半年経過して感じる備忘録

わが子の生誕からはや6か月
ハーフアニバーサリーのお祝いが完了し、少しだけ我が家も落ち着きが出てきた….気がするので、備忘録。

まず生まれてからすぐの事を綴ろう。

◆1か月目

記憶なし


…..いや、記憶はある、あるのだが、
あまりにも過酷で過酷で過酷だった。
想像の数百倍、言い過ぎだろと思う人もいるかもしれないし身構えが甘いと思う人もいるかもしれないが、そこは置いといて、過酷すぎない??

ということで、

何が辛かったかランキング!!

勿体ぶる意味もないので1位から!

1位:睡眠時間の大幅減少


いや、寝てたのか?あの1か月私たち夫婦は本当に寝ていたのか??
初めは二人で起きて、生きてるか、おむつ替え、3時間おきのミルクetc…
特にわが子は皮膚が弱く、全身の保湿やケアがあったため、
毎日のルーチンに追加+1という感じ。(半年経過した現在もやっている)

死ぬぞ、親が死ぬ、回復がない。
そもそも産後の妻はHP100スタートではない、20あるかないかくらいだ。
私は100あったように思えていたが連日の疲労が回復せずそのまま初日。
初日を経過し2日目、3日目と過ごすにつれて最大HPはごりごり削られ
4日目くらいで0だった。いやマイナス100だった。

寝不足というのは精神にも影響し、私も妻もピリピリしていた。
これはまずいぞ、ということで試行錯誤してシフト制にチェンジ。
n時からn時は妻が寝る!そこから引き継ぎして私が寝る!という形にして
なんとかまとまった睡眠がとれるようになっていった。
といっても3~4時間ほど。

この頃、結構喧嘩したと思う。
今思うと本当に些細なことだが、睡眠不足とは本当に恐ろしい。
あの時はごめんね。

2位:寝かしつけ


めっちゃ眠そうなのに寝ない。
背中スイッチという悪魔の存在。

君眠いんだよね?ちなみに私も眠いよ、一緒に寝ようぜ!
って思うけど寝ない。
抱っこする→寝る→よしよし…布団に置k…ぴぎゃーーーー!!!!
抱っこしなおしてあやす

無限ループだ。
背中スイッチを舐めるんじゃあない。
これに対応すべく我々はTechnologyで対策したのだが
それはまた別のお話。赤ちゃんは本当に手ごわいぞ。

3位:腱鞘炎


こいつ。本当にこいつ痛い。
私は元々慢性的な腱鞘炎があり、腕をぽきぽきすることが癖なのだが
まーーーーー悪化した。
ので、サポーターを付けながら抱っこしていた。
サポーターを買うまでは痛みに耐えながら腕を変えたり、手首の位置を動かしたりとしていたが、無意味だ。
大人しく文明の機器に頼りましょう。

4位:お風呂


正確には沐浴。
我が家は固めのベビーお風呂を用意していたが
とにかく赤ちゃんは小さいし少しの水が死に直結するため
めちゃくちゃ怖い。
徐々に慣れるよ、じゃないの、今怖いんだよ!という気持ちで
びくびくしながらやっていた。
ちなみに、パパの方が腕や手が大きいぜという家庭は
パパに任せた方がいい、あれは大きさこそ力だった。
ママは隣でサポートみたいな形でうちは体制を整えた。

沐浴の際の気持ちよさそうなわが子の顔は一生残ると思うので
是非夫婦二人でやってほしい、沐浴体験練習会にも参加していたが
割と役立ったと思うのでこちらも機会があればおすすめ。

5位:先輩パパが周りに少ない


これ地味につらかったポイント。
私のまわりの友人は、あまり既婚者がおらず当然子持ちも少ない。
このため、育児に関する相談を出来る人がいなかったのだ。
私は育休を取得していたので、いろんな場所に妻と子と3人で出かけた。
街でも、パパを見る機会は少なかった。
子育て支援センターのような場所でも、奥様のみで男性は私だけ。
パパを本当に見ない。離乳食教室でも見ない。え、世界のパパって私だけ?

(2022年10月より産後パパ育休という制度がリリースされたことで
少しは世界が変わっているといいのだが…)

これにより何が起きるかというと、カジュアルに相談したいときに
相談できない=不安が自分の中で巨大化し、漠然と不安に潰されてしまう。
妻に話せば?と思うかもしれないが、そうではないのだ。
伝わるか怪しいが、もっとカジュアルな、ライトな、雑談レベルなお話。
特に同性に分かってもらいたい、経験談を話してほしい、みたいな、
そんなお気持ちだったのだ。ちなみに結局このお気持ちはずっと抱えたまま
過ごすこととなった。仕方ない。

2か月目

1か月検診もあり成長曲線的にも問題ないと診断されて一安心。
この頃から抱っこ紐やベビーカーでお散歩を少しずつ解禁した。
抱っこ紐は妻の友人からお祝いでいただいたのだが、エルゴ最強だ。
エルゴ以外もう信用できないほどエルゴ信者になりかけた。

徐々に顔立ちが変わってきており、泣き顔が似ていることから
赤ちゃんが泣くとベヘリットになった!と話していた(ベルセルクより)

1か月を過ぎて子育て慣れたんじゃない?と言われることもあったが
むしろどんどん大変になっていた。やることが増え、心配が増える
睡眠時間もちょっとだけ増えたのは幸いだった。

私は基本夜間のOperationをまわしていたのだが、
その際に限界を迎えたことがあり、ミルクをあげて寝かしつけた後に
ぼーっと座っていると、自分がかえたオムツが足元に転がっていた。
その状態があまりにも美しい西洋絵画のようだったのでここに記録する。

題名:闇夜に照らされるオムツの残骸

分かりにくいが、なぜかオムツにだけスポットライトが当たっていたのだ。
深夜かつ疲労の限界を迎えていた私はこれに気が付き、1人で笑っていた。
あまりにもシュール。あまりにも限界値。捨てる気力すらない。
それがこの1枚の写真から滲み出ているのにオムツは美しく輝いている。
赤子の純粋さは大人の疲労など関係なく、元気なのだから頑張れよという
オムツからのメッセージだったのだろう。なんて深いんだ。なんて美しいんだ。
とか考えてる時点で疲労困憊だなと思いすぐに寝た。

3か月目

お宮参りやら家族に会わせたりやら何やら。そして年末。
我が家は引っ越しも控えていたため、多忙を極めていた。
3か月目あたりから夜は少し楽になってくる、なんて話を聞いていたが
本当に微弱ながら楽になった気がする。慣れてきたのもあるが、赤ちゃんが
ちゃんと寝てくれるようになってきていた。
もちろん、あやしは必要だが以前よりは楽だった。
パパママレベルがアップしている感じもしていた。
が、ここに入ってくる引っ越し作業。タイミングは最悪だったが、
一度に人生の大きな分岐点が片付けられたのは終わった今だと感謝できる。

3か月間を過ごして

これからパパママになるご家庭は、あらためて覚悟した方がいいと思う。
赤ちゃんは簡単に死ぬ。それはテレビなどで放送されているよりも
はるかに上回る数で毎年死んでいる。それを忘れてはいけない。

そして赤ちゃんはすごく泣くし寝ない。
背中スイッチ侮ることなかれ。
親も眠れない。とにかく隙を作るために努力することをおすすめする。

それは人的ではなくTechnologyで解決すべきだ。
パパママ両方が休める時間を少しでも作ってほしい。
なぜなら、この育児というものは生まれた瞬間から休みがない。
正直私は仕事してる方が楽だとすら思った。だって週に2日間も好きなことできるし好きに眠れるんでしょ。育児はそんなのないもの。
そのため、この辺りから我々夫婦は週に1-2回お互い好きなことを
やる時間を作った。お出かけしてもいいし、ゲームしてもいい。
結局気になってしまうのだが、特に外に出るというのは重要だった。
散歩するだけでもいいので、是非試してみてほしい。


こんなに小さく弱い存在を我々は守っていかなくてはいけない。
それは大変なことだが、同時に命の尊さを知ることができる。

指をぎゅっと握られたとき
沐浴中におちっちをかけられたとき
一緒にお散歩しているとき
etc…

些細な日常をがらりと変えてくれる赤ちゃんという存在に
たくさん振り回されながら、一生懸命生きる姿を
目に焼き付けていこうと思う。

次回は4か月~6か月のお話

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