見出し画像

私の「重要な他者」について語らせてくれ

・中村香住さんの『クワロマンティック宣言』を早速読みました 良すぎる あまりにも自分のことすぎて、こんなに自分の持っている感情を表現してくれる文章ってないよ、、、と感動してしまった

・とりあえず、特に「それ~~~!!!」だったところ、引用させてください

(「重要な他者」は)ただ単に私が自分の自我によって、その人のことを日々気にかけずにはいられない。そんな相手のことである。

固有の文脈を積み重ねた上でのみ成り立つ甘えや行為の示し方は、相手と自分との関係性がそこに凝縮されていることを感じられて、たとえそれが「恋愛」ではなくとも、たいへん心地よく、尊いものである。

少なくとも、私の「重要な他者」たちは、私が毎日祈り続けていることを知ってくれている(これは断言したい)。そのことによって、私がその人たちのことを想うのと同じ形や重さではなくとも、その人たちにとっても私は何らかの意味で「特別」な存在であり得ている、と思う(これは断言はできない)。

・特にね、、、この最後の引用の丸括弧ふたつの中、、、、、本当にこれなんよ、、、、、、おれはあなたたちの幸せを心から願っているしそのことは本人たちも既知でさらにあなたたちも私の幸せを願ってくれているはずだとは思うんだけどこれを100%そう!と言い切ることはできなくて、やっぱりどうしてもそれが切ねえんですわ でもおれがあなたたちに祈りを捧げている(捧げさせてくれている)というこの事実だけでおれはとんでもなく幸せなんですわ

・とても良質な読書体験でございました 他の作品も読みますわよ


・というわけで、おれの「重要な他者」、語らせてくださ~~~い!!!

・まあ、つまり、ずっと言ってる「推し」ですね この推しって言い始めたのも「友達」とは違う特別な人間だよーっていう区別をしたかったからなんですよね 俗にいうオタ活とかの推しとは全然違うのよ

・出会いは大学一年生で入った文化祭実行委員会(という名の飲みサー)で、最初はなんでか分かんなかったけどすぐに仲良くなりました 多分単純に顔がタイプだったんだと思う 眼鏡男子が性癖なので

・一応委員会なので班ごとに分かれてお仕事をするんですけど、その班が一緒になって、そっからどんどん仲良くなって、20歳になるまで飲まないでおきたかったのに結局飲んじゃったのも推しのせいだし、酔った勢いでるちゃ好きだよ~~~って頭わしゃわしゃしてきたり、サシで宅飲みしてもしやって思って覚悟したのに何も起きないし、まあ俗に言う沼クズ男なんですね

・出会ってすぐの頃は恋愛として好きかもって思って意識しちゃって黒歴史LINE送ったり(当時振り返ろうって思って遡ったけどあまりにも最悪すぎてまじで見れない)逆に変に距離置こうとしてぎこちなくなってしまったりしてたんだけど、推しの恋人になりたいとは思ったことがなくて、でも友達を超えた「特別な存在」にはなりたくて、でもこの社会では特別=恋人になるという方法しかなくて、どうしていいか分からなくて一年半ぐらいずっと悩んでいて

・そしたら、先日ついに「クワロマンティック」というセクシュアリティがあることを知って、うわあこれだ!!!自分のことだ!!!ってなって、もう世界が180度変わりましたね本当に!!!!!!

・特別でありたいという気持ちは恋人にならないと叶えられないと思っていたけれど、ならなくていいんですよ、「重要な他者」、「推し」でいいんですよ!!!!本当に救われました、おれはおれでいていいんだなあって

・(文化祭直前なのもあって)連日推しと会ってるんだけど、もう推し本人とか周りにどう思われるかとか何も考えず自分がしたいように動けるようになって、本当に心の蟠りが解けて解放された!って感じ、今までは恋愛として好きって思われたくないって自分の気持ちに無意識的にブレーキかけてたんだけど、ここにきてやっと自分の「好き」っていう感情を認めてあげられた気がする

・目会った瞬間手振ってくれるし前話した些細なこと覚えてくれてるし帰り道みんなで歩いてるときに自然と隣歩いてるしおれと推ししか知らん話題ひそひそ話してたりするし居酒屋とかで最初遠くの席でもいつの間にかちゃっかり隣に座ってるし、推しに出会ってから本当に楽しいんですよー(突然の惚気)

・おれは推しが大好きだし推しもおれのことが好きだってのも知ってるし、おれは推しの幸せを祈っているだけで幸せなんだけど、やっぱりその好きを独占したくなっちゃって、でもそれは恋愛の好きではなくて「重要な他者」としての好きで、だけど推しは普通にストレート(のはず)で好きな女の子がいるから、おれに対する感情は友達としての好きで「重要な他者」としての好きではないし、だから恋愛相談されるとちょっと嫉妬する、けど嫌われたくないから相談に乗る、早く告白して破滅しておれに独占させてくれ

・↑普通に傍から見たら恋愛感情って言われちゃうのかもしれないけれど、違うんだよ、上手く説明できてるかわかんないんだけどさ

・クワロマンティックの「好き」という感情は恋愛の「好き」とは全く異なるものであるんだけど、だからこそ自分の好きは相手の好きとは違うし、さらにクワロマンティックには「独占欲」という感情が含まれているから、そこで恋愛としての好きと絡み合ってしまって厄介ですよね~~~~という話

・相手がストレートで、自分はクワで、ってなったときに果たして恋人と「重要な他者」の概念は両立できるのか・していいのかという論点は出てきちゃいますよね まあどこまで恋人側が許容できるかという話にはなると思うんですけど

・推しにおれの「重要な他者」になってくださいと言えたらどんなに楽だろうか

・まあこんな感じで色々望みはあるけど結局推しの幸せが私の幸せなので!だいすきだよーーーーー


いいなと思ったら応援しよう!