突然Snow Manに落下したオタクの備忘録
きっかけはTwitterのフォロワーさんのツイートだった。
「白蛇:縁起めちゃくちゃよかった!」
私は映画が好きだ。元々そこまで映画を見るタイプの人間ではなかったが、コロナ禍で家にいる時間が増え、アマプラやNetflix等で気になっていた映画やドラマを沢山見た。昨年だけで恐らく100本以上は見たと思う。今までの自分からは全く考えられないことだった。
※今までは推しバンドのライブやフェスによく行くタイプのオタク
時間も持て余していたし、同じ時期にヒロアカの映画も公開されていたので、じゃあ一緒に見てしまおう!と思い立った。中国の古典を元にしたアニメ映画で、佐倉綾音さんが出ているということだけを事前情報として頭に入れて鑑賞した。
その結果のツイートがこちらである。
めちゃめちゃ感動した。え? こんなに人を愛せることあります!? うわこんなのオタク大好きなやつじゃん! と大興奮だった。
※この後に舞台挨拶中継つきのヒロアカの映画を見て更に情緒がめちゃくちゃになるのはまた別の話
私は元々アイドルにそこまで傾倒するタイプではなく、小学生や中学生の頃に少しだけモーニング娘。や、NEWSやKATーTUNが好きなくらいだった(もう10年以上前のことである)。
Snow Manは友達が好きで、名前だけは知っているけれどメンバーに誰がいるのかはおろか、何人のグループであるかということも全く知らなかった。
白蛇で佐久間大介さんが吹き替えをやるというのはフォロワーさんのツイートで知ってはいたが、顔と名前が全く一致していなかった。
それが、映画が始まると
「うわ……佐久間さんめちゃくちゃ上手いな……。えっ声優初挑戦!? うわすっごい!!!!!!」
となり、本編終盤では持参したポケットティッシュ一袋使い切る勢いで泣いていた。映画が終わり、トイレに駆け込んで十五分ほど泣きすぎてトイレから出られなかった。
その後、ジャニーズが好きな友人(SixTONES、Snow Man推し)とフォロワーさんに「白蛇見たよ!」と報告をしたらめちゃめちゃに感謝された。白蛇は私が好きなタイプの話でもあったので、また時間があればもう一回くらい見に行きたかった(そうこうしている間に近場の映画館での公開は終わってしまったが……)。
それから二週間後。SixTONES推しの友人と本屋へ行った。この時たまたま近場の書店でジャニーズフェアのようなものが開催されており、雑誌のバックナンバーやCDや生写真等様々なグッズが置かれていた。
「そういえばSnow Manの佐久間大介さんってどの人?」
友人はこの人だよ、と教えてくれた。
めっちゃくちゃ顔が綺麗すぎません?????
友人は更にオタクだよ、とも教えてくれた。それから色々と佐久間さんに関する布教を受け、YouTubeチャンネルを見始めた。
バラエティとしてはとてもよく出来ているし、今のアイドルってここまで体を張るんだ……、と感心しながら見ていた。この時点ではそこまで刺さるとは思ってはいなかった(MVやライブ映像を見ていないので当然と言えば当然かもしれないが……)。
私はジャンプ漫画が好きで、Snow ManがOPを担当したブラッククローバーが好きだ。佐久間さんの嫁紹介企画で、ブラッククローバーを熱く語るメンバー。
「わかってんじゃねえか……」
後方彼氏面で頷いてしまった。
(佐久間さんの嫁紹介企画動画https://youtu.be/WD3JQw0NSWY)
数日後、クタクタになって帰宅した。何の気なしにYouTubeを開くと、丁度EVOLUTIONのMVがプレミア公開していた。
「あ、プレミア公開してる。見よ……」
ボロッボロに泣いた。EVOLUTIONが初めて見たSnow ManのMVではない。ブラッククローバー繋がりで、storiesやGrandeurのMVは見ていた。それらを見た時は、「ダンスかっこいいな〜! この曲好きだな〜!」とは思っており、何も泣くほどではなかったのだ。EVOLUTIONも曲調はとても好きで、ダンスもかっこいい。それだけならば今まで見ていたMVのように泣くほどではなかったと思う。疲れきってしまっていたからこそ、泣くほど刺さったのだろう。
そこからは見ていなかったYouTubeチャンネルの動画や、MVを見始めた。私は人の顔と名前を覚えるのが苦手で、この時顔と名前が一致していたのは佐久間さんと目黒さんとラウールくんくらいであった。トークも企画も全部面白いし、曲もダンスもアクロバットもかっこいい。無限に時間が溶けてしまった。
ここまでで、まだ推しは決めかねていた。自分の中でぼんやりと佐久間さんいいな〜とは思ってはいた。私は面倒臭いオタクなので、三次元に推しを作るときはある程度履修してからとか、こんなド新規が簡単に推しと言ったら昔から応援しているファンの皆様に申し訳ない、と思って中々推しと言い出せないタイプだった。SixTONESが好きな友人と話し、ようやく佐久間さんを推していく決意をした。新参者だけどよろしくお願いします。
その翌日のツイートがこちらである。
更にその数日後のツイートがこちらである。
宮舘涼太に陥落した。