ブレイクスルーを起こしたい
#七夕の願い事
とも言える?
なんとなく無機質な日常にブレイクスルーが欲しくなってきた。
自分の中で明確に“ブレイクスルーだ!”と感じたのは振り返ってみれば二度くらいしかない。がその一つについて語りつつ、何が原因でうまくいったかを考え言葉にしてみる。
それは受験期のことである。母が英語教師だった影響もあり自分は元からそれなりに英語ができる人間で、中2の頃に英検準2級を取得した。中学英語に関しては一度も苦労したことがない。高校英語についてはそれなりに苦労する場面もあったが、何より嫌いじゃなかったので苦に感じたことは他教科に比べ少なかったと思う。
ところが高校3年の夏、センター試験型の模試を受けた。英語の結果は時間ギリギリで、なんとか9割というところだった。普通に悪くない結果だが、この時に、このままでは本番は緊張したりして9割に届かなかったり、時間がなくなったりするだろうと思った。
何か英語をしっかり勉強しようと思い、ある一冊の英語教材を勉強するようになった。(何だったかは忘れた)というのも、何をやるか、よりもどのようにやるか、を重視していたからである。だから、詳しい解説も必要なくて、答えがあれば良かった。
やり方は問題を解く→答え合わせだが、この後が重要で、その長文の分析(SVOCとか)をやって、その日の夜に音読を5回くらいしていた。(文の分析には持ってた文法書を使ったように思う)おそらくトータルで一つの長文あたり10回は少なくともやっていたように思う。それをおそらく1ヶ月弱くらいやった。
夏明けに、同じような模試があった。解いていくと明らかに自分が成長しているのがわかり、15分ほど余ってしまった。大事なのはここからで、なんと点数も上がっていた。つまりは、「読むスピードが上がり、かつ精度も上がった」ということである。その後英語は「なんとなくできるもの→得意教科」になって、不思議なことに英語だけでなく自分自身にも少し自信も持てるようになった。
大学に入ってからもTOEFLの試験があったが、単位が認定される点数をとることもできた。これは英語ができるようになったのはもちろん、なんとなく自分ならできそう、と思えていたのが大きいと思う。
「やればできる」って、なかなか難しいことだと思うが、自分で「やってできるようになった」という経験はとても大切だと、この時から考えている。
この時、不思議なのは、勧められたり、何か情報を得て「音読しよう」となったわけではないことである。例えば、野球少年がプロ野球選手に「〇〇をやればいい」と教わってからそれをやるようになるのは、至極わかりやすい論理だと思う。なぜなら、説得性があるからである。
実際に音読するのは大事と知っていたけれど、それに効果があると信じ込んでやるには至っていなかった。それがなぜか、当時は「音読をすれば成績が上がるだろう」と信じていた。普通は取り組みが結果になるまでは不安になったりして、その不安が大きくなりすぎると途中でやめてしまったりするものである。
振り返って分析するに、誰かから良いと教えられるものより、自分で何か編み出したり、自分に何か訴えかけてくるものを重視した方が良いと思う。何かをできるようになりたい!と思ってずっと考えていると、何か良い方法がフっと浮かんでくる時がある。それを大切にした方がいいと思っている。
もう一つは、ある一定期間それを継続することである。自分はそれが1ヶ月くらいから効果が出始めるものと認識しているが、そのように信じて継続している期間が長ければ長いほど得られる結果も良くなると思う。
というわけで、長くなったが今日は七夕であり、願いといえるかわからないがブレイクスルーを起こしたいというタイトルで書いてみた。
気は少し早いけれど、夏休みの間にいくつかやりたいこともあり、「できるようになりたい!」と思っていることもいくつかある。(それを公開するかは考え中)
何か大きくブレイクスルーを起こして、成長した自分に出会える夏にしたいと思っている。