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週刊『めんたい♡通信』20241006号

こんにちは! 

10月に入りました、今年も第4コーナーを回りましたね。
この土日の東京は小雨もちらつく曇り空、気温も25度を下回っているようです。

ようやく猛暑が終わり秋の長雨の時期なのでしょうか。平年より後ろ倒しで季節が移っているようです。
二十四節気では8日から『寒露・・・草木に冷たい露が宿り寒さを感じる頃』ですが、さすがにまだそんな気配は感じられないですね。

今週末はスポーツの日で3連休ですので、秋の爽やかな晴天を期待したいですね。行楽にスポーツに一番良い季節のはずなので。

能登の豪雨被害の捜索・復旧も続いていますが、米国でもハリケーンによる大きな被害が出ています。東欧や中東での戦争は戦火が拡大しています。
テレビをつけるとトップニュースは大谷さんで次に解散・選挙の話題ばかりに大きな時間が割かれています。

国会が開会して、新しい首相が任命されたかと思ったら直ぐに解散して、月内に総選挙とか。
解散まで元々予定されていた事実のように淡々と報道されているのですが、大きな違和感を感じます。

【マーケット雑感】

先週のマーケットはいつもにも増して難しい相場展開でした。

9月末にかけて米国の利下げ期待や中国の金融緩和で世界の株価は急上昇したのですが、10月に入った先週はその反動安が先行しました。
中東での戦争の拡大もネガティブな要因として影響していました。

中国が1日から国慶節で大型連休となり、中国株式市場が休場となったのも上値追いが止まった要因かと考えられます。
もっとも中国・上海株式市場は連休前の9月30日(月)に一日で8.1%も上昇し、9月月間では17.4%もの大幅高で終了しています。

前週まで市場最高値を更新していたインドSENSEX指数は前週末比-4.5%、独DAX指数-1.8%と反落し、仏CAC指数も-3.2%と下げました。


米国株式市場も木曜日まで株価は軟調に推移していました。
しかし金曜日朝方に発表された雇用統計が予想を大きく上回る強い数値であったことから、株価は反発、主要3指数とも前週比で+0.1%とわずかにプラスまで戻して週を終えています。
ダウ平均は終値での史上最高値を更新しました。

雇用統計が強い結果だったことから、金利は上昇、今後の利下げ予想も急速に下げ幅が縮小しました。
株価は先日まで大幅利下げ継続を好感して買われていましたが、今度は景気が悪くないという良いとこ取りの解釈で買われています。

ちょっと虫が良すぎる気がします。景気指標うんぬんは目先の売買の口実で、ベースは超カネ余り相場でのマネーゲームが相変わらず続いているということなのでしょう。


相変わらず乱高下しているのは日本株とドル円相場。

月曜日に石破自民党総裁誕生で株価大幅安、ドル円大幅円高でスタートしたマーケットですが、石破総理が就任後、発言を大幅軌道修正したことから、株価と為替は大きく反発。
日経平均が1,000円、ドル円も2円くらい毎日動いていました。

さらに、またもや金曜深夜米国時間、雇用統計発表後からドル円は一時149円まで円安に、日経平均先物も金曜日の東証引け値から1,000円上昇しています。
金曜日の東証の日経平均引け値は38,635円で前週末比-3.0%の下落でしたが、そこから2.5%ほど金曜夜に戻している計算です。ヤレヤレ。


今週は中国市場が再開しますので、ここがどう動くか。中国株への弱気が今年蔓延していたので、その弱気筋のショートカバーによる上昇がどこまで続くのか。

日本は9日に解散で選挙モードに突入。
中東、東欧の戦争の行方もありますし、そもそも10月は一番油断してはいけない時期です。
カネ余りマネー相場での楽観がどこまで続くか、まさに楽観は禁物。
選挙期間中に万が一の事態が発生しないことを祈るばかりです。
何が起きても臨機応変に対応できるようにしておきたいです。

(主な指標)

【今週の記事】

『シビル・ウォー 』という映画が週末から日本でも公開されています。
予告編を観ただけですが、あり得なくない設定で、怖い話だと感じました。
来日したアレックス・ガーランド監督のインタビュー記事を読むと氏の問題意識にとても共感を覚えました。

特に現代社会は“対話というものが機能不全に陥っている”という点。

1日に行われた米大統領選の副大統領同士の討論会は、久しぶりにまともな討論会でしたが、今やSNSでの激しいやり取りに象徴されるように、世界中で自己主張ばかりを投げつけて、議論と呼べない口撃が繰り返されています。

普段の生活で寛容さが失われてしまうことの一つ一つが、社会の分断を深め、戦争への素地を増やしてしまうのだと思うのです。

【その他本文で参照した記事】

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それでは、また来週!
(今回は10月6日お昼頃にお届けしています。)

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(但し書き)このメルマガは株式市場に関する私の見解(投資の判断はご個人の責任でお願いします)と、ネットサーフィンの中で気になった記事をご紹介するものです。ネットに溢れる膨大な情報を各人がすべて見ることは不可能ですので、少しでも貴方の目に留まらなかった情報をピック出来ればと思っています。ご質問・お問い合わせ、配信停止等、お気軽にご連絡ください。
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