学校・企業向け/VRヘッドマウントディスプレイの選び方(Meta Quest等)
(2025/01/30初稿 閲覧のタイミングによっては情報が古い可能性がありますのでご注意ください。URLはAmazonアソシエイトリンクです。)
(2025/1/31 気になった部分を一部修正)
自己紹介
こんにちは!
VRの世界でファッションモデル活動などを行っているにゃるきーちゃん!と申します(*^^*)
最近、リアルの世界の学校や企業で、VRの機材を導入し始めている所が以前よりも増えて来ているのを体感しております!
そこで、普段からVRの機材に触れている目線と、お仕事でそういった職種の方々に関わっている目線から、VRヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)の選び方などをご紹介させて頂こうと思います!
※ちなみにVRゴーグル?とかVRヘッドセットって呼ぶ人も居ますけど、HeadにMountするDisplayなのでヘッドマウントディスプレイって言うっぽいですよ!
(お仕事の方だと、きっと「取り敢えず導入して!」と上から言われて良くわからないまま発注している担当の方も多いと思うので覚えておくと発注先に伝わりやすいかも!
さてさて、上司や教育委員会などから良くわからないまま導入を命じられた担当者さん!良くわからないながらもWeb検索してこの記事に辿りついた勤勉な方にはここで一気にお悩みを解決していただけると思いますので、安心して読んでいってくださいね!
現在購入できるHMDの種類を一部紹介
まずはHMDで検索して、恐らく存在を確認できた商品は以下のいずれかではなかったでしょうか。
主に上記3点で、場合によっては
こちらあたりでしょうか?
ちなみにこちらの商品も見かけたかもしれませんが
こちらの商品(メーカー)は執筆現在、購入後に会員資格費の名目で追加費用がかかる点(実質的に18万円くらいの商品を13万円+5万円の分割払いのように買わされる)ので、特に法人向けには予算を取りづらい商品になるため、少々選びづらい商品となるかと思われます。
選び方
はいはい、元々10万円を超えるようなHMDは候補じゃないよ、という声が聞こえて来そうなので、高級機の方のお話は後でおまけ的に記載するとして、やはり「Meta」か「Pico」かになると思われます。
現在購入できるHMDの中では「MetaQuest3s」が一番安価に購入できるので、候補に上がりがちかと思いますが、ここで安易に予算取りをしてはいけません。
理由は、性能やそういった話ではなく「法人名義で現在発注ができないかもしれない」からです。
1台5万円程度で予算を取ってしまうと、何も買えなくなってしまいますので、絶対に早まらないでくださいね!
まずはPCなどを発注している取引先を通して購入の可否を確認をしてみてください。
もしかしたらOKな所もあるのかもしれませんが、現状では「NG」「らしい」です。(法人向けモデルが出る予定がある?)
そのため、Metaで現状法人で購入できるのは「MetaQuest3」の方になり「Pico4Ultra」とどっちにするか?というお話になるかもしれませんが、ここは個人的に「Quest3」を推します。
色々理由はありますが「使っている人が多い」HMDとなりますので「何かあった時の解決方法がWebやX上に有ることが多い」という点や、ユーザーが多いので「不具合もかなり解決されてきたので、かなり安定して使える」という点がかなり大きいですね!!!
(あと現行のPicoがフルトラッキングでゲームする向きなセットを推してたりするので、どちらかというと個人向けな売り方をしている気がするので)
この記事を読んでいる方は、VRのHMDに触れたことが無い方も多いかと思うのでイメージがしにくいかもしれませんが「HMD使用時の安定性」というのが、メーカーによってかなり異なり、コレに関しては「高い機種なら安心ということが絶対ではない」という事を頭に叩き込んでおかないと、大失敗の原因になる場合がありますので、本当に気を付けてください。
その点「MetaQuest」は、私がいくつかHMDを試した中でもダントツの安定性を誇り、逆にQuestよりも高い機種を使ったほうがストレスに感じる事が多いほど安心して使えるHMDとなっております。
(筆者はQuest3の倍の価格のHMDを所持しており、もっと高級なHMDも試した事がありますが、どちらも使用中にフリーズや意図せぬ挙動を起こし、いい点もありますが、ストレスも多いというのが正直な感想です)
結論
そのため、現状は比較的汎用的な使い方を想定して法人でHMDを購入する場合、筆者は「MetaQuest3」一択と言っていい状態になっていると考えています。
ちなみにQuest3と3sの違い
ちなみに、上記の違いが気になる方・今後Quest3sを法人で購入できるようになった際に、どういった違いがあるのか?というのが気になる方もいると思います。
公式HPなどを見ればスペックの違いは一目瞭然ですが、数字や言葉を並べられても正直イメージは湧かないと思いますので、自分なりにご紹介すると、、、
Quest3→適当に装着しても視界良好。(パンケーキレンズの効果)左右の目の幅も無段階調整ができるのでピントを合わせやすいイコール目が疲れにくい印象。
Quest3s→目の幅の調整が3段階かつ、フレネルレンズという比較的コスパ重視のレンズのため、画面の状態によってはリング状の線が見えるなど、Quest3と比べると明確に見え方は下位互換になりますが、それでも一昔前~現役で使っている人も多い仕様なので、普通に使う分にはこちらでも全然問題無いと思います。(少なくとも全然良くない!という事は絶対にありません。Quest3も3sもチューニングがすごく頑張っているので、どちらもお値段以上な価値のある商品だと思っています)
ということで、違いは主に「視界」です。(あ、VRで見える視界の幅も違いますね)
見え方以外は基本的に一緒だと思って頂いて大丈夫です。
なので、後から/先にQuest3を買った3sを買った、という事があっても、操作感などは変わりませんので、その辺も安心ですね。
と、言う事で、もしかしたら本記事を見るまでも無かったかもしれませんが、選定に不安を持っていた方の背中を押してあげることができましたら幸いです。
これからの未来に良い感じにVRを使って頂けると、VRを楽しんでいるユーザーとしても嬉しく思います!!!
おまけ
今回紹介しなかったHMDや周辺機器の話と、PCVRをする時のPCの選び方の参考
おまけで、先に記載したHMDなどのお話を少し。
Vive社のHMDは、クリエイターさんや開発者さんなどが使っているイメージがあります。
筆者はFocusVisionというHMDを所持しておりますが、こちらはアミューズメントパークなどでも使えるような堅牢性もある商品です。
Vive社は全身トラッキング用の商品も発売しており、HMDとの親和性も高いのですが、Vive製のHMD以外でも使用できますので、今回はVtuberや、全身をトラッキングして何かをしたい用途のお仕事以外では必要ないと思いましたので割愛いたしました。
Pimax、MeganeX、Bigscreenbyondなどの高解像度のHMDですが、機種によっては上記のViveトラッカーを使用できる環境が無いとトラッキングができない/コントローラーも別で用意しないといけない、などが有り、この記事を読まなくても色々分かるようになってからでないと選びにくい機種のため割愛しました。
VRにハマったらそれぞれの機種の良さを調べて検討してみてください!
また、高解像度対応のHMDの場合、PCの要求スペックも高い方が安心して使用できます。
とくにVRは高いスペックが求められ、低予算でPCを購入して全然動かない、、、なんて事がないように気をつけてください!
可能であればVRをしたことのある店員さんや担当営業にスペックの相談をして購入しましょう!
反応がありましたら追加で関連記事を書いてもいいので、何か気になる事などあればXのDMなどからお問い合わせください!
それではよいVRライフを!!!