃなくてよかったとは思った。

 ツイートしたらキジブラザー雉野つよし役の鈴木浩文さんがいいねしてくださった。ありがとうございます。姪っ子が足をもいですみませんでした。足は戻しておきました。

 妹に「キジブラザーにいいね貰った」と報告したら喜んでいた。姪っ子はよくわかってなかったが、楽しそうにしていた。


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ナ月
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