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季節と共に流れる音楽 冬(ゴスペラーズ編)
以前「12ヶ月と音楽」と言う題で前後編で、自分の好きな音楽とその音楽への想いなんぞを書き連ねたんですが、みて頂ける方が徐々に増えていて、嬉しい限りです。
今、推しているのよ!なアーティストは、先日12月21日に30周年を迎えた「The Gospellers(ゴスペラーズ)」です。
先週武道館で行われた「30周年記念祭」に20日に参加させていただきました。とんでもなくよかったですよ。
ただ大阪が残っているので、それが終わるまでは本人いう所の「ネタバレ厳禁で」ですので、色々と言いたのをギリギリ我慢してますね。
今回は冬と共にゴスペラーズの音楽をぜひ堪能してください!
「えっ、ゴスペラーズって冬じゃないの?」という、季節限定アーティストにするのはやめてね。EP「HERE & NOW」の中の「Summer Breeze」など、あり過ぎるくらい夏の曲あるんだから!
と言いつつ、冬感が強いのって、ハーモニーのせいという話はよく聞くよね。
冬の寒い時期に「人の声に温かさを感じる」と言う感覚かぁ。そこにピタッとハマるんだね。ゴスペラーズ。良いと思いますよ。
確かに冬にゴスペラーズが合う。わかる。だからと言って、ゴスマニとしては、少し捻りをくわえた選曲をしたいと2日くらい考えてみた。
とはいえ、紹介したいとなるとようつべさんとの連携が大切だしね、となると、と言う制限もあったりするんでね。残念ながらアルバム曲を削がざるを得ないという切なさではありますが、「G30 Beautiful Harmony2」も好評ということもあるので、今回はカップリングから行きましょう!
まずは「冬だよぉ!」なこの曲。
輪舞(ロンド)
(2008 sg 青い鳥 c/w)
カップヌードルミルクシーフード味のCMソングとして使っていただきました。当時ゴスマニ界隈では「ミルシー!」として、いい感じで売れてた気がしてたんですが、長くは続かず。冬季販売というのもあったからかな?数年ののち「北海道」という冠をつけて帰ってきましたね。(要らぬ情報か?)
曲はクロぽんと 佐々木真里さんという「ミモザコンビ」ですな。
個人的には、この曲は2番の村上節に痺れております。サビのところでかなり高音のぎりぎりを攻めたという話を何かで聞いたか雑誌で見たか。あとはきたーまさんのDance!の低音でニマニマ!いいよね。
次は「大晦日!」なこの曲。自分はなぜか31日12時過ぎの一発目にこの曲を聴くのが好きです。
Beginning
(2002 sg 告白 c/w)
北山さんと妹尾さんの曲。詩はユタカさん。
メインは1が北山さん。2が酒井さん。酒井さんに「君が欲しい」と言わせたユタカさんへ。本当にありがとう。
多分、黒ぽん入ってくる箇所からはもう「妹尾さんワールド」なのでは?と思っている。ポンさんの高音を効果的に鳴らすメロを作るの妹尾さん大好きでしょ!ってくらいの上げっぷり!(個人の意見です。)
この曲の真髄はやはりアウトロだと思っています。2スペのVo、が優しく絡み合う感じが、もう大好きです。
さて3曲目は、多分「作家・村上てつや」をがっちり前に出した曲ですね。
愛のためだけに
(1998 sg あたらしい世界 c/w)
この曲はあまり夏感を感じなかった自分。ソウル感が前に出てたからだろうなぁ。
和田アキ子さんに提供された曲。こっから5人の作詩・作曲の足がかりがついた。その後、ブレイクに伴って、依頼もガンガン舞い込むことになる。
曲自体は詞が山田ひろし氏。曲は村上さん。「チャレンジ・アメリカ」というテレビの企画でアメリカの老舗レコードでのレコーディングという、なかなかなバックボーンを持つ曲。G30での音を聞くとさほどではないんですが、シングル版を聞くと、その音のアメリカ感を結構しっかり感じられますね。ただ全体としての音は低めなんですけどね。そこも含めて好きですね。てっちゃんのヴォーカルが、「姐さん感」があって良いですな。
次は「高校サッカー」の応援曲になったこの曲。
Golden Ageー黄金世代
(2004 街角-On the corner c/w)
日本の冬の風物詩状態ですけど、地味に日本が湧く大会でもあります。と言いつつ、数年前に1月1日開催からはずれましたね。今年ももうこの時点で帰ることになってる高校あるんだろうなぁ。寂しいよなぁ。(自分の県の高校ももういないわ。)
という戯言は置いといて、曲についてですね。これは詩がユタカさん、曲が北山さん。ストリングスのアレンジが島健さんですね。なんか、すんごくデカい曲。多分歴代の応援曲の中で一番仰々しい気がするよ。ホルンだよね。ブォー!って鳴ってるの。あの音に非常に気持ちがシュッとなるというか。そんな気になります。
ラストですが、ここ数年の地震で本当に苦しい思いをしてる方々を想う曲だと思っている。
ゆくてに
(2012 STEP! c/w)
阪神淡路大震災を筆頭に、近年で起きた地震はどうも冬に固まりがち。去年も石川の能登地方を中心に起きた地震。更には9月の豪雨災害などもあって、なんだか災害に対して、すごく気持ちが疲弊しがちですね。
この曲がそこに寄り添う感覚を抱いたのは、やはり自分が「東日本大震災」を経験したからなのだろうか?
彼らゴスペラーズが「でかくはないけれど、復興への道を大きくするために、被災地を訪ねていこう。そこにお金がちゃんと落ちるように」という目的もあって、「ゴスペラーズ橋(ばし)ツアー」を2011年からやり出している。最近は災害地だけではないけれど、「小さな場所でも行きますよ」精神を体現するツアーという目的もある。この曲は2011年の「BRIDGE」と共に、橋ツアーへの思いを体現している曲だなぁと思います。
詞、曲共に酒井氏、アレンジが高野寛さんという「t.4.2.」コンビでございます。なんだか「小さいけれど心地よく揺れる船の上」にいる気分。という、不思議な感覚を持ちます。(個人の意見です) 全員の声がとにかく優しい。その優しさに揺られている感覚とでも言いましょうかね。
ちいと5曲目については少し思いが強めになりましたけど、自分、まだ橋ツアーに行ったこと無かったり。行ける場所がねぇ。いつかは行くぞ!と思ってはおります。
という5曲を紹介させていただきました。
まあ他にも「砂時計」や、「こういう曲調好き」とか、色々あるんですが、多少のひねりと共に、自分らしく選曲するということで選んだ5曲です。よかったら聴いてみてくださいね。
ということで今年のnoteへの投稿はここまで。
今年始めたnoteですが、デカいネタはなく、ただ好きな世界を書き殴った感はありますかね。
来年からは、もう少し「言葉」も紹介する「音楽」もさらに面白くできたらと思います。
もしよろしければ、お付き合い願います。
ということで、本年は誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
タダカジでした。