おもちゃ売り場で子供を阿鼻叫喚の渦に陥れたシンカリオンのプラモデルを組んだ
最近バタバタしていてプラモデルを作る気力が微妙で、「適当な値段でサクサク作れるやつを作りたいな~でもガンプラはないしな~」と思っていたらモデロイドのシンカリオンに行き当たった。
モデロイドのシンカリオン。
おもちゃ売り場でプラレールのシンカリオンと並べて売られ「安いから」という理由で親や祖父母が子供のために買ってきて箱を開けたら阿鼻叫喚になった、アレである。
モデロイドのシンカリオンは一番最初のはやぶさとエヴァ、ブラックシンカリオンを作ったことがある。
ガンプラと同じでマルチカラーキットになっていて、組むだけでそれなりの仕上がりになるのだがとにかくシールが多く、粘着力も微妙なので若干敬遠しがちなシリーズだった。(ブラックシンカリオンは一番好きだったのでシールなしの塗装を行った。大変だった)
今の気分としてはサクサク作りたいからまあシールでもいいや、と思ったので棚に並んでいた中で一番安かったこまちを買った。(本当はザイライナー付きのやつが欲しかったんだけどなかったんだよ!)
シリーズを重ねて金型改修が行われたのか、特に嵌合に困ることなく組み上がる。(はやぶさは黎明期のアイテムだったので結構嵌合の問題があった)
でもねえ、やっぱりシールの量は多い。全貼りしてこれなんですけど、気を利かせて水貼りしたらシールのインクが溶けてボロボロになっていく。
モデロイドシンカリオンのシールは水濡れ厳禁ですね……。
モデロイドシンカリオンは変形をオミットして可動とプロポーションに全振りしているシリーズなので、それこそガンプラを作るような感覚で作れてしまう。
ただ、ガンプラより色分けには不親切なのでシールを貼るか塗装するかの覚悟はあらかじめ決めておいた方が良いと思います。
サイズもだいたい大きめのHGガンプラくらいですね。
武器はフミキリガンが二丁ついてくる。このように手に持たせる用のアタッチメントと、
背面装備用のアタッチメントの2種類が付いてくる。
また、フェイスパーツは「目が隠れるナマハゲモード(要は狙撃ゴーグルみたいなやつ)か通常かを選んでね」と書いてあるが案外簡単に差し替えは可能だった。
フミキリガンの黄縞部分はもちろんシールで、アタッチメントを差し替えているうちにずる剥けてくるので取り扱いは慎重に行う必要がある。また、パッケージでは塗られている信号部分はシールでも色分けされていないので自力で色分けするしかない。
普通に組んでいると余剰パーツとなるこれは、はやぶさとのリンク合体(要はニコイチ)用のパーツです。
まあでも、シールいっぱいでも、2000円前後でこんなにカッコいいプラモがサクッと組み上がって手に入るのは良いですね。
内部フレームから全塗装まで気を配らなければならないプラモ作りに疲れたとき、モデロイドシンカリオンはあなたを待っている。
シールいっぱいでもいい。とにかくカッコいいものをサクサク作りたい。そういうあなたのためにモデロイドシンカリオンはいると思う。
……対象年齢15歳以上なので子供には絶対あげちゃダメだけど!