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可愛くてもストロングスタイル 20メカトロウィーゴ
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ハセガワの1/20すぽーつメカトロウィーゴが売っていたので買って組んだ。
メカトロウィーゴはご存知の方もいるかもしれないが、プラモデルやフィギュアなどで展開されているオリジナルロボットコンテンツだ。
様々なバリエーション(コンパチともいう)が存在し、このすぽーつもその一つである。
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組み立てだが、コンパチキットらしく通常のメカトロウィーゴをベースに新規パーツをくっつけて組み上げていくかたちになる。
すごくライトな見た目で、スナップフィットで、ガンプラのようにパーツでの色分けがしっかりなされている(これも塗装なしで作成した)。
しかし、「これは模型なのだ」という主張あるいはハセガワの矜持がパーツの隙間から滲み出てくる。
繊細なパネルラインとパーツの薄み、削ぎ落とされた3mm軸穴、制約された可動はHGを作り慣れた人間なら驚くだろう。
アクションフィギュア的アプローチではなく、ハセガワが指向するディスプレイモデルとしての方向性が垣間見えるのである。
だから、これはHGの延長線上にあるのではなく、ハセガワキットへの招待状だ。
なお、メカトロウィーゴは基本的にフレームに外装を取り付けてる組み立てをするので、余ったパーツも切っておくことでカスタマイズが楽しめるようになる。ここはコンパチキットならではの楽しみだ。
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可動が制約されているとはいえ、四肢がボールジョイントになっているので十分にポージングを楽しめる。膝ひじも90度くらいは曲がる。
しかし何より、ビビッドな成形色が目を引く。
この色が気に入ったため、塗装はせずにクリアコートを吹いて、市販のデカールをちょっと貼って仕上げている。
外装を際立たせるためにフレーム部分は艶消しコートを吹いた。
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開閉ギミックは頭部分が干渉し十分に開くことはできないので注意。
このため、何かのフィギュアを乗せることは難しい。
乗せて遊ぶ目的なら通常の20メカトロを買った方がいいだろう。
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両腕のアームは回転と開閉ができるため、何かしらを掴むことができる。
MSGなどの一般的プラモウエポンも持たせたいが、隙間が大きいので難しいかもしれない。
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公式でもコラボしているヘキサギアやスケールが同じポケモンスケールワールドとの相性は抜群なので、一緒に並べてみると魅力が引き立つ。
他にはプラマックスの人物系プラモも同じスケールなので合いそう。
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スケールは違うがねんどろいどとも並べてみても面白い。もちろんメカトロに乗せるのは無理なのでご注意を。
というわけで20メカトロを組んでみた。
非常にライトな題材で組みやすさも接着剤不要と(ハセガワにしては)ユーザーフレンドリーだが、やはりバンダイプラモとは思想を異にしていることには気をつけたい。
これはメカトロウィーゴのキットであると同時にハセガワキットへの招待状なのだ。
HGのようなものだと思って組むと面食らうかもしれないが、組み上げた時には模型の新しい風景と新しい魅力が待っている。
すぽーつは人気なのか通販でも品薄気味。店頭で見かけたら是非手に取ってみてほしい。