2025年はハーレイに乗ってく?
中華キット・将魂姫の新作であるハーレイクインを組みました。
ハーレイクイン(ハーリーン・クインゼル)はバットマンに登場するキャラクターで、ジョーカーに一方的に惚れて一方的に相方をやっていた元精神科医です。
アニメのオリジナルキャラとして登場しましたが、人気の高さからコミックにも逆輸入され、今ではDCないしアメコミ界を代表するヒロインとなっています。
打ち切りが決定したDCEUにも登場していて、日本においてはマーゴット・ロビーが演じたそちらの方が圧倒的に知名度があるでしょう。
将魂姫のDC系キットとしてはワンダーウーマンとキャットウーマンが出ていて、ハーレイは第3弾にあたります。
今後は初の男性キットとしてフラッシュも出る予定です。
版権都合上からか国内代理店流通してないので並行輸入に頼る必要がありますが、説明書は日本語対応しています。
いつもの将魂姫同様2体分のキットが入っています。
ハーレイの場合は、精神科医ハーリーンとハーレイクインを作ることになります。
精神科医ハーリーンはハーレイの立体物としては激レアで、特にメガネをかけたハーレイは世界初立体化でしょう。
メガネの無いヘッドパーツも付属していて、メガネは専用ヘッドパーツに嵌め込むので他の美プラへの流用は難しいです。
将魂姫シリーズ全般に言えることですが、関節パーツの嵌合がかなりタイトなのでヤスリなどを使って軸の調節を行うことを強くオススメします。
また、エクストラフィニッシュのゴールド・シルバーのパーツはアンダーゲートになっていない箇所も多いので、ガンダムマーカーなどでゲート痕をリタッチすると仕上がりが綺麗になります。
白衣の長さはショート丈/ロング丈の選択式で、ロング丈のパーツとスカートは軟質素材になっています。
また、新機構として30MSやBLOCK2のメガミデバイスのような筒状の脚パーツが導入されており、合わせ目処理の必要なく組み立てができます。
パーツで色分けされた胸元にも注目。
パーソナルカラーとなる赤と青のシャツが、おとなしそうな見た目であっても間違いなくハーレイなのだとこっそり伝えています。
診察時を再現できる座り用パーツも付属しています。
ロング丈白衣用のパーツもしっかり用意されています。座りパーツは日本製ですと創彩少女庭園や30MSのリリララ系統などに用意されていますが、将魂姫ではおそらく初となる導入です。
おまけパーツと思しき椅子の作り込みも隠れた見どころです。
脚のコロコロやペダルもしっかりパーツ分けされています。
医者時代のハーレイを作り終わったら、お馴染みのハーレイを組み立てます。
各所にメカニカルなアレンジが加わりつつも、大まかなデザインはDCEUのマーゴット・ロビーのハーレイがベースになっているようです。
ハーレイといえばのホットパンツも魅力。ホットパンツすぐ下の太もも部分は合わせ目が出るので消すとかなり見栄えが良くなります。
色分けはパーツ分割とメタリック部分を補うホイルシールで再現されています。さらに水転写式デカールも付属していますが、うるさいと感じたので貼らないまま仕上げています。
デカールを貼る用ののっぺらフェイスも付属していて、瞳デカールは前作の申猴同様両目が繋がったものになっています。
ヘッドパーツはヘッドホンを着用しているものと素のままのものの2種類が付属しています。
頭部のツインテールはジョイントにより可動ができます。
自立性はかなり微妙なのでプラモデル用スタンドを利用すると飾りやすいです。
将魂姫の前作である申猴くんとの並び。流石に男性素体である申猴よりは小さめですが、1/10スケールなのでメガミデバイスや30MSよりはかなり大きいサイズになります。
アーマーの複雑な構成がないぶん、パーツ数が抑えられていていつもの将魂姫よりは組み立てが易しめな印象を受けました。
武器は釘バットとハンマーが付属しています。
両方とも金属パーツが使用されているので片手でのポージングは難しめです。
釘バットを振り回すハーレイ。
腰アーマーが結構動いてくれるので可動域は思ったよりも広めでダイナミックなポージングもいけます。
バットマンにやられて「覚えてなさいよ」的なポージングも。
勇ましい感じの表情パーツが多いので、欲を言えば愛嬌のある表情パーツも欲しかったですね。
驚異的な色分けはそのままに、中華美プラの弱点であった表情のぎこちなさがだいぶ取れてかなりクオリティが上がったと思いました。
先端が鋭利な刺々しいパーツが多いので取り扱いは慎重に行う必要がありますが、豊富なパーツによってプレイバリューは抜群。
何より2体入りで10000円を越さないのはすごいコスパです。
この冬は組みごたえと遊びごたえ満点のハーレイに乗ってみてはいかがでしょうか。