拝啓、親愛なるシャドウバース様へ
シャドウバースがサ終(正確には次作に移行)すると聞いて久々に起動してみた。データ消してなくてよかった…!
このアプリは私が大学に入学した直後にリリースされ、リリース直後から社会人になるまでの約4年間、離れた時期もなくみっちりと遊ばせてもらった。
子供の頃からゲームにあまり興味のなかった私にとって、間違いなく人生で1番プレイしたゲームだった。
通学中の電車内、退屈な講義中、家でも暇さえあれば画面の中のカードとにらめっこしていた。
サークルにも入らず、バイトもろくにせず、大学生活という貴重すぎる時間のかなりの割合をこのゲームに捧げてしまった訳だが、全く後悔はしていない。
今でもそう思えるくらいには楽しかった。完全に私の青春。
サ終に伴い新カードが刷られなくなったということで、次作までの期間は過去のカードプールを再現した環境で遊べると聞き、久々に起動してみた次第である。ジジイ大歓喜。
しかも、なんと7月の間は私の1番の推しカード〈陰陽の開祖・クオン〉が猛威を振るい、自身最もモチベが高かったUCL環境が再現されているということで、まさに奇跡的なタイミングだった。
早速式神ウィッチを組み、約4年ぶりのランクマッチに潜った。
恐ろしいことにマリガンや状況に応じたプレイングなども鮮明に思い出すことができ、なんなら指が勝手に動いていた。
そしてバトル終盤。スペブの溜まったクオンを場に出し、彼(あっ…私は"クオン=男"派閥です)の登場時ボイスがスマホから聞こえたその刹那、
私は涙を流していた。
オタク特有の誇張表現ではなく、本当に。
上記したように私にとってシャドバとは大学生活そのものと言っても過言ではなく、もう二度と戻ることのできないモラトリアムの塊のような記憶が走馬灯のようになだれ込んできて涙してしまった。
あの涙には郷愁の意もあったが、ただ生きるために労働し学生生活を捧げた娯楽すら満足に嗜めなくなるほど疲弊した自分と、そんな日常が永遠と続いていくであろう明日への絶望でもあった。
当時とは違いそこまでやり込みはしなかったが、久しぶりに心が高揚するゲーム体験ができ、かなり楽しめた数週間だった。
8月のカードプールはすでに私が引退した後の環境のためプレイする予定はないが、9月からはまた現役だった頃の環境で遊べるらしい。たのしみ!
シャドバ運営に対しては、調整方針やクラス間格差など不満が全くなかったと言えば嘘になりますが、今となっては感謝の気持ちでいっぱいです。
あれほどまでに熱中できるゲームを作って頂き本当にありがとうございました。
そして8年間運営お疲れ様でした。次作も楽しみにしています。