統合失調症を経験して #12
薬を服用しているため、母乳も5ヶ月にして断念せざるを得なく、それも心理的なストレスになりました。
途中、幼稚園入園などもあって、新しい環境に慣れるまでのストレスも相当なものでした。
思考が低下しているのに、コミュニケーションをママさんたちと取ることや、幼稚園グッズ作り、幼稚園の送り迎え、幼稚園のイベント、お弁当、習い事の送り迎えなどなど。
長女が年長になってPTA役員も引き受け、副会長に。任期中は倒れて、タクシーで送ってもらったこともありました。
でも、責任感の強さから、なんとかやり遂げました。
しんどい時期をやり過ごして、出会ったのが、針、鍼灸師の整体の先生。
体を診てもらった時には、腎臓が薬でやられていて、自律神経はボロボロでした。
これじゃ、睡眠障害が出ても当然だと言われました。
顔にはこの世の終わり的な悲壮感そのものが漂っていた、と言われました。
今なら、笑い話に出来るけど。
藁にもすがる思いで、私は通うことになりました。
役員の任期が終わって、自分の好きなことが出来るようになると、とにかくやりたいこと、行きたい所に行くようにしました。
しだいに状況は好転していくようになりました。
カラーセラピーをしている谷中の森で、主婦の大先輩から心のほぐしと体のほぐしをしてもらえる機会にも恵まれました。
そこで、私の気持ちを汲み取ってくれたり、理解してくれる人に出会えてどんなに救われたか。
経験に勝るものはないと、思いました。
ただ、寄り添って話を聞いてくれるだけで、どんなに安心感をもたらしてくれるものか。
大先輩の主婦だからこそ、育児や家事や体調のしんどさ、周囲とのコミュニケーションのこと、カラーセラピーのこと、色々と話すことで、心と体の解放に向かっていったのだと思います。
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