パパ活嫌いの「ode」評価・レビュー 〜ドラゴ○ボール〜
お久しぶりです。にゃんぽこんです。
諸事情で更新できていなかったのですが、飲食店レビュー7件目は2022/12に訪れた広尾のフレンチ「ode」について記憶を頼りに書いて行きます。
すしや宣、ひらまつなどでお馴染みの広尾。11月が誕生日ということもあり、日頃のお食事会メンバーがご馳走してくれました。
こなれた足取りで広尾を闊歩し、レトロモダンな外装、大人の秘密基地のようなお店を発見。
カウンター席に案内されて、お食事開始。
一品目はドラ○ンボール。某世界的大人気漫画のアイテムをモチーフにしたであろうフィンガーフード。金の器とドライアイスの演出で店内が沸く。
見た目からは全く味が想像できないが、口に入れてみるとオマール海老の味がする。オマール海老のチョコレートコーティングの中にエビのエキスがたっぷり入っていて、演出の楽しさだけではなく料理も一流であることを初手でわからせてきた。
二品目はビーツ。バターと赤ワインを煮詰めたソースを使っていて、少し前のSIOをきっかけとしたビーツに対する苦手意識が吹き飛んだ。
この、どこまでが食べれてどこまで食べれないのかがわからない風貌。間違えて小石まで食べちゃいそうだ。
三品目はグレー2022。odeのスペシャリテで、普段はイワシを使っているけど、なんか今回は秋刀魚で作ってみたとかなんとか。
意味がわからない。ドラゴンボール->岩->岩と個性的な料理が続く。料理とはかくも面白いものなのか。
灰色のパリパリしたものはメレンゲで、中にはアボカドのタルタルやさんまのキモがございます。この上の灰色が非常にパリパリしていて、フォークで突いても心地よく、食感も最高。パリパリを破壊するのがめちゃ楽しい。
前回のジャンジョルジュもそうだったが、この手のワクワクがたまらなく好きだ。
四品目はきのこのリゾット。リゾット、アサリ、シラス、様々な食感のキノコを使ったリゾット。
驚きの津波にさらされて心地よく疲労した体が優しく温かいリゾットで癒される。キノコもアサリもキクラゲも美味しい。
五品目はお魚料理。山口の鰆を炙って低温でじっくりと火入れしたものをカブのスライスで包み、魚の出汁のエスプーマと銀杏のペーストで合わせる。
魚料理は普通に美味しい。前半戦は驚きの連続だったが、後半は正統派な勝負を挑んでくる。
六品目は福井県の豚ロースト。こちらも正統派料理。ソースには豆板醤を使っていて、辛味も旨味もしっかりと感じさせてくれる。
前半のような驚きはないものの、やはりシンプルに美味しい料理。変化球投手かと思いきやストレートでも勝負できるのがode。
最後にデザートはかぼちゃのアイス。とても美味しかった。
広尾「ode」レビュー/感想まとめ
広尾「ode」。
前半戦のドラゴンボールから始まるびっくり料理も後半戦の正統派な料理も、いずれもハイクオリティな料理で、楽しく美味しい時間でした。
特に印象に残ったのはやはりスペシャリテのグレー2022で、これまでの人生で食したことのない灰色の料理というだけでも印象的なのに、面白さと美味しさを両立できていて、サクサクパリパリの食感が最高。
フレンチに馴染みのない友人を連れて行ってフレンチの楽しさ、美味しさに触れてもらいたい時はぜひodeさんをまた予約しようと思う。
ごちそうさまでした。
(記憶と写真を頼りに執筆しており、少し曖昧なところがあって申し訳ないです。)