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助けて、ラブライブ運営!

ラブライブ!は、蓮ノ空が最後になる

いきなりですが、蓮ノ空をもってラブライブ!というコンテンツは終わると私は思っています。

みなさんはどうでしょうか?

  • いや、まだまだ終わらんでしょう。

  • まぁ、終わっても仕方ないよね。

いろんな意見があると思います。

この記事では、
私がそのように考える理由と、コンテンツが長続きするための考えについてまとめています。

興味がある方はぜひ読んでみてください。



今のラブライブ!ってぶっちゃけ人気あんの?

ラブライブ!は、蓮ノ空が最後になる
この理由は、人気が落ちてきているからです。
誰が考えても同じ答えに辿り着くような、一番シンプルな回答だと思います。

ラブライブ!の人気があったのっていつ?!という話になるので、
「人気がある」状態を定義し、そのときと比べて考えていきます。

「人気がある」の定義を以下のように設定します。
2015年のμ'sと同じくらい世間的に認知されているか

これで考えると、今のラブライブ!に人気はありませんね。
「いや、違うだろ!」と反対意見をする人はほとんどいないと思います。

では、なぜ人気が落ちているのかについて、少し深掘って考えていきたいと思います。

なぜ人気が落ちているのか

私は、主に以下の3つが原因だと考えています。

  • "育てる"文化が消えた

  • 競合が増えすぎている

  • 差別化している要素がない

もちろん他にも理由はあると思いますし、それらが複雑に絡み合っている結果、人気が落ちているのだと思います。
その中でも、この3つの原因がクリティカルな内容だと思っていますので、
今回はこれを考えていこうと思います。


"育てる"文化がなくなった

言葉通りなのですが、"育てる"文化がなくなってしまったと思っています。
"育てる"文化ができなくなってしまった。が正しい表現かもしれません。

その理由は、コンテンツが既に育ってしまったからです。

μ'sとAqours、それ以降のグループに分けて見ていきます。
(この記事を読んでいる人は、ある程度ラブライブ!の知識がある人だと思うので、ざっくりまとめていきます。)

[μ's]

みなさんがイメージしている通り、μ'sは何もない状態から始まりました。

電撃G's magazneの企画から始まり、
ラジオや生放送、紙媒体などメディアミックスで知名度を広げるためにさまざまな活動をしていました。
そして、東京ドームに立つまで一気に駆け抜けていきました。

この過程は、ファンを含めた全員がコンテンツを"育てた"と言ってもなにも間違いではありません。
自分自身、あの頃の成長過程に携わることができた経験は一生の宝物です。

[Aqours]

  • 「μ'sの二番煎じだ」

  • 「μ'sの方が面白い」

活動が始まった頃は、ことあるごとに「μ'sの方が〇〇だ」と比較されていましたね。
μ'sの活躍もあり知名度はあったものの、逆境からの始まりでした。

逆境の中、μ'sとは違うグループの魅力を発信し続けることにより、
結果として東京ドームには2回も立つことができました。

また、沼津の魅力を伝えることも活動方針の一つになっており、
沼津市への経済効果に大きなインパクトを与えました。

μ'sとは違った成長過程があり、これもまた"育てる"文化と言って間違いはないと思います。

[それ以降のグループ]

μ'sとAqoursによって、「ラブライブ!というコンテンツは面白い」というイメージが完成してしまっている状態での始まりです。
つまり、ある程度の人気がある状態でのスタートでした。

それにより、アニメ化やLiveの開催など、μ'sやAqoursよりも速いペースで決まっている印象があります。
悪い言い方をすれば、「お決まりのパターン」になっている状態です。
(虹ヶ咲のアニメ化に関しては、該当しない)

ある程度の人気がすでにある状態で、「お決まりのパターン」で予定が進んでいく感じは、追っている自分自身"育てている"感覚はあまりないです。

なので、主観ではありますが、″育てる″文化はないように思います。

["育てる"ってなんだろう?]

グループ間で比較した上で、"育てる"がどういうことなのか自分なりに考えてみました。
経験に基づいて、育てているという感覚を味わえる瞬間は以下の3つになります。

  • 0から1を生み出したとき

  • 規模が大きくなったとき

  • 感情の共有をしているとき

<0から1を生み出したとき>

アニメ化やLiveなどが決定した時です。
ここで大切なのが、「予定されていなかったものが実現する」ことです。

μ'sの活動は、ほとんどがこれに該当すると思います。
アニメ化や次のLiveの開催、全国のファンミーティングツアーなど、
始まりのグループという特権かもしれませんが、
叶えたいことがたくさん実現しました。

<規模が大きくなった時>

これは、会場の大きさが一番わかりやすいかもしれません。
会場の大きさとファンの数はある程度比例していると思いますので、
オタクの誰しもが一番感じやすい瞬間ではないでしょうか。

<感情の共有をしている時>

これは、μ'sやAqoursの時代にあった「人気投票」を指しています。
間違っていたら申し訳ないのですが、最近のグループにはないように見受けられます。
(なくなった理由について、今の日本の社会構造的な問題もある気がするので仕方ないとは思います。。)

当時、自分の推しに、次のシングルでセンターに立って欲しい!
という一心で投票していたのを覚えています。

順位がはっきり出てしまうので、良くも悪くも捉えられるのですが、
界隈全体に一体感が生まれている気がして、自分は結構好きでした。

順位が落ちたら、「次は順位を上げられるように頑張ろう!」と思いますし、
これを親心と言って良いのかわかりませんが、この気持ちは"育てている"実感を得ることができる瞬間だと思います。

※当時の人気投票について、内田彩さんが触れています。
面白い内容ですので、ぜひ見ていただきたいです。


["育てる"文化のまとめ]

長くなってしまいましたが、
今のグループには"育てる"という実感を得ることができない状態になっています。
ラブライブ!のひとつの醍醐味である"育てる"文化がなくなったことが人気が落ちているひとつの原因だと考えています。


競合が増えすぎている

現在、2.5次元コンテンツの作品がたくさんあります。
なんでもかんでもキャストがステージに立ってパフォーマンスをする時代で、
作品名を挙げたらキリがありません。

似たようなものがいっぱいあるので、2.5次元コンテンツのファンやアニオタが分散することは仕方ないことだと思います。


差別化している要素がない

上記の競合が増えすぎていると被る話になるのですが、
ラブライブ!が他のコンテンツよりすごいところがない
ということです。

みなさんも一度、ラブライブ!が他のコンテンツよりすごいところを考えてみてください。


どうでしょうか?
私は、思いつきませんでした。

競合が増えたことにより、同質化していく現象は受け入れるしかないとはいえ、
ラブライブ!が他のコンテンツに勝っている要素がないことは問題だと思います。
(アニメのストーリーは作品ごとに違うので、それに対する面白い/面白くないの評価はしていません。)

この結果、「ラブライブ!じゃなくても良くね?」となってしまい、
人気が落ちていると思います。

ラブライブ運営は、コンテンツを終わらせる予定なのか??

結論、蓮ノ空でラブライブ!は終わってしまうと思います。

それは、最近のラブライブ運営にはやる気のなさを感じるからです。

私は業界の人間ではありませんし、ひとりのファンとしての目線の印象です。

もちろん、「こうすればいいじゃん!」と思ったことがすべて実現するとは思っていないです。
やろうとしても出来ないことがたくさんあるのでしょう。

ですが、
ファンが考えることや想定する結果は、企業の人間が分かった上で意思決定している」のは間違いないと思っています。

企業側の人間がこれを考えられなければ、利益を上げることができないので、まずアタリマエです。

それを踏まえた上で、最近の運営は悪手ばかり打っているような気がします。
SNSの反応を見て分かる通り、露骨にお金を巻き上げようとしているところが特によくないです。

なので運営側の考えとして、
今のファンは、グループが解散するまでは最低限でもお金を落としてくれる、という想定で意思決定をしているのではないかと思います。
これ以上、この市場で大きな売り上げを出すことができないと判断したのだと勝手に考えています。


人気を取り戻すために考えるべきこと

「じゃあ運営側はどうすればいいのか?」という疑問が出ますので、その答えについて自分の考えをまとめます。

スクールアイドルの魅力を発信し続ける

これしかないと思っています。

なぜ人気がないのかの内容で3つ原因を挙げました。
この中で、今から改善できるのは「差別化している要素がない」これしかありません。
他の2つは、今からなんとかなることではないと思っています。


[スクールアイドルの魅力を発信し続けるとは?]

スクールアイドルの設定じゃないと描けないストーリーを作ることです。

キャラよりキャストの顔の方が優先される時代かもしれませんが、
アニメのストーリーが面白くないと何も始まりません。

μ'sやAqoursが1番分かりやすいので例にあげますが、
廃校を阻止することが彼女たちの目的であり、スクールアイドルを始めるきっかけでした。
これは、学生でないといけませんし、アイドルとなれば女生徒じゃないといけませんね。
ラブライブ!でないと描けないストーリーです。

私は、廃校を阻止するストーリーを描いて欲しいと言っている訳ではありません。
3年間という短い期間で、学生というある種、制限が強く不自由な存在であるキャラクターたちが目標に向かって努力するストーリーを描いて欲しいということです。
その存在が、ラブライブ!ではスクールアイドルという存在です。

最近のグループのストーリーを見て感じることは、
別にスクールアイドルじゃなくてもいいのでは?
ということです。
「ラブライブ!感」がないように思います。

似たような作品であるものなら、好きな声優さんがいる他のコンテンツに流れても仕方ありません。

ラブライブ!が持っている他のコンテンツとの違いは、スクールアイドルであるかそうでないかだけです。

なら、スクールアイドルの魅力で勝負するしかありません。

大切なことなので、もう一度まとめます。
ラブライブ!は、
キャストの顔
キャストのパフォーマンス力(ダンスの経験や歌唱力)
で勝負してはいけません。

スクールアイドルの魅力
で勝負
しないといけません。

この設定で如何にファンの心を掴めるかがカギとなり、それがロイヤリティを高め、最終的な成果として他のコンテンツを圧倒した人気が確立されるのだと思います。

運営がもう一度踏ん張る力が残っているのだとすれば、スクールアイドルの魅力が十分に伝わるようなグループを作って欲しいと思います。

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