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原点と軸足 #4

ベビーマッサージって実はベビーでもマッサージでもないって話‥

▼前回までのお話


ベビーマッサージ

厳密にいうと、マッサージは「あはき法」(※1)で規制されているので所謂マッサージとは全く別物で、ベビーマッサージは親子のスキンシップや触れ合いという意味での名称です。
講師としての私の役割は親子の触れ合いの時間を提供することでしょうかね‥。
一応ベビーマッサージの手順は存在するのですが、私はあまり重要視していません。
一番大切なことは、どこをどう触るとこんな効果が期待できますよ‥ということではなく、お互いの温もりを感じて穏やかな時間を共有することです。
もちろん、子どもの発育や発達を促すことを目的とした触れ合い方もありますが、私が目指すものは親子の絆を深めることです。
私が育児支援に足を踏み入れたきっかけは、親子が笑顔で過ごせるよう応援したかったから。
この軸足は活動を始めてから十数年経った今でもブラさず継続中です。
※1 「あん摩マッサージ指圧師、鍼師、灸師等に関する法律」

いつまでですか?

赤ちゃんが寝返りをするようになりハイハイが始まると大抵こういう質問をされます。
きっと動きが多くなってくると、ゆったりと触れ合うことが難しくなるからだと思います。
回答としては、子どもが嫌がらなければいつまででも‥と。
「つ」が付く年齢までは積極的に触れ合うことが大切だと言われています。
なので九つ‥9歳までは続けてほしいし、嫌がらなければ10歳になったからといって止める必要もないのです。
現に、中学生や高校生になっても子どもからマッサージして〜とお願いされるので今でも触れ合いの時間を持ってます!という、嬉しい報告を耳にすることもあります。
ベビーマッサージという名称のせいで乳幼児期に限ったものと思われがちですが、ベビーでもマッサージでもなく親子のスキンシップと捉えてもらえると間違いないです。
そうは言っても、成長に伴って子どもが恥ずかしがったりと継続が難しいことも‥。
更には、イヤイヤ期、おむつ外し、入園・就学、思春期・反抗期‥やがて訪れるであろう様々な壁。
そんな難しい時期を応援すべく長く子育てに関わるにはどうしたら良いだろう‥?
触れ合いとは「触覚」だけではなく五感全てを刺激すること。
そんな気付きを得てプラスの学びへと繋がっていくのでした。
つづく‥

大福


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