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コラム:【リニューアルオープン】阪神競馬場
お疲れさまです!
先週はサンライズジパングを強く推奨でき、G1でも少しだけ存在感を出せました(笑)
久しぶりのnoteは ポストでも挙げた阪神競馬場の注意点について話していきたいかなと思います。
けっこう質問があったのですが 阪神ダートの何に気を付ければいいのですか?と。
もしかして皆さん ただのスタンドの改修工事だったと思ってませんか?
芝コースとダートコースのレイアウトこそ変わっていませんが、
芝の全面張替とダートの路盤改修工事が行われていたことをご存知ないでしょうか?
そう一言でいえば全面改修です。
まさに【リニューアル】
それぞれの特徴をあげていきましょう
芝コース
昨年4月14日の開催終了後すぐに工事を開始されたようで内から10頭分以上のスペースを全部張替えてます。
ホーム、バックストレッチの外側は路盤まで替えたようです。
さらに馬場をほぐすエアレーション作業は通常1回のところを2回入れているとのこと。
鳥取産のエクイターフ(野芝と洋芝の中間みたいな 傷みにくい野芝をイメージしてください)を2コーナーのスタート地点周辺に使用(今回からです)
それ以外は鳥取産の野芝と洋芝の混合
ただし時期的には野芝は休眠状態のはずなので 芝を張り替えたとはいえ
【極端な高速化にはならないのではないか】と推測はしています。
路盤に入れるウッドチップなど)の量を増やしているし、かなり散水なども行っており今週の開幕はクッション値は9.0 かつ14%程度とかなり水分量を保てていることからも 上記の通り速いタイムになるのか という所は開催してから傾向を見ていくしかないが。
リニューアル後の高速阪神が牙を剝くのは、おそらく野芝が育ったあとの来年の9月開催じゃないのかなとは。。。
ダートコース
ポストでクッション砂が~ 白砂が~ というのは目にしましたが意外少なかったのが 路盤に触れていないケースが散見。
ダートは上から、クッション砂(表層)、山砂(上層路盤)、砕石(下層路盤)となっており今回は上層路盤の改修工事を行っておりますが15cm分改修したとのことで相当ほぐされているのではないかなと。
20年近くほったらかしにしていたダートクッション砂の下の基本の路盤から改修しています。
ここが20年近くの施行でカチンカチンになっていたのをほぐしている ほぐれているということは水はけも良くなるということです。
次にクッション砂の部分。
多くの方が触れていましたが
リニューアル後のダート砂は
オーストラリア産の白砂の割合が増加してます
以前は白砂が35.6%だったものが今回公表では
青森県産55%、オーストラリア産40%、宮崎県産5% となります。
オーストラリア産白砂とはなんぞやというと下記のような特徴があります。
・クッション砂の保水性はよく水はけがよくなる
・砂の粒子が大きいためほこりが立たない
・水分を含むと通常の砂よりも水分を長く保持する特徴があり
馬場状況は【芝で例えた場合の重からやや重の状態が通常よりも長く続く】
この芝で例えた場合というのがキーワードです。
芝で雨が降った馬場はいわゆるパワーのいる馬場になります。
パワーの無い馬、小柄な馬にとっては極めて不利で中央の馬が 地方への転入の際に馬体を増やしてくるのには 地方のほうが白砂割合が多くこれに対応するため という事例が多いということを思い出して下さい。
ただしクッション砂は当然ダートコースを使用すればするほど摩耗していきます。
京都競馬場が長期改修からリニューアルしはじめと今とでだいぶ傾向が変わってきたのと同じです。
【今回のリニューアル直後】 と 【1年後】の阪神ダートの狙い方が同じかといわれると変わる可能性はあることをご留意下さい。
そのうえでここからは有料となりますが
新しい阪神競馬場で起こりえる事例(狙い方)を京都リニューアルの傾向から推測したものを記載します。
【あくまで推測】なので 実際の現象と異なっていた場合はご容赦下さい。
【阪神ダートでの重視すべきこと】
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