良い方の話
頭痛と吐き気で苦しんでましたが、先月貰ってきた鎮痛剤と吐き気留めがまだあったので飲んで楽になりました。明日、午後は予定無いのでまた病院に行ってみようと思います。
今凄く楽だから、凄く嬉しかった話をしたいと思います。
今日の午前中、暖かくて大好きな家庭の納骨でした。
喪主さんは高齢の男性で、お墓を立てる時に細かく相談してきました。
墓を建てる場所も、日当たりが良くて見晴らしがよくて水はけが良くて、、とこだわって、葬式から納骨まで一年以上かかってます。
今は、合理性だけを追求した、安くて手入れが簡単なお墓を買う人が殆どなのに、草むしりが大変でも構わないから、石を敷き詰めず、砂利敷きにしたいとのことでした。
理由を聞くと、お墓の中に奥さんの骨を納めるので、息苦しく無いように、石を敷き詰めないで、土にしたいとのことでした。
ほかにも墓を建てる土地の地母神への感謝も忘れずに心から行っていました。
このような方は幸せです。自ら幸せを生み出す中心人物です。
良い墓を建てると幸せになりますよ的なことではありません。
相手のためを思って「苦しく無いかな?」「寂しく無いかな?」「暑く無いかな?」と相手の立場で考えている。
地母神への感謝があるというのは本当に凄いです。普通は、雑草が生えやがってめんどくさいと言う人が殆どなのに、使わせてくれてありがとう、土に返してくれてありがとうと感謝できるのは幸せな人です。
もし皆がそうなら、今のような環境破壊にはなってませんね。
奥さんのために草むしりをしにくるのは幸せで車に乗れなくなってもバスで来ると言ってました。
お骨壺から中身を取り出して移す時、骨に直接日光が当たらないように、旦那さんは日傘を刺していました。
思いやりです。
骨は本来、太陽にさらされるものでは無いので、という理由から
また、風が当たれば粉になってるホネも飛んでしまいます。だから、傘で守ってるのです。
大切に大切にしてるんです。
お子さんたちは30代から50代だと思いますが
「オヤジがこだわって傘持ってるけどなんか意味あんの笑」
「傘持ってるから(手が塞がってて、線香つける時とか、ありとあらゆる作業が)大変そう笑」
「傘、はなさないからな笑」「(小さな荷物を)ウエストポーチに入れたら良いのにな笑」と言ってくすくす笑ってました。
こんな風に家族が、お父さんを少しからかって笑ってるのも凄く嬉しかったです。本当に馬鹿にしてるのではなくて、仲の良い感じが伝わってきました。親しまれてるのですね。
訪問したご自宅も、イメージのままの優しい雰囲気でした。
本当に確執のある家庭ではこんなふうになりません。お家は、意外とピカピカに磨かれていたりしますが、会話は、必要最低限か、セリフ調、疑問があっても無言です。
こんな風に物事を大切に大切にしてる人と、同じ時間を過ごすことができて、凄く癒されました。
嬉しかったです。
私もこんな人になりたいな。
今、恐怖で鎧を付けてる人になってます。
でも、暖かい人になれたら良いなと、なってみたいなと本当に思います。
昨日から雨が降っていたので、業者と心配してたに、納骨するとき、急に晴れて、終わりまでピカピカ天気でした。帰宅したら雷と雨です。
地母神は見ている?とか、思っちゃいました。
嫌なことも多いけど、幸せなことも沢山あるから
そう言うことを大切に、生きてゆきたいです。
玄関に、pちゃんがくれたキャンドル飾って、
これ見て優しさをもらってから、仕事に出かけることにします。