台湾カステラ・・?
最近、ネットや雑誌で台湾カステラが流行していますね。
作ってみようかな、と材料を見るとほぼマーライコーではありませんか。蒸して作るというのも、同じです。
うちの子供は、中華街のバイキングの店でアルバイトをしていたことがあるのですが、「『マーライコーです』って言って出しても、「台湾カステラだ」って言われるんだよね」と言っていました。
大手パンメーカーが販売しているマーライコーには、レーズンがのっていましたが(今も販売しているのでしょうか?)、中華街のにはトッピングはないそうです。
マーライコーの進化系らしく(ピカチュウがライチュウになったようなものかな)、卵の量が多いです。卵白を別立てして加えるところは、まるでシフォンケーキ。蒸しシフォンという方が、正しいネーミングのような氣がしてきました。
早速作ってみると、しっかりと卵の風味。(らでいっしゅぼーやの平飼い卵です。)ごま油は太白ごま油にしたので、香りも味も目立ちません。ますます蒸しシフォンですね。
冷めてから、生クリームを挟んで食べたほうが、私は好みでした。シフォンケーキのように、パクパクとはいかないのは、じっと存在感を隠していたごま油のためでしょうか。だんだん胃が重たくなってきます。
パイナップルケーキといい、台湾カステラといい、台湾の方はお菓子を創意工夫で発展させるのが上手です。考え方が柔軟なのでしょうか。
中華風のラードを利かせた焼き菓子よりも、口当たりがいいので、今の人の嗜好に合っていると思います。
私の母のような、心底からのカステラ好きには、少しものたりないかもしれませんが。