エアプレイ 天空の城ラピュタ
ラピュタとナウシカがごっちゃになる。
おねがい
エアプレイnoteには、自信度が書いてあります。
「この空想上のストーリーは、みんなからの断片的な情報により、このくらいはあたってる…と思う!自信ある!」という尺度から、5段階評価にしてあります。
noteを読んで、そのもののストーリーを知っている人がいらっしゃいましたら、ぜひ当たってる度をコメントしていってください。間違っていたら、(いつかエアプじゃなく実際にやるかもしれないので)ネタバレにならない程度の断片的な情報を書いてくださると助かります。
自信度
★★★☆☆
う〜ん…う〜ん…多分…合っているとは思う…
天空の城ラピュタをなぜ未視聴なのか
あれ毎年やってる…?やってるか、Twitterはそのせいで落ちてるんでしょ?子供の寝かしつけだとか、ゲームやってたりだとか、その他もろもろで、私の趣味のゴールデンタイムは金曜ロードショーの時間帯なんです。
遠足の帰りのバスで一度流れた気がする!…あ、それはナウシカだったかもしれない…。ナウシカも、なんかあのダンゴムシみたいなやつ…多分オームっていうんだと思うけど、あれがドドドドドドって進軍してるところがいきなり映ったので、あれは途中だったのか一番最初だったのか…
でも!ラピュタは「来週は金曜ロードショー!」てかんじで数秒だけ本編が流れますから、知ってますよ。それなりに。
天空の城ラピュタの(想像上の)ストーリー
うだつの上がらない少年、パズー。(…というふうに描かれているが、しかし14歳くらいなので、うだつもなにもないのだ。むしろ若いのに働き者でえらいのだ)
パズーは、女親分率いる空賊団で下働きしていた。この時代、賊は空を飛ぶのだ。空賊は、女親分とその息子2人。孤児だったパズーは空賊のきらびやかさに惹かれ、11歳くらいから下働きしているのだった。
夜、仕事を終えたパズーが空を眺めていると、なにやらきらきら光るものを発見。「お宝かもしれねえ!」空賊なのでお宝には目がないのだ。
急いでお宝の地点に駆け寄ると、それは落ちていた光り物でなく、なんと首に光る石を身に着けた女の子だったのだ。「ワーッ!女の子が空から落ちてきた!!」
お姫様抱っこで受け止めるパズー。完全に地に落ちると、首飾りからは光が消え、ただの石になっていた。
「ん…誰…?」
「俺、パズー!あんたは?」
「あたし…あたし、シータ」
「どこからきたの?」
「…わからない。わからないわ…」
シータはパズーと同じくらいの年の頃だった。空から落ちてきた以外、なにもわからない。どうやら記憶喪失のようだ。
次の日、親分に話をつけにいく。
「親分!この子昨日…(いけねえ、空から落ちてきただなんて、言ったらダメな気がする…)昨日、出会ってさ!記憶喪失らしくて、知ってる人を探してるんだ。連れてってくれねえかな」
「フン!拾ってやったクソガキが、また妙なもん拾ってくるのかい!」
親分、ひどい言いようである。
「まあ、拾っちまったもんはしょうがない。あたいら空賊ってのは、お宝を拾って集めて暮らすのが商売ってもんだからね。あんたも、自分の食い扶持のぶんくらいは働くんだよ!」
口は悪いがいい親分である。そんなかんじで空賊に一人追加になった。
空賊達がこの街にいる理由は、多分補給的なあれで、またどこかへ繰り出す予定。いろいろな荷物を買い込んで船に積み込み、出発!
息子2人は、きれいな身なりのシータに夢中。「シ、シータさん…」「シータさんはいいんだよ!俺たちが荷物、積みますから!」「おいパズー、おまえやっとけ」相変わらずパズーの扱いはひどいのである。
この時点で、シータは自分を知ってる人がいないか探したい、パズーは立派な空賊になるという夢がありつつも、シータに一目惚れしたので彼女の希望を叶えてあげたい、息子二人はシータちゃんがかわいいから手助けしてやりたい(でもパズーにはバーカバーカ言う)、ドーラ(唐突に思い出した。女親分の名前はドーラだ。若い頃はすごく美人だった。いまは65歳くらい)は穀潰しが二人も増えちまって、と思うものの、内心ではシータとパズーを応援してやっているし、自分たち親子の空賊で飼い殺しにしているのはすまない、パズーが16くらいになったら一人前だし、手放してやろうと思っている。
で、5人はお宝探しの旅を続ける。
実は、空賊の中ではちょっとした噂がある。空には昔大繁栄した朽ちた城、「天空の城ラピュタ」があり、そこには3代遊んで暮らせるほどの金銀財宝が眠っているのだ。多くの空賊たちは、その噂を眉に唾をつけながらも追い求めているのであった。ドーラ一家もそのうちのひとつ。
旅を続けていると、突然向こうから大砲の音が聞こえる。帝国…的なところが…あって…多分…それで、帝国にどこかの国が空から大砲を撃っている。空にいた空賊たちも、そのどこかの国にその場で雇われたり日和見参加で、戦いに参加している。
「40秒で支度しな!!」
ドーラの声に、デレデレしていた息子二人もへい親分っ!とキリッとし、バタバタ準備をする。
「さあて、アタシらもお宝をせしめてやろうじゃないかい」
「かあちゃん、どっちの味方するんだい」
「ど〜っちだって構やしないよ!戦争に負けたほうから奪っていくのさ!かすめとるのがあたいら空賊の仕事だろうがいっ!」
シータ、火の海になりつつある帝国を見てつぶやく。
「戦争……」
どこかで…どこかで見たことがある…戦争なんて、ダメ。してはダメ…!
しばらく戦い、夜にはあらかた騒ぎが収まった。帝国はしんと静まり返っている。ドーラたちは帝国ちかくの村?に船をとめた。ここで一晩あかし、明日帝国に乗り込もうという寸法だ(自分で書いててなんだが夜のうちに宝探せばいいんじゃないの?暗いからダメなのかね)
ドーラ一家が寝静まるのを確かめて、シータがパズーの部屋を訪れる。
「シータ!」
「しーッ!…パズー、お願い。私をラピュタまで連れて行って…」
「どうしたんだい、シータ。ラピュタなんてありゃあ、空賊のおとぎ話さ…」
「ううん、ラピュタはある。」
そう言ったシータの胸元が光りだす。首から下げて、服の内側に入れていたあの石が光り出した。
「これは、飛行石。これがあれば小さな船を動力なしで飛ばすことができる。この石がさす光の方向…そこにラピュタはある」
「シータ…シータ、君は一体…」
ううん、とシータは首を横に振る。なにも言わないで。シータのそんな決意の表情を見て、パズーは覚悟を決める。
親分たちには黙って、飛空艇から予備のちいさな飛空艇を引っ張り出す。シータを乗せると、飛空艇はぼんやり光りながら空に浮かびだした…。
♪あのち〜へい〜せ〜ん〜 か〜が〜やく〜の〜は〜
♪ナイフ〜ランプかば〜んに〜 つ〜め〜こ〜ん〜で〜〜
音楽。夜景の中を飛ぶ飛空艇。はいここで操舵装置の下に紙袋入のパン。親分…!そして場面が変わって親分のカットイン。(いつかこうなるって、思ってたけど…。それにしちゃ幾分早かったね)少しさみしい親分の背中。親分…。ちょっと泣きそう。
シータたちの飛空艇は、空に浮かぶ島に到着。浮島で、滝からは水が流れている。水が島の下に流れ落ちている様子はない。あたりにはいくつかの岩島が浮かんでいる。
「どうなってるんだ…」
「ここは、ラピュタへの入り口。…この島は、全て飛行石を動力とした、人工の島なのよ。何百年も前、私たちはこのラピュタを作った。この飛行石の力は強大なの。だけど戦争があって…。巨神兵がたくさん作られたわ。そして、人々は争って、そして死んだ。私はラピュタの王族の末裔なの。最後の王なのよ」
「そんな!シータ。まさか」
首を振るシータ。「来て」と案内する。滝の影に小さな洞窟がある。岩のドアで塞がれているが。
「ナンチャラ・カンチャラ・ナムー!」
シータの声で、岩が動き出す!まさか…。シータは本当に王族だったんだ。洞窟をどんどん進む二人。そこへ怪しい人影が…。
洞窟の中にはおばあが一人いた。
「おばあ!」
「シータさま!よくぞご無事で…!」
「心配をかけたわね。私は…やらなきゃいけないことがある」
「シータさま…ご決断なされたのですね」
シータはパズーに言う。この醜い争いが二度と起こらないように、ラピュタを滅ぼさなければいけない。神殿に行って、滅びの呪文を言うのを手伝ってくれるか。パズーは頷く。
「そこまでだ!!!」
洞窟に響く声。なんと身なりのいい男がシータをはがいじめにし、銃をつきつけた!こいつがムスカ!実はムスカはラピュタ王族の傍系の末裔で、ずっと帝国との戦争に加担していたのだ。(だから羽振りがよく身なりがいい)
「俺はムスカ。前からラピュタがあることを知っていた。だけど、俺の言葉ではドアが開かない…直系の王族のちからが必要なんだ!」
「やめて!はなして!」
連れられていくシータ。追いかけるも逃げられるパズー。
「シ〜〜〜タ〜〜〜〜!!!!!」
「パズ〜〜〜〜!!!!!」
おばあは、ムスカも神殿に向かうはずだと言う。神殿にはラピュタ王族が守っていた宝があるからだ。おばあに場所を聞いて走り出すパズー。脚の悪いおばあはその場で座り込み、洞窟の中の焚き火を見つめ、シータさま…とぽつり呟く。
神殿は岩山のかなり高いところにあった。(え〜)ビュウビュウふきすさぶ風の中、シータに銃を突きつけながら二人は岩山を登る。ときおり足元の小石が落ちていくが、地上より更に高い浮島の上の石だ。落ちて地面についた音など聞こえない。足がすくみ、座り込むシータ。早く行けっ!尻を蹴りつけるムスカ。
そこへパズー登場!なんやらうまいことやって、多分空賊にいたからそれなりに強くて、ムスカの顔を殴って二人で逃走。鼻血の出るムスカ、ピストルで撃つがうまく当たらず、クソッ!と言いながらも追いかける。
神殿についた二人。なんやら表彰台みたいな岩がある。
「ここが神殿?」
「多分」
そう、実際シータもおばあからの言い伝えで聞いていただけで、ここに来たのははじめてなのだ。王族はラピュタの民がいなくなってからもほそぼそと続いていたが、決して暮らしは楽でなく、平民かそれ以下の貧しい暮らしをしていたのだ。
岩のくぼみに飛行石をはめ込む。光り出す飛行石。ここなんだわ…。シータ、つぶやく。
「待てッ!!」
ムスカが銃を片手に追いかけてくる。すかさずシータ、パズーの手を握りしめて言う。
「よ、よせっ!!」
「バルス!!!!!!」
途端にガラガラと崩れていく神殿。神殿の下から何かが光る。
「ああ、目、目がーッ!!!」
ムスカ、サングラスも役に立たぬほどの光を浴び、誤って転落死してしまう。
ガラガラと崩れていく岩。岩の中の秘密基地的なところに保管されていた巨神兵も、ボロボロと地上に向かって落ちていく。パズーはシータの手を握ったまま、横顔を見つめる。
「本当によかったの?」
「戦争をなくすには、これしかない。ラピュタは滅びなくてはいけなかったのよ…」
「お宝、っていうのは?」
「飛行石。だけど、争いの種になってしまう…。飛行石は、存在してはいけなかった。私たちは、あれを手にしてはいけなかったのよ」
おばあカットイン。シータさま…やり遂げましたね…。ガラガラと落ちる岩で、もうおばあの姿は見えない。
全てが滅び、壊れ、朽ちて、地上にただの砂となって落ち、なにもなくなった。シータとパズーは神殿にはめこんだ飛行石の力で、ふわふわと地上に降りることができた。
もう、シータの飛行石は光らない。最後の王を地上に送ることができたのだから。もう、役目は終わったのだから。
〜完〜
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