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個展「写生と水彩2023」振り返り 6 おはようからおやすみまで暮らしを見つめる水彩

おかげさまで作品がちょこっと売れた。

 とっても不思議なのは「私がボツにしようかな」と思っていたものが案外売れた。なぜ。
 夫曰く「君は思い入れと描き込みの多さや手間のかかった多さで考えているかもしれないけれど案外サラッと描いたものが好まれるのかもね」とのこと。そうか、そうなのか。

自分が描いていると手のかかり具合とか描き込みにかかった時間が気になってしまうのだけれども、案外「サラッと描く」方が好まれる傾向があるみたいだ。

 絵が売れる、というのは照れ臭くもあるし、自分としては「飾りたかったら描けばいいじゃん」なんて嘯いちゃうのだけれど、誰かの暮らしの中に私の絵が飾られ、毎日の食卓の団欒に、または一人の時間に、どこかの病院の診察室で、誰かにに“寄り添うこと”なのだ、ということ考えたら、とてつもなく嬉しいことだなと思った。

おはようからおやすみまで、嬉しい時、悲しい時、楽しい時、むかついた時、その誰かのそばに私の絵がある。
そうか。それはなかなかすてきなことだな、と思った。

Twitter(X)で紹介した作品を一部抜粋して載せる。





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