私の好きな絵画
皆様今日もお疲れ様です。
今回は絵画のおはなしを。
私の好きな絵画のひとつに
【ジェーン・グレイの処刑】という絵画があります。
1番好きな絵画と言っても過言ではない作品です。
この絵はポール・デラロッシュ作です。
1833年に描かれています。
このジェーン・グレイという女性は、16歳で女王になり、九日で処刑をされました。
ジェーン・グレイが何かをした訳ではなく、
政権争いがゆえに処刑をされたと言います。
『 悲劇の九日女王』とも呼ばれているそうです。
処刑とは思えない白い装い。肌も白く一際目を惹かれます。
もしかすると、当時は処刑はこのような装いが決まりだったのかもしれませんね。
処刑台を探している描写だと思うのですが、意外と距離があるところから目隠しをされています。
どうしてこの瞬間を絵にしたのでしょうか。
哀しんでいる女性の表情もとても美しく感じます。
もしかすると幼少期からずっとジェーン・グレイの事を見てきたのかもしれません。処刑を隣で見守るというのはどういう心境になるのでしょう。
ちゃんと手入れされている斧。手入れされているとしても、一振で断つことができるのでしょうか。
人の手で処刑をするというのは、中々大変な方法ですよね。
痛覚は最後まで残ると言います。ですが、首を切ると神経が絶たれてしまいますから、それでも痛覚というのは残るものなのでしょうか。
この絵を見ていると色々と疑問や心境をかんがえます。それが絵画のいい所ですね。
私はこの絵の構図や落ち着いた色合い、それぞれが纏っている布の質感の表現がすきです。
1度見るとしばらく眺めてしまいます。
処刑をされる瞬間も美しい。そんな女性になりたいものです。
皆様はどんな感想を抱きましたでしょうか。
是非1度見て頂きたいものです。
それでは、また次回。