競馬場で使える名言集(シャア編)
ボクはガンダム世代なのでシャアに憧れます。
シャアというのは『機動戦士ガンダム』の主人公アムロのライバル、シャア・アズナブルのことで、赤く塗装された専用機に乗ることから「赤い彗星」と称される人物です。
続編の『Zガンダム』では訳あって正体を隠し、クワトロ大尉とも呼ばれていました。
ボクがどれくらいシャアを好きかというと、彼が乗る最強の機体サザビーのプラモデル(RGシリーズ)を発売日に手に入れたのに、作るのが面倒で箱を開けていないというほどです。たかが知れています。
そもそも老眼なので細かい作業は苦手なのです。
ちなみにシャアが乗った中で一番好きなモビルスーツは百式ですね。
金ピカでカッコいいのです。
金運が爆あがりしそうな感じがして待ち受け画像なんかにするとステキです。
恥ずかしいのでボクは絶対にやりませんが。
で、このシャア(クワトロ大尉)というのは数々の名言を残した人物でもあるのです。
例えば
「認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの過ちというものを」
という書きこみを、ネットの掲示板なんかで見かけたことがあると思います。
これは、自軍の新兵が功を焦ってガンダムにやられたのを受け、シャアが語った有名なセリフなのですが、彼自身も血気盛んな若者であるのに、なかなか達観したことを言うものだとシビれてしまいます。
こうしたシャアの名言を思い返しているうちに、ボクはふと、これは競馬にも当てはまるのではないかと思ったのです。
毎度、勝ち目が薄い勝負に挑み続けるボクたちも、ある意味、戦士だと言えます。
そして、ボクたちの戦場ともいうべき競馬場においてこそ、シャアの金言を心に留め置くべきだと思うのです。
自分への戒めの意味もこめて。
前置きが長くなりましたが、今回は競馬場で使えるシャアの名言をまとめてみます。
その使いどころも書いておきますので、皆さんの競馬ライフの一助となれば幸いです。
「今行く。何とか持たせろ」
(攻撃を受ける補給艦の救援に向かうシャアのセリフ)
競馬場での待ち合わせに遅れそうなときに使えます。
決して戦友を見捨てない、誇り高い騎士道精神をアピールできます。
ちなみに、いつだったか電車を寝すごしてKさんとの映画の待ち合わせに30分遅れたとき、このLINEスタンプを送ったら本気でキレていました。
「坊やだからさ」
(「弟はなぜ死んだ」という芝居がかったギレンの追悼演説を聞いてシャアが発したセリフ)
朝から馬券をハズし続けているのか、「なんで内に入れるかなー」とか「そんなに外を回したら届かないだろ」とか悪態をついている隣の迷惑な客に対し、心の中で追い討ちをかけるときに使います。
でも、こういうときは自分もガミっていたりするケースは割とよくあります。
「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」
(初めてガンダムと対峙したシャアのセリフ)
断然人気の馬(ガンダム)を蹴っ飛ばして、穴馬から強気に勝負するときに使います。
でも、やっぱり人気の馬に勝たれてしまったときは
「ええい、連邦のモビルスーツの性能は化け物か!」ということになります。
こういうことが続くときは
「ガンダムは倒せん。ララァ、私を導いてくれ」と他人の予想に頼ってみるのもいいかも知れません。
ボクなんかは、もう、あみだくじを書いたりします。
「これが若さか」
(「そんな大人、修正してやる」と、カミーユから一撃を見舞われたシャアのセリフ)
2歳馬がゲートを出なかったり、最後のコーナーで外に膨らんでしまったりしたときに使います。
あと、軽量の新人(ニュータイプ)に逃げ切られたときなんかにも使えると思います。
いずれにせよ、馬券がハズれた後の感想であることに違いはありません。
「認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの過ちというものを」
前述の有名なセリフです。
うっかりと、短距離戦で出遅れ癖のある馬を買ってしまったり、逆に長距離戦で引っかかる馬を買ってしまったりして、案の定な結果に終わったときに使えます。
でも、歳を重ねたら馬券が当たるというわけでもないことは自分が一番よく分かっています。
「君はいい友人だったが、君の父上がいけないのだよ」
(ザビ家への遺恨から、その末弟ガルマを謀殺しようとするシャアのセリフ)
2000メートルの重賞でダイワメジャー産駒を買って、やっぱりちょっと距離が長かったね、というときなんかに使えます。
血統的な距離適正って大事です。
「しかし、私もニュータイプのハズだ」
「見えるぞ、私にも敵が見える」
たまに、激走しそうな穴馬を見つけた気になることがあります。
でも、ただの勘違いであることが多いので、この二つは、むやみに使わないほうが良いと思います。
「当たらなければどうということはない」
本当にそうですね。
競馬というのは予想が当たらないことには、どうにもなりません。
「まだだ、まだ終わらんよ」
(『Zガンダム』の最終話で、窮地に陥ったクワトロ大尉が発したセリフ)
メインレースを外したときに使います。
最終レースは救済措置としてあるのだということがよく分かります。
結局は傷口を広げる結果になることが多いのですが。
まぁ、それでも土曜日なら、まだこのセリフは使えますね。
次の日がありますから。
でも、今日散々、負けたのに「この負の連鎖は、まだ終わらんよ」と予言されているような気もして背筋が凍ります。
「これで勝たねば貴様は無能だ」
(「これなら勝てる」と言ったガルマに対して、シャアが心の中で言い放ったセリフ)
有り金をはたいて12レースで最後の勝負をするときに、自分を奮い立たせるために使います。
おけら街道をトボトボ歩いて帰るときの無能感はハンパないので、絶対に当てねばならないという気持ちになります。
「私は、モビルスーツに乗っても必ず帰ってくる主義だ」
(副官に対し、戦闘への決意を語るシャアのセリフ)
先週、いいところなく負けて「もう競馬をやめる」と宣言したのに、今日また競馬場に戻ってきてしまったというときに使うセリフです。
ま、こんなところでしょうか。
何だか、残念な言葉が多くなってしまいましたので、ポジティブな気分になれる言葉も書いておきます。
「チャンスは最大限に生かす、それが私の主義だ」
(妹セイラから今後のことを尋ねられたシャアのセリフ)
ここは勝負と決めたレースは絶対に馬券を当てる。
そういう強い意志をもって競馬に臨みたいものですね。
そして最後は、このセリフで締めくくりたいと思います。
「勝利の栄光を君に!」