時の重なるまち 橿原
「橿原に行く」という話をTwitterにしたところ、複数名の方から「今井町にゆくがよろしい」という助言をもらった。
実のところ今井町という場所を知らなかったのだが、今回とても良かったので紹介しておきたい。
お天気も素晴らしくて美しい散策日和の今日。私ってつくづく晴れ女だなあと思う(暑かったけど)。
今井町には古い街並みがまとまって残ってあって、まるで急にタイムスリップをしたような気持ちになる。
重要文化財に指定されている建物もあり、普通に住居としても使用されてもいて圧巻の建物群だった。現在進行形で建設中(改修中)の町家建物もあり、歴史的建造物での生活と現代の生活の両立という一つの形を見た気がした。
生活面での不便などは少なくないだろう。道幅が狭いから自動車は入り込めない。建物の改修のときも独断では決められないそうだ。こうした景観の維持管理への志の高さは並々でなく、多くの人たちの力があってこそなのだなと感じた。今井町の景観も、町の人たちからの働きかけや取り組みが大きかったようだ。
静かでしっとりとした佇まい。
観光客でごった返していない感じがとてもすてきだった。
お昼はこちら
今井町 「こもれび」
(昨日は食べる場所が見つからずコンビニ弁当だったので嬉しい)
午後は藤原京の資料館などを訪問。
藤原京って以前は場所が特定されていなかったそうで、具体的な発掘調査からは50年くらいしか経っていないのだそう。
奈良文化財研究所 藤原宮跡資料室
橿原市藤原京資料室などを回って
歴史的遺物を残すための様子を色々学ぶことができて良かった。
藤原京には、遺構はあっても建物そのものは残っていないので「心の目」で景色を想像するしかないのだが雄大な時間の流れのようなものを感じることのできる場所だと思った。
橿原市、よきかな…
木陰のない平地を延々歩いて疲れてしまって「おふさ観音」境内にてかき氷をいただく。風鈴祭りが美しかった。
明日は最終日。奈良はいいな。