【短歌】何と呼ぶべきいのちでしょうか
つよそうなきみのいちばんすきなとこじつはだれより生きるのがへた
粉砂糖まぶしたような幸せがコーヒーの味いつもかき消す
頑張ったはずだけどなあ何度でもむすぶ靴紐いつもほどけて
ひとりでもだいじょぶなよう生きられる神様どうか力ください
気が付いた人からマトモになってゆくリチウム測る僕の正しさ
まっすぐに生きるはじつは大変でときどきぼくはごまかすラララ
不道徳呼ばれる僕ら正しさと愛し方だけ教わらなかった
あかぎれの人の手包む思い出がわたしを善と証明してる
もし彼が悪人であるなら僕ら何と呼ぶべきいのちでしょうか
借り物の今日を生きてく僕たちは身の程知らずに幸せ探す