キャットハウス商品開発ストーリー#008〜試作と失敗の繰返し〜
キャットハウスが出来るまで その6
「また修正せんと」と…という言葉を聞くたびにドキドキが止まりませんでした。“修正”、“やり直し”、労力も費用も2倍です。毎日願う日々。早く上手くサンプルが出来上がりますように。
屋根・入口・連結の練り直し、やり直し
これだけでサンプルが終わっていなかった訳で…。
初めに気になったのは、三角屋根。
サンプル①〜⑤で突起の形、位置、屋根の丸み、角度が違うんです。
こだわり抜いて出来たモノは、本当にピッタリ!
(以下サンプル①〜⑤で話を進めます)
入り口狭っ! 猫に「にじり口」?
家にサンプルを持ち帰り、猫たちで実験! 初めのサンプル①の時には身体が一番小さいペパだけが入ることが出来ました。アニとコチュは、自分の身体が入らないと悟ったのか、一度は興味あるげに匂いをかぎに来たが、去りました(涙)
サンプル③は、みんな入ってワチャワチャしてくれたのでホッとしました〜
底の組み合わせで凸凹面を平にするためにペラの段ボールを1枚ひいてみたら、気持ち良さげだったのでサンプル③の大きさのままで、入り口を10mm持ち上げました。
悩ましぃ〜「左右連結」と「上下連結」
上下連結でもサンプルやり直し多かったけど、左右連結はもっとでした。
やっぱり見た目は、大事。
差し込みの凹凸が上下に2箇所全部で4箇所あるので差し込みにくいのもあるし連結した箇所に隙間が出来て不安定でした。
諦めず、製造者さんたちからの意見などをいただき導き出したカタチは、
隙間がピッタリ! 見た目が美しくなりました!
差し込み口だけのやり直しで、約5ヶ月くらいかかってしまって、焦ってたねぇ〜。
猫は高いところへ、登る・下りる・ジャンプといった上下運動ができる場所が必要! とネットで調べると書かれています。実際、一緒に暮らしていて「その通り!」。ということで、上下連結でキャットハウスの中で移動できるのが良いのでは? と考えたのは良いが、三角屋根を折り畳んで重なる箇所に、穴がある…。
失敗は成功の箱なのだ!
最後のこだわりは、「猫顔の窓」!
猫がキャットハウスに入った時の“カワイイ”、いわゆる“映え”はいるでしょ
こちらも丸窓から猫顔の窓に変えました。猫顔の窓から猫の顔です。
初めて段ボールで手作りしてもらったキャットハウスの猫窓から見える
アニちゃんを思い出します。想像しただけで可愛いいです。
たくさんのサンプルを前に
「これ、失敗じゃないんよ。この方法で上手くいかなかったことが分かったから“成功”できたんよ」 そしてさらに
「諦めないで、もう1回!って挑戦を繰り返したから、成功したんよ。
トーマス・エジソン(蓄音機や電球など数々を発明した発明家)だって言ってたでしょ“失敗は成功の母”って!」
…確かにエジソンはそう言った言ったが、その時の周りの気持ちはきっと穏やかではなかったよねぇ〜。
こだわって作ったキャットハウスを猫たちに皆さんに届けられるのは
このプロジェクトにご協力いただきました製造会社様、段ボール会社様、
インクの検査をしていただいた日本文化用品安全試験所様 他
皆様方の温かいお力添えがあったからと感謝の気持ちでいっぱいです。
さぁ〜次は、売上金の一部を寄付をしたい! 保護猫支援を目指します!
『キャットハウスが出来るまで』に起った一大事
キャットハウスの製造期間中、黒猫のペパが腎後性腎不全で日本動物高度医療センターに緊急手術しました。毎日お見舞いに通い、先生にペパの状況を聞くと「動物高度医療センターだったら何とか出来るかもしれません」と言う言葉を聞いて、藁をも掴む気持ちで日本動物高度医療センターからの連絡を毎日待ちました。
健康に見える猫でも腎臓病は発生頻度が高い病気で、5歳〜10歳で発症率40%、15歳以上で90%というデータが出ていると先生よりお話を聞きました。かかりつけ医(中馬動物病院)と日本動物高度医療センターのご協力をいただき猫の高度医療、費用、手術、保険などについて聞きました。
次回、「猫の病気と高度医療と費用」
愛猫が病気にかかるなんてこと想像したくないですね。
何かあったときのために、頭の片隅に置いてください。
ニャンテコッタ!では、
「ニャンコと家主さんの毎日をもっと幸せに」をコンセプトに
・noteでは、制作秘話や高度医療手術したペパの話
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