もみじ饅頭に感じる 必要性のない酸味
誰にも伝わらないであろうめちゃくちゃ細かい話をします。
もみじ饅頭を食べた。広島土産とかではなく、スーパーのお菓子コーナーに売ってあるパチモンみたいなやつ。
久々に食したため忘れていたが、口にした瞬間に子供の頃から感じていた違和感が一気に蘇ってきた。
もみじ饅頭の一口目、なんか酸っぱくない?????
共感してくれる方、いますか?
レモンやお酢のような強烈な酸味ではない。酸味と表現していいかすら分からない僅かな違和感。
言うなれば、風邪の引き始めに感じる「鼻の奥がツーンとする感じ」(←これ、完璧な例えです) に似た風味がする。
某かぜ薬のCMに「あなたの風邪はどこから?」というフレーズがあるが、その問いに「鼻から」と答える人にはこの症状自体は伝わるはず。
無論、食べた饅頭が腐っていたわけでも、酸味を感じるフレーバー(調べてみるとパイナップル味なんてものもあるらしい)だったわけでもない。
あるいは、パチモン特有のものなのかと思ったが、恐らくそれも違う。
なぜなら、以前働いていた会社での話になるのだが、その勤め先では広島支店が結構重要な拠点となっていた。
そのため、毎月のように誰かが広島に出張に行き、誰もが「広島土産といえばこれでいいだろう」といったように脳死でもみじ饅頭を購入するため、オフィスのお土産コーナーには絶えることなく それが置かれていた。
私もそのお土産をよく頂いていたのだが、どれを食べてもやはり(ちゃんと)酸味を感じる。
本場のものにも同じ感想を抱くということはもうそういうことなんだろう。
個人的には絶対に必要のない風味だと思うが、この風味こそもみじ饅頭をもみじ饅頭たらしめる重要な要素なのかもしれない。
確かにあの独特の風味がなければ他のあんこ入りのまんじゅうと差別化できなくなり、有象無象と成り果ててしまうような気さえする。
最後に一応言っておくと、私がめちゃくちゃ繊細な味覚を持っているという訳ではない。むしろ味が濃ければ濃いほど美味しいと感じる馬鹿舌である。
あんこおいしい(^O^)