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だんちゃん
札幌・すすきのにある刺身居酒屋だんちゃん(札幌市中央区)が2024年3月30日をもって閉店するみたいです。
【閉店のお知らせ】
— さくらと夢 (@kumi224422) March 4, 2024
いつもご愛顧いただき、
ありがとうございます。
刺身居酒屋だんちゃんは、
令和6年3月29日で
閉店することとなりました。
ススキノでの44年間
心より感謝申し上げます。
お店に足を運んでくださった皆様、本当にありがとう
ございました🌸#ノーマスク憩いの場 #名物ほっけフライ pic.twitter.com/lzVKNwEJCw
※自身のX(旧Twitter)では最終営業日が3月29日になっているが、3月30日の誤りです。
北海道最大の歓楽街と言われるすすきので44年間続いているアットホームな居酒屋で地元の常連客に評判がよく繁盛していました。しかし、2020年から始まったコロナ禍で客足が途絶えるなど深刻な被害を受けただけでなく、精神的に追い詰められました。
そんな中、たまたま女将がTwitter(現X)上で投稿された新型コロナ陰謀論を見つけたのをきっかけに居酒屋の夫婦は反コロナ・反マスクに染まりました。そこで、感染対策を放棄するとともにノーマスクの客しか店に入れない方針にしたところ、新型コロナによる行動制限や自粛要請に不満を持っている人たちの間でノーマスクOKの居酒屋として知れ渡り、全国各地から客が来るようになり再び繁盛するようになったとみられます。
道庁・市役所ノーマスクテロ→ノーマスクオフ会→道庁・市役所職員発症→テロ・オフ会参加者発熱→オフ会会場女将発熱
— のん (@nontak05270526) July 10, 2021
オフ会会場で女将が発熱した「居酒屋だんちゃん」は、本日満席だった模様。今のところ女将のツイートなし。
ちなみに一連の感染はデルタ株だった模様。#居酒屋だんちゃん #発熱 pic.twitter.com/5qKXTtF26s
とはいえ、これらは客に対して感染リスクを増大しかねない行為であり、2021年6月に反ワクチン・反マスク団体が北海道庁や札幌市役所に押しかけた際にこの居酒屋でオフ会が開かれ参加した反ワクチン・反マスク団体の人だけでなく、女将までもが発熱する事態に陥りました。それでも、この当時は多くの飲食店が自治体からの時短要請で苦戦している一方で反ワクや反マスク派の客で連日満席になるほど大繁盛していました。
まあ「以前の客の95%はいなくなった、コロナ脳ばかりで良かった」と抜かす最低な店やから客の事なんて金を運んでくる機械くらいにしか思ってないやろ。
— 💰㍋㌧コイン🌉(MMPNMP) (@KDMCYcpefGyBUq7) September 7, 2022
これ飲食業に携わる人間のセリフじゃないよね。 pic.twitter.com/A9BU4zhsWn
その一方で路線変更に対して快く思っていなかったかつての常連客は離れてしまったどころか公衆衛生に対する意識を持っている人たちもこの居酒屋に行くのを敬遠するようになったとみられます。それでも、女将はそんなことはお構いなしに彼らをコロナ脳と揶揄したりと昔からのお客さんを大切にしていない印象でした。
こんな事ばっかやってるから居酒屋に客が来なくて昼間マックでバイトしなくちゃいけなくなるんだよ。 https://t.co/roVv3KREC9
— わすな(旧牛丼) (@yoshinoyeahhhhh) July 20, 2023
しかし、この状態は長く続かず、2023年に新型コロナが5類扱いとなりマスク着用が自由になってからは一変し、2023年10月末ごろになんとこの居酒屋に来る客がいない日が連続するほど閑古鳥が鳴き、昼間別のところでバイトしなければならないぐらい経営不振に陥りました。というのも、この頃になると病院などの一部の施設を除いてマスクを着用しなくてもお咎めなしで入れたりと2020年以降この居酒屋の売りであった「ノーマスク憩いの場」も意味をなさなくなったとみられます。
聖地巡礼 pic.twitter.com/6hWoWUx8Oe
— まど子 🎀🎀 (@NHO_watanabe) October 28, 2023
それなのに店の入り口には「マスク着用での入店はかたくお断り申し上げます」と掲示するなどあくまで入店の際にはノーマスクを強制する姿勢を貫いていました。確かにマスクを着用するかしないかは個人の自由だし、お店のルールで強制するのはよろしくないと思うが、感染防止の観点からこれまでマスク着用を求めていただけに過ぎなかったと思います。とはいえ、感染対策を放棄しているうえに『楽食』のポスターをはじめとした反ワクチン・反マスクを主張する張り紙を店のあちらこちらに貼っていることから店子たちからこの居酒屋に対して苦情があったとみられます。
いろんな問題が重なっての結論だったんやな。
— ドテチン🐱激辛コメンテーター (@gakuhari1) March 7, 2024
外国人を呼び込んでインバウン丼でガッポリ儲ければ良かったのに。 pic.twitter.com/B3WNbJph6E
結局のところ、複数の要因が重なって閉店を決断したとみられます。ただ、本人は閉店の理由を客の減少に加えて、価格高騰や高齢などを挙げているが、自分は既存客を切り捨ててまでノーマスクの方針へ舵を切り、それにこだわったが故の結果だと思います。確かに感染対策が求められた当時はこういった飲食店は反マスクや陰謀論者の間で重宝されていたが、今となってはどこの飲食店でもマスク着用は自由となっています。
今日は初めて居酒屋だんちゃんへ✨
— れいれい@辟易 (@Reirei__ioO) March 18, 2022
お通しが美味しすぎて箸が止まらない!
ホタテがとても新鮮で感動。
名物のホッケフライも衣がサックサクで絶品…!!全部が最高でした😋
お話が楽しすぎて遅くまでお邪魔してしまいました🙏💦
また食べに行きたいな~ pic.twitter.com/H5YRtb8R3W
刺身居酒屋だんちゃん名物のホッケフライ
— ポケモン他趣味アカ (@xpokesenx) June 28, 2021
1本釣り天然ものじゃなくて養殖サイトからの仕入れであることが確定しました
画像1、2枚目は「さくらと夢」様が全世界に発信していらっしゃいます★
画像3枚目は仕入れサイトです
店主Twitter@kumi224422#詐欺#嘘つき#ホッケフライ#ノーマスク pic.twitter.com/icv6aADGmm
そうなると味で勝負するしかないわけだが、この店の名物である一本釣り天然ものホッケフライも実は養殖サイトから仕入れであったりとメニューに偽りがあるだけでなく、刺身などの魚介類が売りなのにザンギやクリームシチューなどといった魚介類と関係のないメニューがあったりと大衆食堂っぽい感じが否めないと思います。
とはいえ、アットホームな場所だったということもあり、夫婦が親身になって話してくれるといった理由でこの居酒屋の常連客になった人もいたりと結局のところ、人柄がこの居酒屋の売りだったと思います。したがって、この居酒屋は「食事とおしゃべりを楽しむところ」というコンセプトを持っており、このことは「黙食」と相容れないものだったと推測されます。
そのため、「食事とおしゃべりを楽しむところ」にいち早く戻そうとこれまでの常連客を犠牲にしてまで新型コロナ否認主義に沿った方針に転換したといえます。とはいえ、常連客を大切にしなかったことが閉店に至った最大の要因だったといえます。