自問自答ファッション教室で考えていたこと

行ってきました。わいわい。

一問ごとに、ゆっくりもぐもぐ咀嚼してみないことには言葉が出てこない性分なもので、当日は世界卓球のような超絶ラリーを交わすことはかないませんでした。(それはそう)

せっかくなので、まだ記憶が鮮明で、少しだけ頭が整理できた今の状態で、何を考えていた(る)のかを、記録しておこうと思います。


勉強のこと

勉強が好き、勉強がしたい、といったことを教室で何度か話しました。

でもそれは、賢くなりたいというよりも、この地球に生きる一人の人間として、物を知り、他人の痛みがわかる人間になりたい、という感覚に近いです。(賢くもなりたいですが)

そういったものの種をわたしに授けてくれたのは、ほかならぬ母校です。

世の中の困りごとをあまり理解できず、とても傲慢でトゲトゲしていたわたしに、さまざまな学問の入り口を見せてくれました。

あの時、先生たちが蒔いてくれた種のおかげで、今があります。水を与え、日をたっぷり浴びて、ようやく双葉がいくつか顔を出しはじめました。

だからこそ、世界がどうあっても、わたしはここに水をやり陽射しをたっぷり浴びせて、たまに風に当てたりしながら、これを育てたい。ちょっと疲れたら一休みできるような安全な木陰を作り、お腹が空いたらちょっとつまめるような実をつけ、嵐が来たらしっかり土をそこに留めるような、そんな樹を育てたいのです。

でも、これは世界が困りごとに溢れていることが前提です。世の中の戦いがもっとまろやかで、せいぜいパン食い競争や雪合戦がいいところな世界になったら、こういう勉強は必要ないのかもしれません。

じゃあどうしよう、というところが今でもなかなか思いつかない状態にあるような気がします。

妄想の話

妄想とトークテーマ

どうやらわたしは妄想を全然しないタイプの人間のようです。

というか、妄想ってどういうことなのかがわかっていませんでした。

それまで、「ハリポタなら自分はどの寮だと思う?」とか「自分のお葬式を自分でプロデュースするとしたらどういう演出にする?」とか、「妄想」という言葉から連想するものは、ある種のトークテーマとして捉えていました。

その認識は別に間違いではないのですが、教室の中で上がった、「さんま御殿に自分が出演するならどの服を着るか」「ドラマの中で主人公の友達やモブとして出演するならどんな感じか」といったお話で、あっ妄想ってそういうこと!?とやっと腑に落ちた次第です。

日常的にそういうことを考えている人も結構いるんだ!というのは、大きな発見でした。(お話伺えて本当にうれしかったです。ありがとうございます)

ここに妄想ジムを建てよう

考えてみれば、わたしだったらどう答えるかな、と考えることはあっても、脳内で映像が立ち上がるところまでイメージした試しがありません。

人の妄想のお話を聞くのは好きなんですが、自分のターンになるとなかなか出てこず、「よくわかんないな、場を白けさせちゃって申し訳ないな」としばしば思っていました。「みんななんでそんなに打点が高い答えが返ってくるの?すごすぎじゃない?」と思っていたのですが、そりゃそうなんですよね。わたしは妄想の筋トレが全然足りていない状態なので。

今回あきやさんにいただいた宿題の中に、「果てしない妄想をしてみる」という項目があります。果てしない妄想、どうしよう。今ちょうどテレビではダーウィンが来た!をやっているんですが、さすがに自分がオランウータンになったらどうするかなんて想像もつきません。わたしがダーウィンが来た!の取材に同行するなら、とかでしょうか。いやダーウィンが来るより家族に乾杯したいかも。鶴瓶さんに遭遇するの、どこがいいかしら。

馴染みのあるものから妄想していくのがよさそうです。どうしても現実が常時ぺったり張り付いていて、妄想するにもすでにちょっと心が折れそうなんですが、無理せずじわじわインプットを増やして、妄想できる瞬間が増えていくといいなと思います。

同じ味ばっかり食べたい問題

同じ味ばっかり食べたくなっちゃう。でも、知らないものは選べない。

タイ料理食べたことがない人が、「今日タイ料理食べよう~」とはなかなかなりづらい、というあきやさんの話に頷きまくりでした。ちょうど今まさに家にナンプラーがあるんですが、ナンプラーを使った料理を食べたことがないので、これで料理しよう!って思わないんですよね。いい感じの味付けにできる想像がつかないので。

着るものだってそうで、知らないことは選べないはずです。「そうなのよね~」と脳内でもう一人のわたしもうんうん言っています。インプット→知る→妄想、の流れをもっと整備していきたいところです。

穏やかで潔くて自立した〇〇な××

仮コンセプト?

前半は今の時点で完璧なんですが、後半をででんと発表する勇気が足りないので、ちょっと一旦こういうことにさせてください。一晩寝て改めて眺めてみると、××に〇〇が引っ張られている感じがしていて、「本当に~?本当に〇〇な××~??」ともう一人のわたしが申しております。どうなんだろう。決着が着いたらどこかにまとめられるといいのかも。

なりたい?

なりたい、好き、似合うの中で、なりたいが一番苦手だなと思いました。
圧倒的に妄想が足りない!のですが、何ならインプットも足りなさそう。どうしても現実の延長線上で考えてしまうのかもしれません。

強いて言うなら仙人になりたいかも。誰にも何も思われたくない。

今のわたしのテーマソングはゆっきゅんの『ログアウト・ボーナス』です。いい曲なので良かったら聞いてください。

無職のグリーン車 のどごしが違う
名前も知らない綺麗な山が過ぎてく
どこに行こうか 計画もないなんて
私の裏側 生き始めたみたい

ゆっきゅん 『ログアウト・ボーナス』

いやでも仙人っぽい恰好がしたいわけではない。難しい。

魔女?

これは完全に今思いつきました。
イメージは柚木麻子さんの「マリはすてきじゃない魔女」のマデリンです。すてきな魔女になることを拒み、自分の力を自分のためだけに使って建てた森の中のお城で一人楽しく幸せに暮らす。とてもいい。うらやましすぎる。

こうしてみると、今のわたしは本当に他人に干渉されたくないみたいです。

さいごに

同じ時間を過ごしてくださったガールズのみなさん、あきやさん、本当にありがとうございました!悶々とひとりで考えているだけでは思いつかないような考え方や生き方があり、とても刺激的で楽しかったです!いろいろがんばります!


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