地元を知ろう
久々に帰省した。といっても、4ヶ月くらいか。
札幌から奈良は暑く、一度熱中症にもなりかけた。自分の部屋にはクーラーが付いているので、(今は物置のような?ベッドだけある)頼りまくってしまった。
さて、今回は我が家にアメリカ人の親子(母親と13歳の男の子)が泊まりに来た。母の仕事関係の友人で、観光に来たらしい。今回の帰省は大会のためにしたようなもんだったが、台風10号のせいでその辺の予定が全て飛んでしまい、わざわざ高校時代の友達に連絡して予定を合わせるのも面倒に感じて(そもそも高校の友人のうちいくらかは社会人になっていて予定を合わせにくい・奈良にいない)、何をしようか思案していたら、そのアメリカ人の案内をしてくれと母に頼まれた。泊めてあげてはいるものの、うち数日は母の仕事があり、対応できるのは私だけだった。
というわけで、京都の観光案内をすることになった。(奈良は前日に母が案内済み)地元ではないが、地域という括りでは‘地元’に入りうると思う。現に奈良の北端に住んでいる訳だし。
いろいろと話をして、清水寺と伏見稲荷神社を回ろうということになった。時間の都合で伏見稲荷は回れなかったのだけれど。とりあえず京都駅に向かい、そこからバスに乗車。清水道で降りて、坂を登る。何も問題はないが、ところどころ質問に困る。
いつ建てられたのか?
誰がなぜ建てたのか?
近くにあるあのお寺は何?
詳しく答えられる人は多くないと思う。他にも様々な疑問をぶつけられ、都度調べて答えていた。ある程度英語で会話できることに自信は持てたが、その辺の知識の無さに嫌気がさした。他にも京都や大阪の地理関係が頭に入っていないことなど、危機感を覚えた。
遡れば、自分は地元が嫌いだった。
なんだか関西の雰囲気があまり好きでない。神奈川の相模湾のすぐ近くに住んでいた頃のおおらかな雰囲気と楽しかった少年時代の美化された思い出に奈良での暮らしがつまらなく感じて、あまり興味を持たなかった。
が、いまさらそんなことにムキになっても仕方がない。今ではそれほど悪い場所でもないなと思うし、海は好きだけど、無くても奈良の魅力というものは人並みに理解できるようになったと思う。やはり、地元やその近くの物事な関してはどう思うにせよ詳しく話せた方が、カッコが良いなと、思った。野球に詳しくない日本人ですらも大谷のことを海外で誇らしく話すように。
というわけでもう少し周りのことに目を向けようと思った。まあ、どんなことにも言えるが。
一番上の写真は、地元のかき氷屋さんにて。彼らが来なければ一生行くことはなかったかもしれないもので、美味しかった!地元に遊びに来てくれる友人なり、がいればぜひ連れて行ってあげたいと思える。その時にはもう少し地元に詳しくなって。
無知は罪だという考えにわりと自分は賛同するのだが、今回もこれを償わなければならず、である。