見出し画像

日本のあの銘菓

日本料理は、そんなにスパイスを使うものではないけれど、生の薬味というのは頻繁に使いますね。葱、生姜、大葉、ゆず、七味、山椒等。

元々スパイスは、南国のものを北の国が乾燥させて使っていたものだから、タイ料理やベトナム料理では、生のハーブを使用しますね。日本も、それなりに南に位置しているから(?)、生のハーブやスパイスを使っているのでしょうね。

一つ、明らかにドライのスパイスを使っている伝統銘菓がありますよ。思いつきますか? ヒントは京都!

そう、八つ橋なんです。あのシナモン、昔の言い方だと(今も言いますか?)ニッキですね。一説だと、元禄時代から作られ始めたお菓子ですから、シナモンは中国からの輸入品です。

シナモンは紀元前2000年には、エジプトに持ち込まれ、ローマ帝国時代には380gくらいで労働者の10カ月分の価格だったそうです。元禄時代の日本には、どのくらいの値段で入ってきたのでしょうか?いずれにしろ、高級品だったのですね。

もともとは八つ橋検校という琴の名手の名をつけた、琴の形のものだったのですが、今は生の八つ橋もありますね。こちらは昭和になってからのもののようです。シナモンをきかせた求肥に包まれたあんこをぱくり。季節ごとに桜、栗、などの限定味がでるのが楽しく、ついぱくり。子供と二人で30分で食べつくします。(-_-;) もとは、高級品だったものを、こんなに短時間で・・・。

少し罪悪感を持ちながら、世界が平和で、輸入も輸出も停滞しない世の中であることを願います。




いいなと思ったら応援しよう!