100文字ノスタルジア / アブラ
扉が開くエレベーターが見えたので小走り気味に乗り込むと、朝の実家の洗面所へワープした。出勤前に髪を整える大きな父の後ろ姿。“アブラ”と呼ばれていた懐かしいタクティクスの残り香が僕の鼻をかすめたからだ。
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