アファンタジアみなさん、心の中に「つぶやき」はありますか?
心の中に「つぶやき」はありますか?
物語の読解時(黙読時)に、心の中に内的声(Inner Reading Voice)が生じるという。
内的声は Inner Speaking(自分が内的に発話する体験)なのか、それとも Inner Hearing(どこかから声が聞こえてくるような内的体験)なのかは不明だそうだ。
【出典】
論文:物語読解時に生じる声と音のイメージの検討(2024年)
著者:相澤真理(新潟大学)、新美亮輔(新潟大学)
https://sites.google.com/view/jia25
※上記ページに記載の「大会プログラム(完成版)」というリンクを辿ると、論文が掲載されたPDFファイルにアクセスできる。
自分(アファンタジア)の場合、五感の心的イメージ経験がないので Inner Hearing 経験もない。内的音声を伴わない言葉の韻的な抑揚だけで構成される能動的な Inner Speaking 経験ならある。自分はこれを内言と呼んでる。自分にとって内言とは常に能動的な現象なので、内言を伴わない思考もある。過去に受けた言葉や印象を内言で反芻することによって、今の感情が誘発されること多々あり。過去への囚われは内言に囚われることに等しいため、内言をやめれば囚われも止む。頭の中に流れる音楽という比喩表現は、擬音語を用いた内言と等しい。文章の黙読中は内言を用いる時と用いない時がある。