【趣味のゴリ押し】Tommy Emmanuelを知っていますか?現役で最も偉大なギタリスト!Chet Atkinsが認めたソロギターの巨匠たち
おはようございます!
NZ在住ウェブデザイナーのYoshiです!
最近は、給料やらなにやら問題ばかりの記事で少し、ネガティブな気分になっているので、今日は私の趣味であるギター鑑賞について少し記事にしようと思います!(少しと思っていたら、なかなかの量になってしまいましたが、、、笑)
私は、アコースティックギターが好きで、その中でもフィンガースタイルが大好きで、仕事中単純作業の中でも今日紹介する方々の演奏を聴いているだけで、なんだか気分が癒され、元気が湧いてきます!!
そんな素晴らしい世界を届けてくれるギタリストをぜひ皆さんと共有したいと思います!(一方的に😁)
1. はじめに
ギターといえば、バンドの中で伴奏を担当したり、リードギターとして華やかなフレーズを奏でたりするイメージが強いかもしれません。
しかし、フィンガースタイル、ソロギターの世界ではたった一本のギターでメロディ、リズム、ベースラインのすべてを表現 します。そのスタイルを極限まで高め、まるで楽器が「語る」「唄う」かのような演奏をするギタリストがいます。それが、オーストラリア出身のTommy Emmanuel(トミー・エマニュエル) です。
Tommyのギターを聴くと、一人で弾いているとは思えないほどの豊かな響きに驚かされます。圧倒的な技術はもちろんのこと、演奏にはリズムの躍動感、メロディの美しさ、そして感情のこもった表現力 が詰まっています。彼のステージを一度でも見れば、「世界最高峰のソロギタリスト」と称される理由がすぐにわかるでしょう。
そんな彼の音楽に大きな影響を与えたのが、Chet Atkins(チェット・アトキンス) です。Chetは、カントリー・ミュージックのフィンガースタイル奏法を確立し、のちに「CGP(Certified Guitar Player)」という特別な称号を作りました。これは、彼自身が認めた卓越したギタリストにのみ贈られる称号 であり、Tommy Emmanuelもその一人として選ばれています。
本記事では、
Tommy Emmanuelの魅力とは何か?
彼に影響を与えたChet Atkinsの偉業
CGP(Certified Guitar Player)とはどのような称号なのか?
そして、Chetが認めた偉大なギタリストたち
について詳しく解説していきます。ソロギターの奥深い世界に触れてみたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
2. CGP(Certified Guitar Player)とは?
「CGP(Certified Guitar Player)」 という称号を聞いたことがあるでしょうか? これは、偉大なギタリスト Chet Atkins(チェット・アトキンス) が、自らが認めたギタリストにのみ授与した特別な称号です。直訳すると「認定ギタープレイヤー」となりますが、単なる技術的な評価を超えた、音楽に対する深い理解と独自のスタイルを持つギタリストだけが得られる名誉ある称号 です。
Chet AtkinsがCGPを創設した理由
Chet Atkinsは、フィンガースタイル・ギターの先駆者として、数多くの名演を残してきました。彼は常に「ギターは単なるテクニックの競い合いではなく、音楽を伝える手段である」と考えていました。そして、自身が影響を受けた、または心から尊敬するギタリストたちを讃えるために、「CGP」という称号を作った のです。
CGPは、公的な音楽団体が授与する資格のようなものではなく、Chet Atkins個人の判断でのみ与えられる称号 でした。そのため、受賞者は非常に限られており、Chetが「本当に素晴らしい」と認めたギタリストだけが選ばれています。
Tommy EmmanuelとCGP
Tommy Emmanuelは、幼少期からChet Atkinsの音楽を聴いて育ち、彼をアイドルとして尊敬していました。彼の演奏スタイルにもChetの影響が色濃く表れています。
そんなTommyにとって、Chet本人からCGPの称号を授与されたことは、まさに夢のような出来事でした。Chetは彼の演奏を絶賛し、「Tommyは世界最高のギタリストの一人だ」とまで言っています。Tommy自身も、Chetから受けた影響についてたびたび語っており、「彼がいなければ、今の自分は存在しなかった」と公言しています。
CGPの称号を持つギタリスト
Chet Atkinsは、生涯でわずか5人のギタリスト にしかCGPの称号を授与しませんでした。その5人とは以下の通りです。
Tommy Emmanuel(トミー・エマニュエル)
Jerry Reed(ジェリー・リード)
Steve Wariner(スティーブ・ウォリナー)
John Knowles(ジョン・ノウルズ)
Paul Yandell(ポール・ヤンデル)
これらのギタリストは、いずれも独自のスタイルを持ち、Chet Atkinsの音楽精神を受け継いでいる人物ばかりです。次章では、Chet Atkins自身の功績についてさらに深掘りしていきます。
3. Chet Atkins(チェット・アトキンス)
代表曲・アルバム
Chet Atkinsは、生涯で100枚以上のアルバムをリリース し、数々の名演を残しました。その中でも特に有名な作品をいくつか紹介します。
代表曲
Mr. Sandman – 軽快で洗練されたフィンガースタイルが際立つ名曲
Yakety Axe – Jerry Reedの影響を受けた、ユーモア溢れるギターインスト
Windy and Warm – 多くのギタリストにカバーされたフィンガースタイルの名曲
こちらは、Tommy Emanuelのカバー
代表アルバム
『Chet Atkins' Gallopin' Guitar』 (1953年) – 初期の名盤、彼のスタイルが確立された作品
『At Home with Chet Atkins』 (1958年) – シンプルなギターアレンジと美しいメロディが魅力
『The Day Finger Pickers Took Over the World』 (1997年, with Tommy Emmanuel) – Tommyとのコラボ作品、必聴のアルバム
Chet Atkinsの音楽は、時代を超えて多くのギタリストに影響を与え続けています。彼が築いたフィンガースタイルの伝統は、Tommy EmmanuelをはじめとするCGPのギタリストたちによって、今も受け継がれています。
次の章では、Chet Atkinsが認めた「CGP」のギタリストたちを紹介していきます。
4. Chet Atkinsが認めたCGP認定ギタリスト
Chet Atkinsが創設したCGP(Certified Guitar Player) の称号は、ギターのテクニックだけでなく、音楽性や表現力に優れたギタリストにのみ授与される特別なものです。Chetは生涯でわずか5人 にしかこの称号を与えていません。ここではTommy Emanuelをはじめ、CGP認定ギタリストについて、それぞれの特徴や代表曲を紹介します。
1. Tommy Emmanuel(トミー・エマニュエル)
特徴とスタイル
Tommy Emmanuelは、現在最も影響力のあるフィンガースタイル・ギタリストの一人です。彼の演奏は、Chet Atkinsの伝統を受け継ぎながらも、ダイナミックなパーカッシブ奏法や圧倒的なスピード感 を取り入れた、独自のスタイルを確立しています。特に、ギターのボディを叩きながら演奏するリズムの作り方は、彼ならではの特徴です。
彼の演奏を一度聴けば、単なるギターテクニックの見せつけではなく、音楽そのものを語るような表現力 に圧倒されるでしょう。ライブでは、驚異的な即興演奏や観客とのコミュニケーションを交えながら、ギター1本で壮大なストーリーを紡ぎます。
代表曲
Angelina – 優しく美しいメロディの名曲
Guitar Boogie – 驚異的なテクニックとグルーヴが炸裂する超絶曲
Initiation – パーカッシブ奏法を駆使した圧巻の演奏
Blue Moon – ジャズの名曲をフィンガースタイルでカバーした美しい演奏
Gameshow Rag – 超絶技巧とユーモアが融合したハイテンポな楽曲
2. Jerry Reed(ジェリー・リード)
特徴とスタイル
Jerry Reedは、ギタリストでありながらシンガーソングライター、俳優としても活躍した多才なアーティストです。彼のギタープレイは、大胆でアグレッシブなフィンガーピッキング に特徴があり、Chet Atkins自身も彼のスタイルに影響を受けたほどです。彼の演奏は独特のリズム感とグルーヴがあり、聴いているだけで自然と体が動いてしまうような魅力があります。
代表曲
The Claw – 彼の代表的なフィンガースタイルの名曲
Jerry’s Breakdown – 速弾きフィンガーピッキングの最高峰
3. Steve Wariner(スティーブ・ウォリナー)
特徴とスタイル
Steve Warinerは、カントリー・ミュージック界で活躍するシンガーソングライター兼ギタリストです。彼のギタースタイルは、Chet Atkins直系の洗練されたフィンガーピッキングに加え、メロディアスで叙情的なプレイ に特徴があります。彼はボーカリストとしても成功しており、ギターと歌の両方で高い評価 を受けている珍しいCGP認定ギタリストの一人です。
代表曲
Nashville Gent – 美しいメロディと洗練されたフィンガースタイル
Tribute to Chet Atkins – Chet Atkinsに捧げた感動的なトリビュート曲
4. John Knowles(ジョン・ノウルズ)
特徴とスタイル
John Knowlesは、クラシックやジャズの要素を取り入れた繊細で知的なフィンガースタイル・ギタリストです。彼の演奏は、どちらかというと派手な速弾きやアグレッシブなプレイではなく、美しいアレンジと洗練されたハーモニー を重視したものが多いです。Chet Atkinsとも深い親交があり、彼の音楽のエレガントな側面を受け継いでいます。
代表曲
The Nearness of You– 静かで美しいギターソロ
House of the Rising Sun - 伝統的なフォークソングをフィンガースタイルで美しくアレンジした楽曲で、繊細なハーモニーと流れるようなメロディが際立つ名演
5. Paul Yandell(ポール・ヤンデル)
特徴とスタイル
Paul Yandellは、長年にわたってChet Atkinsのサポートギタリストを務めた人物です。彼はソロアーティストとしての活動は控えめでしたが、その技術と音楽的センスはChetから高く評価されていました。Chet Atkinsのスタイルを忠実に継承しつつ、控えめながらも洗練されたプレイが魅力 です。
実は、Chet Atkinsが亡くなった後、彼の遺志を継いで最後のCGPの称号をPaulに授与しました。つまり、彼はChet Atkins本人ではなく、CGP保持者によって認定された唯一のギタリスト なのです。
代表曲
After You've Gone – 流れるようなスウィング感と洗練されたコードワークが魅力
Going Home – シンプルながらも心に響くメロディが特徴の感動的な一曲
CGP認定ギタリストの共通点
Chet AtkinsがCGPに選んだギタリストたちには、いくつかの共通点があります。
フィンガースタイルの達人 – すべてのCGP認定ギタリストは、親指と指を駆使するフィンガーピッキングの名手です。
ジャンルを超えた音楽性 – 彼らはカントリーにルーツを持ちながらも、ジャズやクラシックなど幅広い音楽スタイルを取り入れています。
Chet Atkinsとの深い関わり – 直接的な師弟関係がある者もいれば、長年のコラボレーションを通じて影響を受けた者もいます。
CGPの称号を持つギタリストたちは、Chet Atkinsの精神を受け継ぎながら、各自の個性を生かした音楽を生み出してきました。彼らの演奏を聴くことで、ソロギターの奥深さと無限の可能性を感じることができるでしょう。
5. まとめ
ソロギターの世界には、多くの素晴らしいギタリストがいますが、その中でもCGP(Certified Guitar Player) の称号を持つギタリストたちは、特別な存在です。彼らは単なる技巧派ではなく、ギター1本で音楽を語るような表現力と深い音楽性を持つプレイヤー ばかりです。
CGPギタリストの系譜
Chet Atkinsは、自身が認めた5人のギタリストにCGPの称号を授与しました。その中でも、Tommy Emmanuel は現代において最も影響力のあるソロギタリストの一人となり、多くの後進に影響を与えています。彼の演奏は、Chetの精神を受け継ぎつつも、よりダイナミックでパーカッシブなスタイル を取り入れ、世界中のファンを魅了し続けています。
さいご
ソロギターの世界は、一本のギターでどこまで表現できるか という挑戦の場でもあります。そして、Chet Atkinsが築いた「CGP」の系譜は、今もなおギタリストたちに影響を与え続けています。
ソロギターの魅力に興味を持ったなら、ぜひCGP認定ギタリストたちの音楽を聴いてみてください。きっと、新たなお気に入りのギタリストが見つかるはずです。
私はずっと魅了され続け、休みの日はもっぱら、ギター鑑賞しています!(全くギター弾けないんですが笑)
でも、本当にすごい演奏を聴くと、心が癒されるなぁと感じます。
おススメの楽曲があれば、教えてください!
私はぜひ紹介したいアーティストが少なくともあと2組いますので、次回も【ごり押し】していきます!!(どちらも日本人です)
では、また