ときどき優しくない世界
二児の母です。
長男の発達障害のため、療育センターへ定期通院した帰り道の話です。
電車に乗る前にひとやすみ、と休める場所で座っていました。
長男と次男は仲は良いのですが、よく喧嘩をします。その時も長男が遊びに乗り気でなく、喧嘩になってましたが、こちらが口を出しても喧嘩を辞めることはないので見守ってました。
ふと端っこに座っていたおじいさんがこちらに歩いてきたと思ったら、次男が殴られました。
ぶつぶつ何か言ってます。
どうやら、兄に逆らうとんでもないやつだ!と言っていました。
咄嗟のことでかばえず、やめてくださいと言いました。
喧嘩のことを止めず見てるだけで放ってる母親は母親ではないそうです。
おじいさんは母親なんていないと思ったわと言い捨てました。
その場を去ることもできましたが、悔しくてその場に止まりました。何か言いたいけれど、どの言葉を言ったところで何も聞いちゃくれはしない。
今までもそう言う人間たちに好き勝手言われては、こちらの訴えを話し流されていく経験をしたので、何を言えば良いのかも検討もつかない。
しばらくして、向こうのほうが立ち去りました。
悔しくて1時間ほど泣いてしまいました。
数年経った今でも、何を言えばあの人が納得したかなんて分かりません。
でも、もうあの人の記憶にはないのでしょう。
された側だけ、思い出しては嫌な気持ちになりを繰り返して悲しい気持ちを味わっています。