その日一日がPERFECTと思えたなら
新年、明けましておめでとうございます。
年末、31日に映画を観てきました。
「PERFECT DAYS」
役所広司主演の映画。
何かのきっかけで映画の1シーンを見たのだが、空を見上げる彼の表情が印象的で一瞬にして観に行きたいと感じた。
トイレ清掃員が主人公。彼の一日のルーティンは決まっていて、同じ毎日の繰り返し。そのためか、上映開始してからしばらくは寝落ちしてしまいそうで、この映画、面白いのかな…と不安に感じたのだが、それも杞憂だった。
同じ毎日を繰り返し生活する口数の少ない主人公に、魅かれて集まってくる人たち。同じ毎日を過ごすことは、いわば平凡なことなのだが、視点を変えれば平和な日々でもあるのかもしれない。
若い頃は刺激的な毎日を送りたいと願ったり…。
生きてるのが辛かった時期は明日なんかこなければいい、来てほしくないとすら思ったこともあった。が、命がある限り、人類が滅亡しない限り、必ず明日はやってくる。
今は年を重ねたせいか、若い頃に思っていた感情はなくなり、明日が来てくれることに感謝している。同じ毎日と思っていても、よ~く一日を観察してみると、どこかで変化は起きていて、ただそれに気づいていないだけなのだと思う。
太陽や月、星だって、微妙に角度を変えて空で輝いている。
この映画を観たいと思った理由は何だったのだろうと考えてみた。
きっと、主人公が玄関のドアを開けて、空を見上げた表情に希望を感じたのかもしれない。
どんな一日であっても、自分にとって今日はPERFECTな一日だったとそう思えるように2024年を過ごしていきたいと思います。
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