毎週デュエルマスターズ 特別編 DMGP2023 2nd振り返り
GP結果報告
GPお疲れ様でした。
使用デッキ 赤単我我我(以下 赤単と呼称)
結果 4-3予選落ち
使用理由 他の環境山より先行3tでの押し付け力が高く、後手も特定のカードが引けない場合以外は勝負できるため。
魔覇革命リリース後のデュエルマスターズやってる人なら、
「そうはならんやろ」
ってツッコミ飛んでくるのは分かり切っているので、
後から振り返れるように調整経緯から振り返っていきたいと思います。
調整過程
以前はとにかくCSに出て、環境上の最適解を探すって感じで探していたのですが、
今回はGP以外だと出れて1~2回程度。
そのため、環境上位のデッキをプロキシありでも用意してそれぞれ先行5本後攻5本でぶつけ合うことに。
対面で手伝ってもらえたパターンもありましたが、基本は一人で2つのデッキを回していました。
意識をしたのは、何本勝ち越したよりも
「どういうパターンで勝てるのか、そのパターンにどのぐらいの確率で遭遇できそうか」ってことです。
ドラ焼きさんの有料noteに記載がありますが、
個人の一人回しだと勝ちパターンの見逃しが発生する確率が上がってしまうので、ドラ焼きさんの1/10000ぐらいの実力しかない緊急再誕なら余計に
勝てそうな試合展開などを覚えて大体の相性の把握を行いました。
でGP2週間前ぐらいの評価が以下の通り、その時はまだマジックが埋もれていたのでマジックについての記載はなし。
一言でいうと「全員赤白サムライじゃないか?」って感じです。
アナカラージャオウガ(以下 アナジャと呼称)「2→4ラジオでのゲーム破壊はすごいけど、一定の数の試合は色事故起こすし、引きが嚙み合わなすぎる。とはいえ一番ワンチャンある。」
青黒魔導具「サーチ絡むとはいえどうやってもヴォゲンム触れない試合あるし、まだ青魔のほうがやれそう。でも青魔は受け性能終わってるしなあ。」
黒緑アビス「2→4力が欲しいかしたら、ゲームは終わる。それ以外だと大体ベストムーブされるとこっちが終わる。」
赤白サムライ(以下 サムライと呼称)「マロク入れても安定性はないよなあ、上ブレしたら全ての対面ぶっ飛ばせるパワーがあるけど、、、裏を返せば、、、」
赤緑アポロ「ボンキゴとかいうカード強すぎませんか、先行ならまだしも後手の対アナジャしんどすぎる。」
赤単「このソンクンってカード弱すぎませんか。出せるころには死んでるんですけど。」
みたいな評価でした。
整理すると
アナジャ 2→4ラジオ
黒緑アビス 2→4力が欲しいか
サムライ ブイドスファング
青黒魔導具 ヴォゲンムゼニスザーク
のように
3~4t目に致命的な2枚コンボがとんでくる環境でそれら全てをかいくぐれる方法はない。
じゃあこの上の4つを使っても、こちらが2枚コンボ成立させないと相手の2枚コンボの要求が通ると終わる。
みたいな評価で何を使っても勝ち切れるか怪しいという認識でした。
ここでCSにでることに、
既存の構築からずらそうとアナカラーハンデスを持ち込むも2-3で負け越し。
負けは、アナジャにぶん回されたのとサムライ相手にハンド枯らしたのにメクレイドが連鎖して圧死、アポロに貫通の3つ。
(こちらのミスもそこそこあったけど最善打てたとしても負けのゲームばっか)
この経験を踏まえるて、やはり4tコンボ連中に付き合うよりも一歩抜け出たデッキを選択したいと考えるようになりました。
で各デッキの戦績を整理していると思い当たったのが、
「赤単で先行3Kill押し付けた試合はどの試合も勝てているんじゃないか。」
という過程でした。
精査してみると、ほとんど負けない。
「しかし後手取るとボンキゴやVTが重すぎるな、、、」
このあたりで赤青マジックの解析がほぼ完了して、ボンキゴ4VT3の構築が増えてきたころでした。
そこでボルシャックフォースの存在を思い出します。
幸いにも抜く候補が確定していたので、一人回しで試してみると後手でもいい勝負ができることが判明。
赤青マジックも触って見るがチェンジ元と先を引かなくてはいけないためGPの長丁場では不向きと判断。
ここでGP1週間前、
手元には環境上位とそこそこの勝負が出来る赤単とプレイ、構築に自信がない環境上位達。
赤単で心中する覚悟を決めて、細かいリストと各種対面の精査を再度行ってGP本番を迎えました。
ここで時を止めて、持ち込んだリストの解説と対面の立ち回りを説明します。
リスト解説
カードリスト
枚数 名前 略称
4 x 凶戦士ブレイズ・クロー ブレイズ
4 x ブンブン・チュリス ブンブン
4 x グレイト ”S-駆” ソニック
4 x クミタテ・チュリス 組み立て
4 x カンゴク入道 カンゴク
4 x 斬斬人形コダマンマGS コダマンマGS
4 x 赤い稲妻 テスタ・ロッサ テスタ
3 x ボルシャック・フォース・ドラゴン フォース
1 x ”轟轟轟”ブランド 轟轟轟
4 x ”罰怒”ブランド バッド
4 x 我我我ガイアール・ブランド 我我我
コンセプト
先手は3Killを積極的に狙いつつ、
後手はテスタ、フォースで突破を狙う赤単。
コンセプト上、後手とって有効札が引けない場合は割り切っています。
カード解説
凶戦士ブレイズ・クロー
先行1t目に出したいカードNo1。
前回のGPでは不要論もありましたが、今回のように積極的に3Killを狙うなら4枚確定の枠だと考えています。
先行1tで出したくそれ以降のタイミングでも赤1コストは重宝する場面もあるため4枚
クミタテ・チュリス
先行1tに出したいのがブレイズなら後手1tに出したいのはクミタテ。
余計なブレイクをしないで打点を貯めることができるほか余ったハンドを犠牲に盾を刻める柔軟性が魅力。
先行取った際にクミタテソニックソニックしながらハンド入れ替えながら殴れる点も評価。
赤1コスなので4枚。
ブンブン・チュリス
我我我プラン時に2t目に刻める点。ブンブン単体でも殴れる点を評価して採用。同サイクルにブルースガーがいるが、ビートジョッキーで固めて41枚目以降にソンクンがあることを想定させたほうが良いと判断したため4枚。
今後ソンクン抜きが主流になるのならブルースガーと散らす枠になります。
希望のジョー星ももう存在しないので。
グレイト ”S-駆”
ソンクンに代わって採用された押込み枠。
出来る限り3Killを狙う=killレンジは早目にする、ことだと考えているので他の候補からでも一番コストが軽いソニックを採用。
1コストなので各種ブランドとの相性がよく複数引いても押し込めるので4枚。
カンゴク入道
斬斬人形コダマンマGS
似た役割なので、まとめて解説。
盾回収しながらリソースを増やす要員。継続したリソース確保ができるカンゴク、即時回収GS持ちのコダマンマGSで使い分け。
使い分けとしては場に複数ターン残りそうならカンゴク、このターン盾詰めるなどがあるならコダマンマって感じでやってました。
気をつけるのはカンゴクの鬼タイムとフォースのパワーアタッカー付与でも11000で2点だということ。
劣勢下なら盾にコダマンマGSある前提のプレイもいるということです。
赤い稲妻 テスタ・ロッサ
現環境へのメタ。
コンセプトでの後手をとった際の捲り要員としての採用。
アナジャのラジオ、星域。黒緑アビスや赤青マジックの革命チェンジ、などの赤単側が通されたら負けの行動を止めるためにそれらの行動がとんでくる1ターン前にプレイするカードです。
後手時に引かないと負けるので4枚ですが、環境に合わせて後述のフォースと4枚目と入れ替え検討してもいいかもしれません。
ボルシャック・フォース・ドラゴン
この構築でもっとも目を引くカードだと思います。
世間一般で浸透しているボルシャックフォース型赤単というよりは、現環境においてのメタカードとしての役割での採用しているため使わない試合もかなりあります。
主な役割は、後手時に相手の3tボンキゴを焼くこととVTの返しに投げて打点を焼いて返しのリーサルを作ることです。
VTで小型が返って来ているので、シビルカウントはすぐ達成します。
頻出パターンとしてフォース2点の後にブランドで殴るとブランド系統が3点になるためこれで盾を割り切れます。後手はこのプランをよく狙うため刻む判断は慎重に行いましょう。
後手は欲しいが先手にて複数枚引くと打点を組むのに苦労するため3枚。
”轟轟轟”ブランド
殿堂カードですがこのデッキでも殿堂に見合う活躍をします。
先行1t1コスト、2t1コスト1コストとばらまいた場合手札が一枚になるのでゴゴゴであれば投げれます、この時ソニックが複数枚絡めば先行2tで盾を割り切ることもできます。
それ以外にもガガガ、フォースと組み合わせても打点が伸びるハイパーカード、殿堂なので1枚ですが引いた場合は勝ちに近づきます。
”罰怒”ブランド
我我我ガイアール・ブランド
通称、上ブランド。役割は同じなのでまとめて解説。
先行は3t目までにどちらかを引いて3Killを狙って行きます。
4t1コス我我我バッドの打点プランがありますが、3tボンキゴが間に合うので基本は3killを狙います。
1ゲーム中にどちらかは必ず引きたいので、両方4枚。
不採用カード
ソンクン
最近の赤単には採用が見られるカード。
試してみたのですが、
「ボンキゴを先に出されると出したターンにアタック出来ず詰め切れない。」
「横並びして突っ張ろうとすると、返しのVTが刺さる」
と現状のボンキゴVT環境においてはかなり相性が悪いカード。
この動画みたいに横に寝ていて的があるって状況じゃないと活躍するのが難しいイメージ。
強く使えるタイミングが限られているので不採用。
ダチッコチュリス、一番隊チュチュリス
強力なカードですが、ソンクンとセット採用することでデッキのカードパワーが上がるカード達なのでソンクン不採用なのでこちらも不採用。
こいつら使うと横に打点が並ぶのでVTが刺さるのも不採用の理由。
逆悪襲ブランド
10枚目以降のブランドの枠。この型だとフォースもあるので打点には困らないため不採用。あとVTの返しとかだとハンドが捌ききれない場合もあったため、採用までは難しいと判断。
あとなんでこれ入ってないのとかコメントあれば追記します。
各対面の立ち回り
VSアナジャ
先行はボンキゴが間に合わないので、ブランド系統を引いたら3killもしくは3t目に盾を全部割るつもりで動く。
この時盤面のコストは出来る限り散らしておく。
なぜならボンキゴの下の呪文で同じコストのカードは止められてしまうため。
例えば、
1tクミタテ
2tカンゴク
3tソニックソニックバッドで顔詰める際にバッドカンゴクから殴る。
トリガーやGS踏んでキル取れないときにバッド効果はクミタテに当てること。
そうなると盤面のコストが7211となって散っている。こういう殴り方を目指します。
後手は、相手が2ブしてきたら次のターンのASMラジオが致命傷なのでテスタを出す。2ブしてこなかったらカンゴクやコダマンマを出してリソースを伸ばすと相手の2tに合わせて動きを変えます。
相手のボンキゴにボルシャックフォースを当てるとかなり勝ちに近づくので積極的に狙う。最悪VTの返しまでに置ければワンチャンあります。
後攻1tに1コス出すためにテスタカンゴクコダマンマフォースの被っていないどれか埋める時は1コストを埋めます。
相手のVTのコストが下がってしまうしフォースブランドで5点作る場合がそこそこあるので無理してださなくて大丈夫です。
どうせクライマックスジャオウガで2枚は焼かれるので2枚までは積極的に盾回収やっていきましょう。
VS赤青マジック
先行はこちらのアクションの方が早いのでテスタロッサ埋めてでも3Killを狙うこと。
この対面もボンキゴがいるのでコストを散らすことを意識。
killが取れない場合は3t目にテスタロッサをおきます。
後手でも3t目からしか革命チェンジできませんからね。
後手は2t目にテスタロッサを置くのがマスト。
先行3t目に3コスSAテスタロッサから革命チェンジする場合があるため置かないと負けます。
こちらも同様にボンキゴの返しにフォースを投げてリーサルを狙って行きます。
VTやボンキゴのおかげでミュートが減って受けがカラクリバーシのGSしかないこともあるので強気に盾を削っていきましょう。
VS黒緑アビス
大前提 アグンテはケア不可能なので踏んだら諦める。盾にいない想定をする。
先行や後手でも相手がブースト打って来なかった場合はアナジャ同様に3killとる前提で盾を詰める。盤面を除去しつつ後続を止めるムーブがないので盾を割り切ります。
後手をとって相手がブースト打ってきた場合は次のターンに力が欲しいかがとんでくるのでテスタロッサを立てます。
アビスベルデスロードの着地=敗北なので絶対に通したら駄目。
ジャガイストも墓地からの蘇生されると勝てないのでそれを止めるためにおきます。
相手の捲りが弱いパターンもあるので強気に刻むことも必要です。
赤が入っている場合はVT算を応用してオフコースがとんでくるタイミングを読むことと、邪王門は弱い想定か貫通させるかの判断を間違えなければ上の戦術から大きく外れないと思います。
VS青黒魔導具
この対面は先行だと4t目がやって来くるので打点を貯めれるパターンもある。
後手は3killを目指す。
ゼニスザーク飛んで来る前に倒すイメージで。
秩序も黒の枚数から狙って撃てるわけでもないのでどこで踏んだらまずいかとは考える。
我我我キープして殴って起きてるやつに秩序当てれたら手札が減るGSになるよねって感覚。
青魔と比べたら受けが固くなってはいるが、結構貫通するので強気にいきましょう。
有名などころは記載したので、この対面が知りたいってのがあればコメントください。
追記します。
対戦結果
ではGP当日時間をに戻して対戦結果を振り返ってみたいと思います。
1回戦 VSガイアッシュ覇道 先手 〇
こちらクミタテカンゴクスタートに勝カツ栄光埋めの2パス。
返しの栄光がすけててカンゴクから我我我引いてきたので、フォースを出して打点を貯める。カンゴク効果で盾からバッド降ってくる。
読み通り返し栄光2ブだったので、1コス我我我バッド、フォース2点。
トリガーなかったため我我我で攻撃して超過5点。
勝カツGS踏むも受けきれるはずもなく勝ち。
2回戦 VSブレスラチェイン 後手 ×
後手とって1コストがだせない。
とりあえずテスタロッサ置いたら返しデドダム。
ボルシャックフォースで焼いて、相手白米オグルマンサでマナ伸ばす。
1コス我我我バッドで超過狙うもフォース2点でブレスラ踏んでホーリーエンドで全部寝かされる。
返しVTで固まったところにアゲインをVTに当てられて終戦。
道中のマーシャルの動きから初期盾に2枚ブレスラあったぽそうやしやむなし。
3回戦 VS赤青マジック 後手〇
相手ケローラ下面スタートにテスタがなかったのでカンゴク。
返しにボンキゴ飛んできたのでフォースで処理。
ケローラ上面で来たのでテスタを添えてバッド出してフォースで攻撃。バッドの攻撃をケローラで止められてジャスキルになるがGSを踏む。
が、返しに3コステスタ+このギターの要求成立せず勝ち。
4回戦 VSドロマー天門 先手×
クミタテカンゴクスタート。
相手ケンザン、天掴まんとチャージャー置き。
天門と確定したので1コス1コスバッドで6点作った、スイトンケアでカンゴクから1点!
ハンド弱いパターンもあるはず、さあどうだ!
5回戦 VS青黒魔導具 先手〇
ブレイズコダマスタート、ドゥポイズ飛んで来たけど我我我投げて3killが通る。
こういうのでいい。
横でキラスター持ち込んでた知り合いが消滅するのを見届けて次へ。
6回戦 VSシータ覇道 先手〇
ブランドがなくて、クミタテソニックソニックでビート開始。
そしたらテスタが積もってきたのでキープしてたら相手が超英雄でソニック焼き。
テスタ出しクミタテ1点でトリガーなかったのでもう一ターン待てるのでターン返して返しに超過で勝ち。
7回戦 VS赤緑アポロ 先手×
テスタが2枚あったけど対面わからないのでテスタ埋めブンブンしたら、バトライ置きストリエスタート。
こちらブランドなかったためカンゴクからブランド探しにいくも見つからず、相手が返しにエッグ、ブラックゾーン回収。
あとが無いから上を引くとバッド、1コス1コスバッドでジャスkill組んで攻撃。
ダイダイケアでブンブンから殴るとトリガー進化設計図、6枚の中に受け札なし。
バッド2点。トリガー進化設計図、6枚の中に受け札なし。
1コスアタックトリガーなし。
まあ流石に受け札とらんよなって最後のシールドブレイク
相手「ガードストライク!」
進化設計図2回も打たれてるからアポロ降ってきて負け。は?
4-3
振り返って
良かったところとしては4t引き強デッキから逃げるとなるとアポロになりそうだけども、後手のボンキゴの超えかたとかガイアッシュ受けの良さから赤単使って想定していた対面はしっかり勝てたのは良かったです。
7ラウンドの中に明確なプレミはなかったのもいい点ですね。
悪かったとこは
思ったより世間のブレスラチェインの評価が高く、受けデッキが多くなってしまったのを読み切れなかったのは反省点。(GP前だと予選9回やって1回あたるかあたらん想定)
とは言っても、
能動的に動きにくい
赤青マジックには単騎やファイナルストップが採用されているのが一般的
クラジャで盾2枚焼かれる想定
なので記憶けしてリスボーンしても強い評価出せなさそうなので割り切りです。
直前にアナジャの良いリスト教えてもらったのですが3日でプレイ詰めきれなかったので断念したとこも反省点にあげておきます。
これは日常からのデュエルマスターズ触ってる頻度を上げるとかして対策するしかないですね
最後に
後々になってニクジル入りが予選抜けたらしいと聞いて少し納得。
ニクジルの発想はなかったのでちょっと悔しかったですね。
使うならこうなってただろうなー感。
ただガイアッシュ受けや打点貯めるなどの細かいプレイがなくなりそうだし結果使ってなかったかも。
赤単使ったことは公開してないし、良いデッキを組めて持ち込めたとの自信はあります。
また同じように勝てそうな山を持ち込めるよう精進しましょう。
ここまでの長文呼んでいただきありがとうございました。