ミニプラドンオニタイジンを塗りまくる!
ミニプラのドンオニタイジンを入手しました。
ギャグっぽい設定かと思いきや仮面ライダーファイズみたいな敏樹節全開のハードなストーリーだったドンブラザーズ本編の盛り上がりや非常に人気のあるドンオニタイジンの待望のミニプラ化ということで、価格面や住宅事情(DX版デカすぎるからね……)などでDX版よりもこちらを待っていたファンも多いのではないでしょうか。
全体で10を超えるパーツ色分けがなされ、ダウンサイジングされながらもDX版と遜色ない可動性能を誇るミニプラドンオニタイジンですが、元々ディテールが細かいゆえにシールの枚数も膨大になっています。
ミニプラのシールは強度が弱く、ブンドドしているうちにすぐ剥がれてくるのが難点。
そこでシールを極力使わずに塗装での色分けに挑戦しました。
塗装を施したものがこちら。
シール部分に加え、ウェルドラインが目立つ成型色シルバーの部分も塗ってあります。
ミニプラは子供向けに見えて、変形合体ギミックがあるためパーツ数が多くガンプラよりも組み立てに時間がかかるのですが、それゆえに合体させたときの興奮はひとしおです。
今回かなり良かったポイントとして、顔のシールが廃止され塗装済みパーツになったことがあります。
顔のシールはディテールが集中しているゆえに貼ったり塗ったりするのがかなり面倒だったから本当に嬉しい。
イヌタロウ部分(左足)のラインはシールだとメタルブルーでしたが、DX版準拠とサイバー感の演出を目指してガイアカラーのミクグリーンで塗ってあります。
なお、ミニプラは全身ABSのため、ガイアカラーのようなラッカー系塗料をそのまま塗ると破損するおそれがあります。
塗装においては極力シタデルやファレホといった塗膜下を侵食しない塗料を使用していますが、このようなガイアカラーを使わなければならない部分は、念のため下地を作ってABSを保護しながら上塗りしています。
ラインが細いために線がガッタガタになってしまったのが反省点ですね。しっかりとしたマスキングは大事。
二振りの剣はスターブライトシルバーを使ってメッキっぽい感じに仕上げてみました。表面に走るラインの塗り分けが難物ですが、気合いで塗りました。
DX版と違って2パーツ構成で肉抜きが無くなっているのが嬉しいポイント。
キジブラザー部分は分割されて両肩に付きます。
ぶっちゃけモモサルイヌオニで本体は完成しますが、クリアパーツがふんだんに使われているのであるのとないのとではかなり見栄えが違います。
おまけで付いてくる台座。スーパー戦隊シリーズのあのロゴがモールドされているイキな代物。
ミニプラロゴだけがくっついたランナーもオシャレ。
元々可動に力を入れているミニプラだけあって、ダイナミックなポージングを楽しむことができます。
ただ、デザイン的な部分や誤飲防止用の突起で可動が制限されているところがあるので、突起を切り取ってあげるとさらにポージングの幅が広がります。
さらにボーナスパーツとして平手パーツが付いているため、より表情を付けたポージング演出が可能になっています。
あと写真だとオニシスター部分のアーマーが動いちゃっています。ここは動かしているうちについついパカパカしがちなので、ポージングが決まったら位置を治してあげましょう。
ミニプラオニタイジンはボリュームがあって組んだ時の満足感が半端なく高いキットでした。
ただシールが非常に多いので、塗装に置き換えるとよりパワーアップします。
細かい部分を塗るのは面倒!という場合でもシルバーとゴールドの成型色を塗ってあげればかなり見違えると思います。
ミニプラとしては異例の争奪戦が起きている状況ですが、人気ぶりを受けて再販も決定、現在予約中ですので気になる人はチェックしてみてはかがでしょうか。