レジェンドと比較しても遜色なし‼️【プレミアリーグ アーセナル対トッテナム戦】

こんにちは、今回はプレミアリーグのノースロンドンダービー、アーセナル対トッテナム戦を観戦したので書いていきたいと思います。

・加速するアーセナル、自爆したトッテナム

ポイントとしては、冨安健洋ら新戦力が入って2連勝しましたが、これがダービーでも続くのか?要するに『本物』なのか?というところ、その一点でした。

結論から言うと、『本物』でした。
冨安だけでなくCBのホワイト、GKのラムズデールはプレミア屈指の3トップであるソン・フンミン、ハリー・ケイン、ルーカス・モウラらの猛攻を1失点に抑えました。

ホワイトは守備は勿論ですが、前節であまり冨安へビルドアップのパスを出しませんでしたが、今節では右方向へのパスも増えました。
完全に選手としてのクオリティを認め、最終ラインとしての成熟度が向上している、と印象付けました。

ラムズデールもシュートストップ、バックパスの捌き、ハイボールへの対応、どれもそつなくこなし、臆することなくケイン達に立ち向かい、シュートを冨安との連携で弾き出した時は、冨安と鼓舞しあっていました。


・新加入組が取り戻させたガナーズ魂

最下位に落ちて最悪の時期、もっと言えばヴェンゲル時代終了後~アルテタ監督までは、どこかガナーズはこうだ、というものに押し潰されそうになって、臆病になっていたように見えました。

確かにクラブのアイデンティティ、柱は必要です。
ですが、それに選手が押し潰されてしまう、臆病になってしまう、それでは元も子もありません。

必要だったのは、豪華な攻撃陣ではなくそれを下支えして送り出す守備陣だったのです。
ガナーズらしい丁寧なパスワークと、労を厭わぬ守備、味方を援護するカバリングを実現させ、そこから攻撃陣へボールを送り出す、そんな守備陣です。

新加入組が、遂にガナーズが培ってきたパスで相手を切り崩す、若手が臆することなく勝負をしてみせる、いわば『ガナーズ魂』を取り戻させたのです。

元々はつまらない、ウノゼロで勝ち進むチームだったアーセナル。
そこにヴェンゲルが攻撃的なエッセンスを持ち込み、攻守に隙のないスカッドを作り上げました。

確かに、冨安は1度攻め上がった後ろのスペースを使われました。
ソン・フンミンとの対峙で、3人目の動きに対応できず、パスを通された事も1度有りました。
ですが、ホワイトやトーマス、ジャカがその都度カバーに入っていました。

特にジャカは、スイス代表で見せる熱くも冷静な守備とパスワークを見せ始めました。
元々実力者であり、変な批判を受けるような選手ではありません。
後ろの不安定さに巻き込まれた、ある種の被害者に過ぎませんでした。


・レジェンドと比較されても遜色なし‼️

以前在籍していた黄金期のSB、サニャやクリシーは堅実ながらも前線のパスワークを活性化させるサイドの幅を取る動きや、守備での堅さ、上下動を120分でも繰り返してみせるスタミナとフィジカルを見せつけていました。

前節よりも高いポジショニングを取る事が3度ほどあり、冨安がガナーズの中で着実に地位を確立したことを証明し、そして何より堅い守備でソン・フンミンやケインをシャットアウトしてみせました。

CBとSBを兼任可能、長身、インナーラップを掛けられる戦術理解度、楔のパスをつけられるテクニック、今後はホワイトと共に右サイドでビルドアップ→左で仕留める、がそのうち定着するかもしれません。

移籍市場でも、今後の動向をチェックされる選手としてリストアップされるでしょう、というかステップアップがないとおかしいレベルの選手である、と実感した試合でした✨

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