4~6か月の備忘録

時間が飛びすぎているが、記録を残そうと思う。
11か月も飛んでしまった理由は、育児、引っ越しもあるが、
急な理由から転職をすることになったからだ。
とにかくバタバタの中、まとめて一気に片付けたことは褒めてやりたい。

そんな、あれやこれやと対応しているうちに、
あっという間に月日は流れていた。
その分、我が子は大きくなって今や喋っている。
あんなバブバブしか言ってなかったあの子が??

ここから、あの頃を思い出しながら時を戻そう。

4か月目

初めてのクリスマス。
初めての大仕事。

これをクリアし気が付けば年が明けていた。
お食い初めというイベントも無事に終わり(本人は号泣)、
恐らく産後一気に来るイベントらしいものは一旦クリアになった時期だ。
本来であればここで一息…と出来るのだが、我々夫婦には次なる試練として
引っ越しが控えていた。

とにかく準備が大変で、気が付けば段ボールだらけの家に
赤ちゃんがころころ転がっている状況だった。
閉じた段ボールに寝返りしながらガンガンぶつかる赤ちゃん。
部屋が狭くてすまん、もう少しの辛抱だぞ、と心で祈っていた。

この辺からかなりころころが上手になっていた。
ふんばってふんばって、なんとか仰向けになる姿は
一瞬で見れなくなるので、動画で是非残しておくことをおすすめしたい。

5か月目

大荷詰め大会及び大メル〇リ大会開催

とにかく持って行くものの断捨離と育児。
永遠にこれだった。大幅に減らした持ち物。
そしてちょこっとだけ売上で回収したお金。
これらを子どもグッズに変えていくのは、親になったなーという
気持ちを実感する出来事でもあった。(小並感)

この頃には赤ちゃんへの対応も夫婦共に大分慣れたと思う。
睡眠時間も少しではあるが安定してきていたし(緩くジーナ式を心掛けた)
ベビーカーや抱っこ紐でお外を散歩するのも恐ろしさよりは
嬉しさが勝ってきて、疲労はあれど親子3人の
ちょっと穏やかな時間を過ごしていた。もちろんまだ恐怖はあったが…。

5か月目で1つ思い出すのは、赤ちゃんを敵視していた猫が
ベビーベッドに侵入した事件だ。

自分が一番お姫様だった我が家の猫は赤ちゃん襲来に伴い
怒り狂い、そして圧倒的なヘイトを向けていた。

そんな猫ちゃんがベビーベッドの中をのそのそ歩いていたのだ。
猫は鼻がいいので、赤ちゃん臭がたっぷりついているベッドになんか
行くわけがないと油断していたこともあってか、夫婦で驚いた事件だった。
幸いにもその時赤ちゃんはベッドにはいなかったのだが、猫ちゃんなりに
ようやく気にかけてくれたのかもしれない。

なお、あれから1年以上経過しているが猫ちゃんは未だに子に対し
気を許していない。
ほんの少しだけ、近くに寄れるようになったかな、というレベルだ。
私としては、猫と赤ちゃんがベッドで寝ている…なんて姿を拝みたかったが
恐らくこれは夢のまた夢だ。

そして、ついに薄ーーーーーくしたお粥のデビュー
水じゃね?みたいなアレだ。水じゃね?

我が子はよく食べる方だったようで、お粥も中々気に入ってくれていた。
ミルクだけじゃなく米も食べられるようになったか、と
感慨深かったのをよく覚えている。

食は成長の証でもあると思っている。
人は食から離れることはできない。
だからこそ、何を食べたか、というのは私にとって重要だと考えている。

これからこの子は色々なものを食べて、好き嫌いを作っていくだろう。
食べられないものがあってもいい、粗末にだけはしないでほしいと願う。
この子には、たくさんの味覚を培っていけるようにしたい。

そして5か月目が終わるこの頃、ついに引っ越しをした。
私は荷物の受け取りや設置担当
妻は赤ちゃんと猫ちゃんを連れて大移動担当

電気もついていない中で私は作業し、
指示を出し、家を作っていった。

妻は長距離長時間移動のなか、本当に頑張ってくれた。
こんなことは二度とやりたくないね、と笑った。

引っ越しに伴う段ボールは100個を超えていた。
元々インテリアや雑貨が好きだった2人が変なモノを沢山購入するせいで
気が付けば謎の量になっていた。(インパラの骨とか何に使うんだ)

これらを赤ちゃんを寝かす → 荷ほどきする という毎日。
1週間以上かけて、段ボールを0個にする大作業だった。

そうして家周りがやっと落ち着き、一息ついたタイミングで
前の家に鍵を返しに行った。
この時だけは赤ちゃんを連れて行くわけにもいかず、
義母にお願いをし、夫婦二人で向かうことにさせてもらった。

今まで引っ越しばかりしてきていた私が珍しく長く住んだ町。
そして妻と二人で長く一緒に過ごした部屋。

あんなにあった家具はキレイさっぱり無くなり
シーンとした空気には寂しさがあふれていた。

2人暮らしならこれくらいでいいね、むしろ広い方だね。
なんて話していた部屋は、どこか小さく思えた。

内見に来た時、入口を見ただけでここがいい!と
目をキラキラさせていた妻。
その横顔を見て、きっとこの家に決まるし、長く住むんだろうなと
感じた私は即決で不動産屋さんと話をしたのも覚えている。

この家にはたくさんの思い出がある。
語りつくせないほど、色々なことをこの家で過ごした。
正直なところ、二人ならまだこの家に住んでいた可能性すらある。

それが、まさか、3人になって出ていくとは想像できなかった。

「「ありがとうございました」」
しっかり部屋にお礼を告げ、いつもの道を自分達の思い出を
辿るように歩き、ゆっくりと我が子が待つ新居へ帰った。

ここまでが6か月ごろまでのお話だ。
毎月何かしらが起きていたが、半年すぎてようやく落ち着きが出てきた。
(だからこそ前回記事を書くことができたというのもある)
もはや育児というよりも自己日記になってしまったが、許してほしい。
新生児期よりも少しだけ楽になったこともあり、あの時のような
死ぬ…みたいな状況から抜け出したことで少し心に余裕が出来てきたのだ。

ほんの少しね。
実際は精神も肉体も死んでいたけど、まだマシだった。

気が付けば2023年は4月となった。
桜が咲き、美しい景色に染まった春。

私達は次なる試練を迎えることとなる。

入園式、そして登園という
3人全員新たな生活のスタートだ。

この園やクラスメイトとの出会いが
また1つ大きな財産となったため、次回に記録していきたい。



1年前、親の都合で園に行くことになった我が子。
今日が0歳~1歳クラス最後の登園日だったのだ。

本当に立派になったと感じるし、色々な意見があると思うが
私は園に行かせて良かった派だ。
もちろんこれは個人の感想であるし、かつ、園の方針が
我々とマッチしていたからこそ思えることである。
実際は色んな方針があるため、一概には言えないとも理解している。

現実の時間軸ではイヤイヤ期の我が子でも登園時は嬉しそうな顔をする。
園で学んだことを家で披露し、今日はこういうことをやったんだよ!
と言うかのような、私たちの知らない動きを得意げにする様は、
本当に愛おしいし、成長を感じる瞬間の1つだ。

まだまだ小さい君に何が出来るか、私達はずっと悩み続けるだろう。
どうなっていくのか、本当に楽しみである。


よくよく考えると1年も前の事をまだ鮮明に覚えている。
育児がどれだけ強烈なモノであるかを物語っているような…。
いずれ薄れていってしまうであろうこの記憶も、
写真やこの記事を見て懐かしむ日が来るだろうか。

それはそれで、また1つ楽しみが増えたものだ。

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