新年のはじめに思うこと
初詣は自粛して、自宅でいつものお正月。蒲鉾を食べながら、子供がため息をつきました。「来年は、まるう田代ないんだね。」そう、小田原の蒲鉾屋さんのまるう田代は倒産してしまったのです。数年前は築地の佃権が廃業してしまったし、我が家好みを探さないと…。
子供は、友人とLINEでやりとりした後、友人のお気に入りの餅屋さんも無くなったという話をしてくれました。正月を祝う所でない人達が、沢山でているのですね。
観光客が激減して、売り上げが落ちたのか、多角経営をしていて、そちらのダメージが大きかったのか。コロナ不況の影響は、あちこち出ていますね。そこで働いていた人達や家族は、これからどうするのでしょうか。今、新たな求人を出している職場って、宅配便か惣菜のデリバリー位しか思いつきません。
新たな雇用を生み出すためには、経済が回らなくてはなりません。先行きの不安から、ほとんどの家庭は支出削減の守りの体制に入っているのではないでしょうか。期間・地区限定の商品券を配布している自治体もあります。私の住んでいる鎌倉市でも、3月まで有効のものが配布されました。こういうものが呼び水になればいい、と切実に思います。
昨年のリモートワークの時でさえ、リモートにできない業種はあったのです。各自が予防対策をして、仕事に励んでいたのです。保育、医療、介護など人と接する仕事は、リモートではできません。
今保育の現場では、皆で歌を歌うことはないのだそうです。小さい子はマスクの着用もきちんとはできないし、歌を歌って飛沫が飛ぶのはさけられないからです。いつも校内に歌があった学校からも、歌声が消えました。
先行きの見えない年明けですが、「明けない夜はない」と言います。希望を持って、良いように進むよう努力してゆきたいです。
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