ラーメン店からの未払い賃金回収~02~
今もですが、もともとラーメン好きなにょきにょきです。毎日雨だと近所のコンビニに行くのも億劫になるので、外食すらもできてません。梅雨も緊急事態宣言も早く明けてくれたらいいなと、無職なりにも思ったりしております。
本日はこちら
実際にどのように勤務していたのか。働いてみて感じたことを書いていきたいと思います。
まずは、1日の流れをまとめてみました。
こんな感じです。
スープの仕込みがない日は勤務時間は大体12時間でした。
時短要請が出てるときは夜営業の閉店時間が要請に応じて早まってました。営業時間は昼夜に分けてまして、
昼:10時~14時30分
夜:18時~21時
電話での問い合わせでもよくあったのですが、14時30分、21時までに食券を買っていればOKというスタイルでした。なので、片付けの開始時間は入店時間に左右されます。
仕込みは主に製麺作業です。所要時間は約2時間。これはほぼ毎日。
その他にも週2回豚骨スープを一度濾して、それに魚介を入れて再度濾すという重労働もありました。働くまでスープ濾しと言われても重労働を想像できませんでしたが、これまた大変。
スープはこんな感じ
熱いし重いしw
その他にも週に1度、鶏清湯のスープも仕込んで濾します。
全てのスープは冷凍保存なので、濾した熱々のスープをそのまま冷凍庫に入れることはできないので、冷やす必要があります。
これがなかなか冷えない。なので、スープの仕込みがある週3日は退勤時間が1~2時間遅くなります。開店準備や片付けの時間は仕込みしながらとかもあったのでマージする部分があります。
ここまででお気づきいただけたであろうか。休憩時間が明記されていないことを。ほぼ休憩なんてありませんでした。昼食は仕込みの間に10分くらいでかきこみ、仕込みに戻る。仕込みが少ない時は休憩取れる時もありました。それでも1時間あるかないか。週1あるかないか。
また、後述しますが、残業代を請求したときに、向こうが計算してきた内容は毎日2時間休憩していたと主張しています。ふざけるな。
ラーメン店の実情
私が働いていた店は、仕込みに追われるのが常の店でした。それはなぜか。「自家製」信仰のお店だったからです。ラーメン屋に多いPRポイント「自家製〇〇」「無化調」。それに価値を見出すのは店もお客さんも個人の自由ですが、それで労働時間を圧迫していたように感じます。また、「無化調」と謳ってはいますが、あからさまなそれを使ってないだけで、化学調味料入りの調味料は普通に使われていましたし、まぁ早い話が自己満です。「無農薬」ガーとか「オーガニック」ガーとか言ってる人たちと同義ですっかね。笑
私の勤めていたところの店主は、自己顕示欲・承認欲求の塊のような人で、自分が一番、基準は自分といった典型的な人でした。なので、社員を労働力のサブスクにしか考えてないなと強く感じました。
そして、結構嫌だったのが、ローカルルールがあって、それに従ってくれない人に対しての対応です。「食事中の携帯電話等禁止」「代表待ちの禁止」等、ラーメン屋にありがちなやつです。当然社員の私も注意しますが、いうこと聞いてくれない人もいます。そんな人がいたとき、店主に注意をお願いしますが、注意しに行って反撃されると認めて帰ってくることが嫌でした。
あんたが決めたルールだろ。それをあんたが認めるなら、私が余計な事した奴になるやん。。。何がしたいねん。。。ってよく思ってました。
私の愚痴が中心になって申し訳ない。加えて、実情と大言壮語なタイトルを掲げてしまって申し訳ない。
最後に、2年弱と短い間でしたが働いてみて感じたラーメン店についてです。ぶっちゃけラーメンはやっていることはとても単純で簡単です。それはラーメン店が乱立しているのを見れば、一目瞭然かと思います。なので実際は半年も働けば同じものが作れると思います。なので、〇年働いたらレシピを教えるという店があるように、一部をブラックボックス化してたいそうなことをしているように見せたり、狭い業界なので、自信の意に介さない人物を締め出したり等があるんだと思います。
まぁ飲食業自体がそうなのかもしれませんが、ほかの飲食業と異なるのはやたらと「修行」「弟子」「職人」などの言葉を使いたがるところかと思います。そういうブランディングしないとアイデンティティを確立できないんだろうなと思いました。誰にでもできるものだからこそ、ビジネス的に拡大しやすく、面白みがあると思って入りましたが、私のところの店主は「誰にでもできる」を認めるのを嫌がる人でした。属人性に価値を見出すといいますか、そこに私との認識の大きなズレがありました。
どうしても、愚痴になってしまう。笑
愚痴を書いてても仕方ないので、最後にこれだけを言わせて下さい。
立場的に批判的な内容に見えるかもしれませんが、特に否定する気はありません。笑
私には合わなかっただけですが、それを押し付けて、残業代の支払いを拒絶するのは違います。金銭の支払いを要求されて困ってる被害者を装っているのには、本当に反吐が出る。
毎度長々すいません。次回以降はお役立ち情報も公開できるかと思います。お付き合いいただきありがとうございました。