道の駅めぐり #014 たまつくり
こんにちは。nyooooです。
今回は、ご当地グルメ「行方(なめがた)バーガー」の存在を知りながら、通過することはあっても訪問するタイミングを逃してきた「道の駅 たまつくり」をめぐってきました。
それでは、出発進行 🚗💨
🍴 [朝食]道の駅 たまつくり
行方市観光物産館 こいこい
なめぱっくん ¥500
ご当地バーガーとようやくのご対面です。「なめぱっくん」という名前がかわいいです。そんな「行方バーガー」は、全部で4種類のラインナップがあります。
なめパックン
霞ヶ浦で獲れる「ナマズ」をベースとしたハンバーガーです。しっかりとした食感で白身魚のような味わいです。
鯉パックン
こちらは霞ヶ浦で獲れる「鯉」がベースとなっています。
鯉特有の生臭さもなく、風味のある仕上がりになっています。
豚パックン
行方市でとれる豚を使用したハンバーガーです。
鴨パックン
行方市でとれる鴨を使用したハンバーガーです。
(道の駅たまつくりHP)
未知の味ナマズさんをいただく勇気を出すか、池で口をパクパクさせる愛らしい鯉さんをいただく勇気を出すか、はたまた安心の豚さん鴨さんをいただくか。悩んだ末に「一日10個限定販売」の「なめパックン」に覚悟を決めて食券のボタンを押しました。
ナマズさんの希少部位を使用しているようで、安定した提供が難しいことから一日に提供できる数が制限されるそう。しっかりとした噛みごたえがあるパティで、噛み締めることで魚なんだと分かるほど。トマトベースのソースとたっぷりのキャベツでさっぱりといただくことができ、朝食にちょうど良いバーガーを楽しむことができました。
飲み物は車内に持参していたこともありいただきませんでしたが、JAF会員証の提示でバーガー類を注文するとソフトドリンクを1つ無料でいただくことができるようです。
🍦 [間食]道の駅 たまつくり
行方市観光物産館 こいこい
ソフトクリーム ¥300
かぶりつくと、『道の駅めぐり #006 猪苗代』で体感した雪をキュッと踏んだ時のような楽しい食感。その後に口に広がるのは「ミルキーはママの味♪」のあのお菓子を彷彿とさせるしっかりとした優しい甘さ。
そして、コーンがさりげなくお洒落。ソフトクリームの優しい甘さにマッチした重すぎないけれどきちんと美味しいコーンで、トータルバランスがなかなか良いソフトクリームだったように思います。
🚶♀️ [散歩]道の駅 たまつくり
ウッドデッキ
霞ケ浦と霞ケ浦大橋の眺め ¥0
この日は曇り空。朝一番だったこともあり「霞ケ浦」だけに霞が...と、思ったので由来を軽く検索。『[Wikipedia]霞ヶ浦の歴史』によると、はるか遠い時代の祖先達は北海道の先住民「アイヌ」の祖先と非常に似通った文化や言語を持っていたとされ、アイヌ語系の由来をもつと考えられている地名もあるとの記述が。
私の生まれは北海道で、父母とも開拓時代に内地から北海道へと祖先が入った家系なので、アイヌではないものの私の心の故郷は北海道。現在の拠点付近と北海道に関連性があったという史実に、なんだか嬉しくなってしまいました。
「霞」の話がすっかり霞んでしまいました。『[Wikipedia]霞ヶ浦』によれは、かつての偉い方が霞がかった景色について発言をしたことに由来する可能性はあるようですが、明確な由来は不明のようです。昔であればあるほど位の高い人の発言しか史実として残りませんから、この土地の人々が自然発生的に名付け、呼んでいた名前なのかもしれないなと思いました。
🧺 [買い物]道の駅 たまつくり
行方市観光物産館 こいこい
特産品相互取扱協定の品々 ¥色々
地域の魅力を相互に発信しあう取り組みって素敵だと思います。誰かにとっては新しい土地を知るきっかけになるでしょうし、新しい出会いが増えることで1つでも多くの笑顔が増えたらこんなに素敵なことはありません。
協定を結んでいる3市のうち2つが北海道。背景に、前述した霞ケ浦の由来との関連性はあるのでしょうか。はたまた偶然なのでしょうか。
行方市観光物産館 こいこい
鯉甘煮 ¥色々
魚コーナーでは、鯉の甘煮だけでも多くの生産者さんから出品されているのがとても印象的でした。写真は魚コーナーのうちごく一部ですが、中央にある「特大」のラベルが貼られている甘煮は両掌におさまらない立派な大きさ。パクパクと口を開けて餌を乞う愛らしささえ払拭すれば、間違いなく白いご飯が進むやつです。
鯉の煮付け以外にも、立派な白魚や小エビを釜揚げされたものなどもあり、霞ケ浦の恵みにこんなラインナップもあったのかと新しい発見をすることができました。
行方市観光物産館 こいこい
仁平の牛蒡茶 ¥1,000
野菜コーナーにはすごく立派な牛蒡がありました。身がとても太く、食べ応え抜群そうで魅力的でした。しかし、今回は無性に長芋をいただきたかったのでお隣に並んでいた長芋をいただくことに。そんな葛藤と車中での一杯のバリエーションを拡充したいこともあり、牛蒡茶をいただくことにしました。牛蒡は栄養豊富ですし、いただくのが楽しみです。
こちらの「仁平の牛蒡茶」と共に「仁平のごぼう」も、ふるさと納税の返礼品にもなっているようです。全てはチェックしていないけれど、他にも返礼品にもしている行方市自慢の品が並んでいたかもしれません。
行方市観光物産館 こいこい
さつまいもチップ(小) ¥100
さつまいもチップ(大) ¥200
これは食べなくても分かる、間違いなく美味しいやつ。写真では分かりづらいけれど、この一角だけが黄金色にキラッキラと光り輝いていました。
日持ちするしまとめ買いをしようか悩んだけれど、ぐっと堪えて大をおひとついただきました。帰宅後もすぐにつまみ食いの手が伸びかけましたが、平日の仕事の息抜きに大切に食べることにします。一瞬で食べ尽くしてしまう予感しか無いので、その時はまとめ買いをしに行きましょう。
他にも、干し芋・芋羊羹・芋サブレ・紫芋で作った地ビール...芋を使った製品のバリエーションがとても豊富でした。取捨選択の難易度はかなり高かったです。
行方市観光物産館 こいこい
NAMEGATA BEER 行方の紫福 ¥500
地ビールへの興味はもちろん、品のあるラベルの紫色と「紫福(しふく)」というネーミングセンスに惹かれ1本いただくことにしました。
「なめがたブランド戦略会議」のウェブサイトに解説があり、素敵な内容だったためそのまま引用させていただきます。少々長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。
NAMEGATA BEER 行方の紫福(しふく)
行方の生産者は好奇心があり勉強家。美味しいサツマイモをつくる研究を続け、収穫の秋だけでなく1年中美味しいサツマイモを消費者へ届ける努力をしています。
サツマイモは種類が豊富であり、時期によって美味しさが違います。美味しさを追求した好奇心と努力の中から、紫いもの新品種「ふくむらさき」を栽培することとなりました。食べて美味しい紫いもとしての品種改良されましたが、ならば加工しても美味しいはずということで、ビールの原料とし「行方の紫福」の商品開発をおこないました。
【ふくむらさき】
平成30年に品種登録した新しい紫いもです。これまでの紫いもは、甘味が弱く食用より色素用や焼酎原料等に使われていました。食べても美味しい紫いもとして、「ふくむらさき」が開発されました。食べて柔らかく、糖度や甘味も強く美味しい紫いもとなっています。また、アントシアニン色素を多く含有しており、健康機能性も期待されているサツマイモです。
【商品名「行方の紫福」の由来】
原料の紫芋「ふくむらさき」は、今までの紫いものイメージを変えるよう美味しさにこだわった新品種です。漢字を当てると「福紫」とすることもできます。原料のふくむらさきに込められた「その美味しさで食べた人を幸福にする」という生産者の思いを伝えるために「至福」から「紫福」と書き換え、ビールの商品名としました。ビールを飲んだ方が「至福」の時を過ごし、それを見た生産者が「紫福」の笑顔になるように願いを込めています。
【ビールの特徴や味わい】
紫いも「ふくむらさき」の風味をほんのり感じられるエールタイプのビールです。
ふくむらさきを焼き芋にし、ビールの原料にしました。ふくむらさきの甘さと焼き芋の香ばしさをお楽しみ下さい。
【ビール職人の製造への思いやビールとしての評価】
行方の紫福は、飲んだ後に口の中に上品なサツマイモの風味を楽しめるようにレシピを造りました。
雑味が無くエールビールの持つエステル香があり最後に上品なサツマイモの風味を感じられる仕上がりになっています。
(なめがたブランド戦略会議ウェブマガジン)
ウェブサイトではビール工場の写真なども添えてありますので、ご興味を持たれた方は、ぜひ文末『🔗参考リンク』より訪問してみてはいかがでしょうか。
📖 [スタンプラリー]道の駅 たまつくり
行方市観光物産館 こいこい
スタンプ ¥0
霞ケ浦の観光といえば「帆引き船」、隣にある「山百合」は行方市の花。帆引き船のダイナミックさと、霞ケ浦湖畔には筑波山の眺めもしっかり描かれています。全体的にシンプルで明快なデザインが素敵です。
「帆引き船」は、風力を利用して網を引っ張る帆引きのの漁法のための船で、明治時代に考案され昭和40年代には一度廃れたそうですが、観光用として復活し平成30年3月には「霞ヶ浦の帆引き網漁の技術」が国選択無形民俗文化財に選定されているという貴重な文化です。
📖 雑記
「道の駅 たまつくり」の前をこれまで何度通過してきたことか...想像していた以上に食材の魅力と歴史に触れることができ、今回の道の駅めぐりも本当に勉強させていただきました。
「なめがたブランド戦略会議」のウェブサイトのうち「なめがた素材集」というメニューを見ると、地の食材をどれほど大切にこだわりを持って扱っているのかが伝わってくるようです。1品1品、ここまで丁寧にリストアップされているサイトは初めて見ました。
今回は霞ケ浦といえばの「蓮根」には触れていませんので、次の機会には蓮根も楽しませていただきたいと思います。
📖 道の駅めぐりの記録
・自宅からの距離:51 km
・累計走行距離:2,436 km
・めぐった道の駅の数:14 個
・集めた道の駅スタンプ:17 個
・あって良かった装備:特になし
・なくて良かった装備:特になし
・課題:チャレンジ精神の欠如(既出)
「鯉甘煮」間違いなく美味しいと思うんです。が、池で口をパクパクさせる愛らしい鯉さんが脳裏によぎってしまうと、どうしても手が伸びませんでした...似たような理由で「エスカルゴ」もいまだに手を伸ばすことができていない私です。カタツムリはかわいいので。
無理はいけませんが、どんな小さなことでも1つでも苦手を好きにできたらいいなと思っています。こうして記録を残すこともまた、苦手へのチャレンジという側面があります。頭の中では言いたいことや把握した情報が大量にあるのに、知識を吸収できたらそれで満足してしまいがち。アウトプットのうち、とりわけ「言葉にする・発信する」ことが基本的に苦手。
「好きなこと・楽しいこと」の延長であれば、苦手へのチャレンジへの難易度も下がるかなと思っての現在に至ります。見切り発車での公開をしてしまい慌てて修正していることもありますが...引き続き頑張ってみようと思います。結果として、それが誰か1人にでも「スキ」って感じてもらえたら、それが小さな幸せです。
🔗 参考リンク
・道の駅 たまつくり
・[不二家]ミルキー
・[Wikipedia]霞ヶ浦の歴史
・[Wikipedia]霞ヶ浦
・[なめがた日和]大阪府泉佐野市と行方市における協定締結式が行われました。
・[ふるさとチョイス]茨城県 行方市 仁平の牛蒡茶
・[ふるさとチョイス]仁平のごぼう
・[なめがたブランド戦略会議ウェブマガジン]NAMEGATA BEER 行方の紫福
・[観光いばらき]霞ヶ浦観光帆引き船
・[マガジン]道の駅めぐり
道の駅めぐり #014 たまつくり - 完