フォックスフェイスは秋の顔
お花屋さんの店頭にフォックスフェイスを見つけました。狐の頭のような黄色い実のなる植物で、秋の花材として使われます。
私が中学時代、華道部の花材でフォックスフェイスを使えた時は、可愛い見た目が嬉しかったのを、覚えています。茎の方が水気を含み過ぎて、使えなくなった時も、実のほうはしゃんとしていました。何に使う訳でもなく、実だけ机の上に載せたりしていました。
このフォックスフェイス、ブラジル原産でナス科の植物なんです!!ナス科って、ナスはもちろんのこと、トマトもじゃがいも、ピーマン、唐辛子、ほうずきも、クコも含まれるのです。すごいわ、ナス科。人類の食生活に多大に貢献してるじゃありませんか。
ナスは英語で、エッグプラント(卵の植物)というのですが、この紫からよく卵なんて連想するなあ、イースターエッグで彩色するから、紫でも卵のイメージなのかしら、と思っていました。 実は真っ白なナスがあり、それからエッグプラントという名前がついたというのを、植物愛好家の姉から教わりました。
ナス科の実は、肉とも油とも相性がいいから、若い人の好む料理に色々使われています。ナスのラザニアも、ひき肉のはさみ揚げも美味しいけれど、ちょっとカロリー高めだから、夜は控えたい年ごろ(?)の私。なすの先端に十字の切り込みを入れ、コチュジャン、醤油、ニンニクなどで味付けしたひき肉をいれ、蒸しあげたものを、はふはふしながら食べます。それなりにボリュームはあるし、美味しいので、お勧めです。
さて、前日のフォックスフェイス、「たいていは、観賞用に用いられる」とのこと。これ、ひょっとしたら食べられますか? 実がしっかりしているから、ズッキーニのような感じかしら。 花屋さんで売られているものは、長く持たせるために、保存料か何かに漬けているかもしれないから、ちょっと試す勇気がありません。