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【人柱物欲レビュー】Dell G15 Ryzen Edition (5515)のSSDを力業で増設してみた

先日発売されたDELLのゲーミングノートPC、“Dell G15 Ryzen Edition (5515)”を出会って五秒で合た……もとい購入一日目で分解してSSD増設してみたのでレビューします。
要はゲーミングノートPCの最新モデルを購入早々メーカー保証をドブに放り込んで人柱になってやったんでそのご報告ですわ……って話です。

※注意※
今回の内容(個人でのSSD増設)はDELLのメーカー保証が外れる行為です。筆者としてはこのような行為を推奨するものではありませんし、記事の読後に「あ、これアカンやつや……」と察し、危険な行為への抑止力となればと願ってやみません。
「ごちゃごちゃうっせーよ、オイラの溢れ出るSSD増設欲は誰にも止めr(略)」という方はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

さて、最低限の予防線は張ったんで本題に戻ります(笑)。久々の投稿ですが脱装飾過多、原点回帰、伝えたいことをシンプルに、をテーマにサクサクと行きます。
今回、人柱レビューの犠牲となったPCはDell G15 Ryzen Edition (5515)。
DELLのゲーミングPCとしてはAlienwareが有名かつメインストリームですが、このGシリーズはその弟分にあたるラインナップになります。CPUにRyzen5800H、GPUにRTX3060を採用、3060はラップトップ版であるもののTDPが115Wのためデスクトップ版3060と比べても遜色ない性能を引き出せるかと思いますが、CPUやGPUの細かいレビューは各自でググってください(シンプルに)。

でもっていよいよ件のSSDの増設ですが、このモデルはSSDが512GBとなっています。ビジネス用途など通常のPCならそこそこな容量ですがゲーミングPCとしては心許ない。「……っていうかメーカーもユーザーが増設することはある程度想定してるんじゃね?」などと勝手な憶測・はた迷惑な思い込みとともにノートPCの裏蓋を開けてみました(開け方はググってください……サクサクと)。
パカッ

冒頭の画像にもあるようにマザーボードにはエイリアン👽マークの刻印があるので上位ラインであるAlienwareと共通の設計なのかもなぁ(知らんけど)。

左画像の銅のヒートシンクに覆われてるのがOSの入った元々のSSD(512GB)、右画像に空きSSDスロット……勘のいい人ならこの時点で不穏な空気を感じ取れるはず。
とりあえず元から付いていたSSDも外してみたくなったので外してみる。
…やっぱりな

SSDを外すと見慣れない金属部品。本体に装着されたこいつにSSDをネジ止めしてるという寸法。恐らくこの部品を外して左側に付け替えて2280(よくあるM2SSDのサイズ)に付け替えたり出来るってワケだ……ということは本体右側の空きスロットにSSDを増設するにはこの部品がもう1個必要ってコトだ。
……で、この金属部品どこで買えるの?

まぁ、そのうちebayやAliexpressとかで見つけようとは思うけど現状、部品はないし裏蓋は開けちゃったし、増設用のSSDはアマゾンから届いちゃったし(←それは知らんがな)。
というワケでなんとかして金属部品なしでSSDを増設してみる力業レビューのはじまりはじまり~(シンプルかつ背水の陣)。
とりあえず金属部品外してみた。

なかなかに外しづらいのはググって確認してください。一応左右に小刻みにイゴイゴしながら抜くのが一番抜きやすいかも。ガッってやったら近くの基板や配線をやっちまう可能性もあるので……ん~こんなちっこいパーツに振り回されることになろうとは……しかしながら実はパーツを外しながら勝利の方程式をしたたかに計算していた筆者であった。
元のSSDを外した時、固定ネジを外してもSSDが浮き上がらずちゃんと刺さっていた(自作用マザーボードのM2スロットにありがちなネジ止めしないと斜め上に持ち上がるタイプではない)ので、最悪このパーツが無くてもスロットにSSDをブッ刺して絶縁テープで本体に留めればOKじゃないか?的な着地点は見いだしてはいた。
そして……

(パーツが)無いなら作ればいいじゃない。

ごくごくシンプルな回答。人類の歴史は創造の歴史、原始人だった頃から無い物はつk(以下略、シンプルに)

というワケでパーツの代わり(っぽい何か)を作ってみる。
各部採寸して3Dプリンタで……なんてやってしまうと力業じゃ無くなってしまうので、
ドドン

総製作費100円。ダイソーで適当な素材を漁ってみたら適当なPPシートがあった。ペンパイナップルじゃなくてポリプロピレン。当初はパーツの強度を考慮してブリキっぽい缶製品からパーツを切り出そうとも思ったけど絶縁性を採ってこのPPシートに落ち着く。
早速パーツの製作……びっくりするほど力業。

細マーカーでパーツを縁取りして切り出す。ただそれだけ。ハサミでOK、マジシンプル。
ライン通りに切り出すと一回り大きくなるので、一回り二回り小さくなるように意識して切り出すのがポイント。

何とかはまった。はめるコツとしては左右の翼状の部分を小さめに切り出すこと。PPシート自体の剛性もそれなりにあるので本体のスリットにちょっと引っかかるくらいでも十分固定されます。翼の部分を多少折り曲げて差し込みました。
このPPのパーツに元のSSDを固定できれば増設SSD用として純正の金属パーツを回せるということになる。
ドン

どこのご家庭にもある微粘着な熱伝導シート。まずはこいつを元のSSDサイズに切って貼り付ける(ツッコミは省略)。

こんな感じ、さらにドドン!

やはりどこのご家庭にもあるポリイミドの絶縁テープ(カプトンテープ)でSSDとPPシートのパーツを固定(ツッコm……以下略)。

こんな感じ。銅のヒートシンクを付けるための左側と上側の二カ所のネジの内、左は諦めて上のネジ一点で固定。同時に左用のネジは増設用SSDの固定に回します。
それではSSDの増設に取りかかります。
増設用のSSDは適当にお安かった2TBのものをチョイス。ブリスターパッケージがめっちゃカジュアルで若干不安(笑)

このモデル、レビューによると速度はそこそこらしいですが、逆にいうと発熱が抑えられるということかなとも思いその点を重視しました。ゲーミングノートは発熱・排熱管理との戦いでもあります。速度だってSATAに比べりゃ遙かに速い。
この増設用SSDにも気休め程度ですがヒートシンクを付けてスロットに差しておきます。カプトンテープ、マジ便利。

このヒートシンク、厚みが無いし熱伝導シート2種(薄・厚)付いてて、短い絶縁テープも付いてるのでおすすめです。さすがの長尾さん。
とりあえず取り付けたらこんな感じ。

まぁまぁ上手く収まった。増設SSDは金属部品+ネジで通常のM2SSDっぽく留まっているので問題なし。元のSSDは自作の金具モドキにカプトンテープで留まっているのと銅のヒートシンクのネジで1点留めになってる感じ。とはいえそもそもの元SSDが小さくて軽いから通常使用する分にはまず動いたり外れたりしないと思う。めでたしめでたし。

…という感じでDell G15 Ryzen Edition (5515)の力業SSD増設レビューでした。よい子のみんなは反面教師にして、絶対にやらないようにね!
ちなみに

Aliexpressでそれっぽい金属部品を発見。流石はちうごく…速攻でポチってしまったのは内緒だよ!

おしまい!

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