なぜ、ゴスペラーズだったんだろう?(ゴスマニへの道程)
先日、ゴスペラーズのファンクラブ「GOSMANIA」の会費納入したことで、ゴスマニ15周年、16年目への道をゆくこととなった。
以前にゴスマニさんたちと仙台でのライブの後に飲みましょう!いう話になり、時間に余裕がない中で、飲んだことがある。(自分は普通にソフトドリンクでしたが)
その時に、自分の「ゴスマニへの道程」を披露したんだけれど、今思うと?な部分もあって、ここに書き記して、自分自身の頭にもちゃんと残さねば!という気持ちでここを使おうという思いであります。
1、初めは武内享氏(ex.チェッカーズ)から。
実は、ゴスペラーズを知ったのはインディーズ時代でしたね。チェッカーズを解散して、ソロでプロデュース業などをしていた武内享氏が、新しいことをやるらしい、しかもヴォーカルグループということで、気になって発売当時にCDショップに行きましたね。
そこには『注目作』って感じで、上の段に面出しで出てたなぁ。でも即買いはせずに、試聴した。最初は「コーラスラインがグニャってる」という感じしかなくて、手が出せなかった。
武内享氏のプロデュース作品で「Cool Chirstmas(1993)」なるクリスマスソングやオリジナルも入れた、かなりシティ感強めなオムニバスアルバムを出されていてね。結構好きで聴いてました。そのイメージからすると、随分若い子へのプロデュースするのね。と思った。後からライムスターなどがインディーズで出していたファイルレコードで、主宰が佐藤善雄さん( rats & star)というご縁があったと知るんですが。
まあ当時のコーラスワークは自分には聞くに耐えない部分があった。そのこともあり手を出さず、その後を見守る立ち位置にいた。
そうしたら1年経たずして、彼らはメジャーでアルバムとシングルを出した。その時にメンバーが変わったこと、シングルが「Promise」 だったこと、それを踏まえてメジャーでの音を試聴で確認した。「あれ?随分違うぞ!」と。でも、当時自分も20代前半で、他に好きな音楽もあったこともあり、ここでもスルーした。
2、転機は「ウルフ」のシングルCDから。
実は自分の中で、よほどでない限り気になっているアーティストは3枚目から買う。という変なこだわりがあり、ゴスはその手前でうろうろしていた。2作目である「二枚目」が出た頃、当時ヴォーカルを習っていた先生「アンディ小山氏」がやっていた地元FMラジオ番組に彼らがゲストに出ていたのを聴いたりもしていた。
当時8インチCDの方が気軽に手に入れられてた時代でして、たまにお目当てじゃなく、勢いで買っちゃえ!が許せてた頃。
FMでよく聞こえていた曲が気になっていて、それを探そうとCDショップへ。その曲は真心ブラザーズの「エンドレス・サマーヌード」。んで、一枚だけもなんだなぁと気になっていたゴスペラーズのシングルも買ってみた。それが「ウルフ」だったりする。
その当時、「知っている」程度でしかなかったので、まるで彼らの声の判別もついてない。唯一てっちゃん(村上てつや)とヤング(安岡優)の声はちゃんと認識できていた。だから「ウルフ」でメインを張っていた黒ぽん(黒沢薫)の声を顔と認識できてなかった我。酒井氏と北山さんも同じく認識できず。
何となくではあるが、当時勤めていた会社に持って行き、昼休みにかけたりしていた。(真心さんも)自分、そこで何故か満足してしまって、2枚ともに会社の人にあげてしまいました。
その1ヶ月後に「MO’BEAT」が出たタイミングで、やっと買いましたよ。試聴の上で。
多分買った理由の一つはシングル「ウルフ」のCWだったのかもなぁ。「スプーンⅡ」ってことは、Ⅰもあるってこと?という感じで。
さて、アルバム買った。聞いた。おー!この曲いいなぁ。と思ったのは「t,4,2」と「MO’ BEAT」だな。期待した「スプーン」は、あれ?本当に最後のアウトロない程度?すかし食らったかも!とか思いつつ。
でも、当時今よりも音楽を聴く機会が多かった自分としては、「良いのみつけた!」程度で、車のCDチェンジャーの中にサクッと入れていた。
その後も「二枚目」「The Gospellers」も買って、普通にファンでいる日々を謳歌していた。
3,なのになぜか売れたら離れた
アルバムは買うけれど、シングルはレンタル程度で収めていた。おかげで「愛の歌」の認識が遅くなったのは本当です。
「FIVE KEYS」「Soul Serenade」も買ったけれど、ゆっくりではあるんですが、彼らも認知度があがってきた。「永遠に」がヒットして、告白が出た頃にはテレビでの出演も増えてきた。
でも自分は邦楽より洋楽を聞く機会の方が多かったのは事実で、アルバム自体も発売日にどうこうではなく、出てたら「おー出てた!」程度でのタイミングで買っていたので、テレビも偶然に出ていたら「出てた!」って感じで見てたなぁ。
「ひとり」が出た頃も、アカペラでのシングル発売がそんなにないと認知はしていなかったので、周りの方々の驚きを不思議に思っていた部分が大きかった。と言うくらいに本当に普通に好きなアーティストの人部グループ程度でしかなかったです。当時。
その後もアルバムは買っていたが、9枚目「Dressed up to the Nines」の頃に、自分の中の「もういいかな」感がふつふつとわきあがり、別に彼らが好きか嫌いか関係なしにアルバムを買うのをやめてしまいました。考えればあの頃、CDを買う余裕が以前よりも無くなってたかも。とふとおもっております。
4、再び会えたが、会った相手が間違いだった!
その後、結婚してパートに勤めたりしていた自分、自宅に光回線をひいたことにより自分用のPCメールアカウントを取得して、相方の中古のMACを介して、SNSもやり始めたりしたんです。その一つが「ニコニコ動画」でした。まあ今は削除されてますが、そこでG10武道館での金色の御方(ラブマ様)の動画が上がっていて、うっかり出会ってしまい、大いに笑ったおかげもあり、心にパーっと何かが弾けてしまいました。その後ゴスペラーズ関連の動画を見まくり、自分がどうやら「酒井雄二好き、いわゆるサカイスト」だと言う認識を新たにして、ついには自分もえらい簡素ですが「曲をつなげた動画」を出してみたり。(そのままなぜボカロに行かなかったんだろう?)という別の意味で「好き」が沸々湧き上がってきたのでした。
5、ライブにまずは行ってみようといきなり隣県へ遠征
2008年でしたね。当時「ローレライ」をひっさげての夏のツアー「ゴスペラーズ坂ツアー2008 ハモリ倶楽部」を敢行するとの話は聞いていた。とはいえ、ゴスマニア(ファンクラブ名)に入るかどうかはまだ決めていなかった自分。
そこで何を思ったのか、近くにローソンがあったのが幸福だったのか、いわゆる一般枠でチケットを手配。新幹線チケやお宿も自分で手配して、8月8日に1泊で仙台まで行ってきました。ライブ。
まあ結果、すごく楽しくて、頂いてたファンクラブ勧誘用紙に記入・入金をして、後日ゴスマニアに入会を決めたのでした。
6、病気でその後ライブはお預け。な日々を経ての今。
自分の体調がいきなり悪くなり、2008年秋頃から2009年3月まで合計4回入退院を繰り返すわけわかんない日々を送り、「重症筋無力症」という病名を受け、現在の状況に落ち着くまで緊急入院もあったりしてほぼ15年ほどかかりましたが、この間で行けたライブって、(集いを外して)県内が4つ、県外が3つかな?正直、ただの主婦ですのでね。こんなものですよ。そう考えるとファンクラブの集い(国内だけですが)に行けているのが、じぶんにとって結構うれしいなぁ。という感覚。今年も集いとクラシックスだけで、年末の武道館までは本当に「待て」状態。
今くらい動けてるからパートで働きたくてもいいんですが、去年から動いていても、全く橋にも棒にも引っかかりません。さすがに15年のブランクは苦しいんだろうね。
もしパートにいければもう少し気持が楽になるんだろうけれど、流石に今年も3つほど受けて全てダメ。おかげで常連のスーパーさえ変える始末。
って、危うくパート面接の愚痴になりそうだった。
はい!軌道修正!
7、んで、どうしてゴスだったの?
正直に言いますと、もちろん原因は「ラブマ様」ではありましたが、「好き」という感覚は地味にあったんですよね。売れてくれたことで、その好きも落ち着いてしまった時だったんで、G10でのあの勢いに持ってかれちゃったんでしょうね。気持ちが。
先週(9月20日)ですが、自分の沼への原点、ゴスペラーズ坂ツアー「G10」の24時間限定配信見ましてね。見た当時は「わー!がんばりすぎじゃねぇ?」ってくらいにもう次から次へとだったんでね。
もうアンコ(でいいよね)の「Atlas」が当時は切なくて見れなかったんだけど、今見ると、それなりにがんばってたなぁ。と拍手しちゃうくらいだった。
コロナ禍でエンタメ業界が「配信」という武器を手に入れて、同時視聴やらアーカイブ視聴もできるようになった時期に、何故現地?と思う人もいるかもですが、やはりね。生で5人の声を浴びると違うんですよぉ。遠かろうが近かろうが、変わらず浴びられる「声の圧力」にいつもいつもニマニマしちゃうのです。
あとね、ここがけっこうデカいんですが、
ゴスがちゃんと「バンドを提げてツアーしてくれる」のが無茶苦茶うれしいんです。
もし、彼らがアカペラだけ、とか、DJだけ引っ提げてのツアーをずっとやってたら多分好きになれなかったかもしれない。声だけじゃなく、音楽としてのかっこよさをちゃんと体現できているという意味で自分は彼らが好きなんだろうなぁ。
以前からさまざまなライブには行っていた。と言えどほとんどが岩手でのライブではありますが。
ただアマチュアとはいえ、自分も歌う側としていた時期もあり、30代も忙しかったり、見に行く機会を失う時期もありました。
歳を重ねるに連れその痩せ細った音楽への想いというか、歌う楽しさにひらすら訴求し続けてくる彼らに自分自身が、少しだけ前を向かせてもらえているんだろう。
先日、 久々に海外での「ゴスマニアの集い」の開催が明らかになった。
自分は多分、一生海外には行かない人間なので、パスポートも取らず、って感じなので、国内の集いまで待つことになるんだろうなぁ。
まあいい。まずは年末の武道館だ。初武道館だよ。
にしても、この歳になって武道館行くんだ。自分。変な奴!でもその行動力をくれたのも、ゴスペラーズのおかげですからね。
とはいえ、30周年ツアーまではお預けっぽいなぁ。来年は。と、盛岡辺りでのライブを心待ちにしている病持ちゴスマニの長すぎる呟きでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?