鮫が攻めてきたぞ!鮫プラモを作る
中華プラモ「NUMBER57 MANHUNTER DEEPSEA RIPPER」を作りました。このシリーズはパワードスーツを着た動物のプラモデルで、他にもカエルが出ているようです。
今回はみんな大好きサメ!B級映画のお供にして空を飛んだりゾンビと死闘を繰り広げたりするサメ!
ランナーはなんと驚異の6色構成。
このプラモデル、シールの類は一切なく、パーツ分割だけで色分けを徹底しているのです。
それも大雑把なものではなく、肩やアーム部分の細やかなところまできっちり色分けされています。
組み立ては若干パーツが固めなものの、嵌合は基本的に良好で中華プラモに慣れていない方でもサクサク組めると思います。
ただし尻尾の外装部分のハメあわせはかなりの難所なので、ここはピンを切り飛ばして接着してしまった方が楽です。
それと後述のヘッドパーツ以外は全てABSなので塗装する際にはご注意を。
ヘッド部分は3種類(シュモクザメ、ホオジロザメ口開け・口閉じ)の選択式になっており、ボーナスパーツとして未塗装ヘッドも付く大盤振る舞い。
腕パーツと背中のスラスターはボールジョイント接続のため入れ替えが可能になっています。
脚部の変形で高速巡行モードにすることができますが、そのためには脚のボールジョイントを専用のものに差し替える必要があり、キット自体の固さもあって換装がかなり面倒なため、事実上選択式になっています。
ヘキサギアやハンドスケール系と同じ1/24スケールなので、ガバナーやハンドスケールFAGとの相性は抜群。
初回特典として武器が3種付いてきます。おまけではあるものの、こちらも色分けが徹底されており手抜かりはなし。
武器は本体の3mmハードポイントに取り付けが可能です。ちなみに持ち手の類はないため、銃を握らせることは不可能。
また、展示用ベースが付属。「アンリミテッドベース」と銘打っている通り、ジョイントパーツを使うことでどんどん繋げていくことができます。
同スケールのヘキサギアのガバナーあたりを置いておくと丁度いい感じのサイズ感です。
夏のビーチに突如襲撃してきたサメ!
メーカーが違いますがスケールが同じということでヘキサギアやハンドスケール・EOHとのブンドド相手には最適。
……ん? 頭の上に何か乗っているような……
中華キットということで食指が伸びづらいかもしれませんが、全体的に不親切な部分は少なく、色分けも非常に徹底されているので中華キット初挑戦の人でも気軽にトライできるつくりになっていると思います。
特にヘキサギアやハンドスケールとの相性は抜群なので、これらを集めている人は買って損はないです。
ヘッドをはじめとして選択式の部分が多く、複数買いしてサメ軍団を作っても面白いかもしれません。というかベースの仕様などから複数買いが推奨されているような気も……。
ただし(中華キット全体にいえることではありますが)販路が限定されていたり複数買いするには価格が若干高めだったりするなのがネック。
運よく模型屋の店頭で見かけたら、試しに1個摘まんでみてほしいキットです。