自分の強みの見つけ方
自分の強みってどんなふうに見つけたらいいのか?
よく質問を受けます。
今では私自身、年間延べ約1000人近くの方とコミュニケーションするようになりましたが、そんな私が、こちらについて自分なりに考えていることをお話ししたいと思います。
自分の強みは、自分自身が当たり前だと思っていること。
自分の足りてない所や、よくないと思ってる所は自覚をしているものの、
自分の強みがよくわからない。
そんな方に会うことがあります。
この点において、私が思うのは、
「自分の強みというものは、自分自身が当たり前だと思っていること」だということです。
優しい人ほど、それが特別なことだと思って優しくしているわけではない。
勤勉な人ほど、それが特別なことだと思って勤勉でいるわけではない。
負けず嫌いなことも、話し上手なことも、聞き上手なことも、
面倒見がいいことも、それが強みの方は、それが特別なことだと思ってないことが多いです。
それが当たり前だと思ってるから、当たり前のように実施している。
逆に言えば、それが特別なことだと思っているうちは、
まだ自分自身の強みになってないことだと思います。
特別なことだと思っているうちは、そのことに挑戦し始めて、
少し無理をしながら、自分を変えている最中。
当たり前になるまでやってのけて、初めて自分の強みになる。
私はそう感じます。
どうやったら自分の強みを見つけられるか?
では、どうしたら自分の強みを見つけることができるのでしょうか。
それは人に聞くこと、褒め合うことです。
人は自分の強みを探すのが苦手ですが、
人の強みを見抜くのは得意な生き物です。
よく人と比較して凹む人がいます。
自分の悪いところというのは
全て他人と比較対照して劣っているところでして、
それは裏を返せば、他人の強み、良いところを見ているのです。
他人の良いところが見えるから、劣等感を感じて
自分の悪いところだけが
浮き彫りになっているわけですね。
自分の足りない所は他人の良い所、
凹むのはやめて、褒めることをすれば
相手も自分の良い所を見てくれます。
そうやって褒め合うことで
お互いがお互いの強みを確認することができるというわけです。
『褒める』というのは、相手の自己重要感を満たす、
大事なコミュニケーション能力のひとつだと私は思います。
人を褒めることができる人は自分の強みや良い所もたくさん知ることができ、良い人間関係を育むことになるでしょう。