引継をとおしてみえたもの（小噺）

3月末で地方公務員を退職したにゃおです。
引継ぎについて前回書いてみましたが、今回私が引継ぎをとおして見た個性的な仕事っぷりを小噺的に紹介します( ˘•ω•˘ )

トイレの位置はここでして

ところで、引継ぎってどこまでするものなんでしょう。
退職するとき、私の抜けた後に入るのは社会人枠採用の新採さんでした（仕事の引継ぎは前々から在籍している人（A)に済ませていて、新採さんは私が引継ぎをしたAの仕事を引き継ぎます）。
課長から言われたことは・・・
・４月１日に配属された人がスムーズに仕事できるようにしてほしい
・相手が新規採用ということを配慮してほしい
　（伝票の起票ルールはもとより同性同士としてトイレの場所から食堂の場所まで教えてあげてほしい）

3月31日に辞める人と4月1日付で採用される人という関係で、私たちは会うことはありません。
トイレの位置くらい周りに聞けるくらいのコミュ力を持った人を採用していると信じていたので、トイレの場所を引継ぎしませんでした。伝票の起票ルールもそこにいる人が教えてほしい。
というか、人間の入れ替わりだけを見て、仕事の引継ぎは別の人（A)というのを最後まで理解してない（ミーティングで上司が説明してたけど）、まあそこに全く関心なかったもんね！課長！！
私、この課長と最後の最後まで人として分かり合えなかったと思う。
同じものを見ていても見えている場所が違う違和感をずっと感じてました。

ポストの写真でも保管してろ

とにかく、なんでもかんでも「証拠」を残そうとする人がいて、その人から引き継いだファイルはカオスでパンパンでした。キングファイルの対応する重量を超えて、金具もダメになるのも近かった。
何が保管してあるかというと、文書類なら起案文書以外に公印を押した文書の写し（補助金申請等写しが必要になる業務もあるので、全くあり得ない話ではないが自分らの業務では全く必要ない）、封筒のコピーでした。
封筒のコピーが郵送した証明になるという主張で、それだったらポストに投函している写真も保管するか、もういっそ記録が残るように書留で送ってしまえと言う話になります。
こんな変なルール自分一人で粛々と施行してろ！　って感じですが、こういう人に限って人に同じことを求めてきて、封筒のコピーがないという理由で「お前の仕事は雑だ」とキレられたのは初めてで戸惑いました。

前任者がなんでもかんでも保管していた理由を自分なりに考えてみましたが、自分に瑕疵のないこと（もれなくミスなく仕事をしている）の証明だったのだと思います。後から何かあった時に、自分のせいではない ！と言いたいがための行為だったのかと思いますが、度を超すと正直迷惑です。
明らかに無理が出ていても、前からのやり方をかたくなに変えなかったスタイルと併せて考えると、私は今までどおりのやり方をきちんとやってましたと言いたいのだろうと。
自分自身の保身はよくわかりましたんで！！　って感じです。

辞めたいポイントカードにポイントが

何故公務員をやめたのか・・・辞めたいポイントカードにポイントがたまっていったと最初の頃書きましたが、独特で癖の強い人、アクの強い人に会う確率が高くなっていって、うわーっと思ったのもあります。０．５ポイントくらい。

自分の周りにどんな人がいるか・・・公務員を辞める数年前から職場外のおつきあいを広げてきた私にとっては、公務員独特のアクの強さが公務員以外の世界を知らない時よりもしんどくなっていたのが大きいです。